djUnitでテストする際に、一部のメソッドは特に実行する必要はないけどそのメソッドの処理はスルーさせたいケースがたまに発生します。こういう場合にはdjUnitのaddReturnValue機能を活用する事でそのメソッドの処理を無効化する事が出来ます。
通常addReturnValueはメソッドの戻り値を好みの値に変更する際に使用しますが、戻り値なし(void)のメソッドの時には通常使用しません。それでも戻り値なしのメソッドをaddReturnValueで指定するとそのメソッドが実行されずメソッドの処理を無効化する事が出来ます。
ただし、この方法は戻り値なし(void)のメソッドにしか活用出来ませんのでご注意下さい。
Javaソース
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/** * <p>[概 要] メソッド無効化サンプル確認用</p> * <p>[詳 細] </p> * <p>[備 考] </p> * @param String 文字列 */ public static void sample1(String str){ System.out.println(str); } |
djUnitサンプル
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@Test public void testSample1() { // 準備:メソッドの無効化 addReturnValue(UtilSample1.class, "sample1"); // 実行 UtilSample1.sample1("sample1メソッドが実行されました"); } |