PCゲームプラットフォームの Steam は、
2026年1月をもって32ビット版クライアントのサポートを終了します。

この記事では、
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何が・いつ・どの環境で使えなくなるのか
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影響を受けるユーザーの具体例
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今すぐやるべき現実的な対策
を分かりやすく整理します。
Steam公式サポートページ
🔗https://help.steampowered.com/en/faqs/view/49A1-B944-48B8-FF00?utm_source=chatgpt.com
1. Steamの32ビット版サポート終了とは?
Steamはこれまで、32ビットOS環境向けのクライアントを提供してきました。
しかし2026年1月以降は、以下が発生します。
❌ 終了するもの
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Steam 32ビット版クライアント
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32ビットOS向けの更新・セキュリティ修正
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将来的なログイン・ストア利用の保証
⭕ 継続されるもの
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64ビット版Steamクライアント
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64ビットOS(Windows / Linux)環境での利用
⚠️ 重要
32ビットOS上ではSteam自体が使えなくなる可能性が高い、という点が最大のポイントです。
2. 影響を受けるのはどんな人?
影響を受ける可能性が高いケース
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Windows 7 / 8 の 32ビット版を使用している
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10年以上前の古いPCを継続利用している
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CPUが64ビット非対応(かなり稀だが存在)
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業務PCのお下がり・検証用PCでSteamを使っている
影響を受けないケース
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Windows 10 / 11 64ビット版
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macOS(近年はすべて64bit)
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Linux 64bit環境
3. サポート終了後に起きること
32ビット環境を使い続けた場合、以下のような問題が想定されます。
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Steamクライアントが起動しなくなる
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ログインできない/ストアが開けない
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ゲームのダウンロード・更新不可
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セキュリティリスクの増大
特に怖いのは
「昨日まで動いていたのに、ある日突然使えなくなる」
というパターンです。
4. 今すぐやるべき対策【最重要】
✅ 対策①:自分のPCが32ビットか確認する
Windowsの場合:
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設定
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システム
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詳細情報
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「システムの種類」を確認
表示例:
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❌
32 ビット オペレーティング システム -
⭕
64 ビット オペレーティング システム
✅ 対策②:64ビットOSへ移行する
CPUが64ビット対応なら、最優先で行うべき対策です。
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Windows 10 / 11(64bit)をクリーンインストール
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Steamを64bit版で再インストール
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ゲームデータは再ダウンロード可能(クラウド対応が多い)
※ 32bit → 64bitは上書き不可なので注意。
✅ 対策③:PCの買い替えを検討する
以下に該当する場合、移行より買い替えが現実的です。
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CPUが64bit非対応
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メモリ4GB以下
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HDDのみで動作が遅い
近年は、
Steam用サブPC=ミニPCや中古64bit PC
という選択肢も増えています。
5. なぜSteamは32ビットを切り捨てるのか?
理由は明確です。
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32ビット環境の利用者が極端に少ない
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最新ゲーム・セキュリティ機能が実装できない
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開発・保守コストが高い
これはSteamに限らず、
Windows / ブラウザ / 各種アプリで共通の流れです。
6. よくある質問(FAQ)
Q. ゲーム自体は32ビットでも動く?
👉 Steamクライアントが使えないため、起動できません。
Q. オフラインで遊び続けることは?
👉 将来的に起動不可になる可能性が高いです。
Q. 2026年1月まで放置しても大丈夫?
👉 直前は混乱・情報不足になりがちなので、今のうちの対応がおすすめです。
「まだ先」ではなく「今が移行時」
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Steamの32ビット版は 2026年1月にサポート終了
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32ビットOS利用者は 確実に影響を受ける
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対策は 64ビット環境への移行 or PC買い替え
💡 まだ使えている今が、最も安全に移行できるタイミングです。
なお、32ビット版Windowsを使用している場合は、64ビット環境への移行が必須になります。
具体的な移行手順や注意点については、
👉 Windows11の32ビット版から64ビット版へ移行する方法
で詳しく解説しています。
