正直に言うと、私はCopilot+ PCをかなり期待して購入しました。
「AI専用チップ搭載」「ローカルAI処理」「これからの標準」と聞けば、IT系ブロガーとしては試さずにいられません。しかし実際に使い始めて数日、ある瞬間から冷静になりました。
確かに速い。確かに新しい。ですが、「自分の使い方」に当てはめたときに、過剰だと感じる場面がいくつもあったのです。
この記事では、Copilot+ PCを実際に使ってみて「これ、いらなかったかも」と感じた瞬間についてまとめてます。購入を検討している方の判断材料になれば幸いです。
Copilot+ PCで「いらんわ」と感じた瞬間10選

1. 普通の作業しかしないとき
Web閲覧、ブログ執筆、メール、Office作業だけであれば、従来のCore i5やRyzen 5クラスでも十分快適です。
Copilot+ PCのAI処理性能(NPU 40TOPS以上)は、これらの用途ではほとんど体感できません。
「将来性」に投資した気分になりますが、日常用途だけなら明らかにオーバースペックです。
2. Copilotをほとんど使わないと気づいたとき
Windows 11には「Copilot」機能がありますが、実際に使うかどうかは別問題です。
既にChatGPT Plusなどでサブスク課金してる方だと「Copilot」の利用機会がほとんどないかもしれません。。
- 文章はChatGPTやGeminiをブラウザで使う
- 画像生成はChatGPT(画像生成機能)やMidjourney、Adobe Fireflyなどの専用サービスを使う
- コード補助はVS Code拡張を使う
こうなると、OS統合型Copilotを開く機会がほとんどありません。
3. Recall機能を使わないとき
Copilot+ PCの目玉機能のひとつが「Recall」です。
過去の画面履歴を検索できるという機能ですが、以下のような理由で使わなくなりました。
- セキュリティやプライバシーが気になる
- そもそも履歴管理は自分で整理している
- ブラウザ履歴で足りる
結局オフにしたまま、存在を忘れています。
4. バッテリー持ちが期待ほど変わらなかったとき
ARM版Copilot+ PCは省電力が売りですが、実際の体感は使い方次第です。
- 常時Wi-Fi接続
- ブラウザタブ多数
- 動画再生
このような使い方では、劇的な差は感じにくいです。
従来のモバイルノートとの差が「誤差」に感じる瞬間があります。
5. 互換性問題に遭遇したとき
ARM版Windowsでは、一部のx64アプリがエミュレーション動作になります。
多くは問題ありませんが、
- 古い業務ソフト
- 特殊なドライバー
- 一部のVPNクライアント
などで想定外の挙動が出ると、一気に不安になります。
6. 周辺機器のドライバー対応を確認するとき
特に業務用途では重要です。
- プリンター
- スキャナー
- USBデバイス
- セキュリティトークン
公式サイトに「ARM対応」の記載がないと、導入前から調査が必要になります。
ここで「面倒だな」と感じました。
7. 価格を冷静に見たとき
Copilot+ PCは基本的にハイエンド価格帯です。
同価格帯で考えると、
- ゲーミングノート
- 高性能クリエイター向けノート
- MacBook Air / Pro
などが選択肢になります。
「AI特化」にどれだけ価値を感じるかで評価は大きく変わります。
Copilot+ PCと従来のWindows 11 PCの違いをより具体的に知りたい方は、
Windows 11 PCとCopilot+ PCの性能・価格・AI機能の違いを比較した以下の記事もあわせてご覧ください。
どのユーザー層にどちらが向いているのかを整理しています。

8. ローカルAIを実際に使わないとき
Copilot+ PCはローカルAI処理が強みですが、実際に以下をやらないと恩恵は薄いです。
- ローカル画像生成
- ローカルLLM実行
- AI動画処理
クラウドAIが主流の現状では、ローカル処理の出番は思ったより少ないです。
9. ゲーム用途では微妙と気づいたとき
Snapdragon搭載モデルはGPU性能が統合型としては優秀ですが、ゲーミングPCには及びません。
- AAAタイトルは厳しい
- eスポーツ系は設定調整必須
「これ1台で何でも」は難しいです。
10. 2年後の性能を想像したとき
AI性能は進化が非常に速い分野です。
「今の最先端」が2年後には標準になる可能性があります。
そう考えると、初期世代を高額で買う意味を考えてしまいました。
それでもCopilot+ PCが向いている人
以下のような方には向いています。
| 向いている人 | 理由 |
|---|---|
| AI開発を試したい人 | NPUを活用できる |
| バッテリー重視の人 | ARM設計で省電力 |
| 最新技術を触りたい人 | 先行体験できる |
| 法人導入検証目的 | 将来標準を見据えた評価 |
用途が明確であれば、価値は十分あります。
よくある質問(Q & A)
- Copilot+ PCは買わないほうがいいですか?
-
用途次第です。AI活用を積極的に行うなら価値がありますが、一般用途だけなら従来ノートでも十分です。
- ARM版Windowsは不安定ですか?
-
大半のアプリは問題なく動作します。ただし業務ソフトや特殊ドライバーは事前確認が必要です。
- 将来性を考えると今買うべきですか?
-
技術の進化が速いため、様子を見るのも合理的な選択です。今すぐAI活用が必要でなければ急ぐ必要はありません。
まとめ
Copilot+ PCは間違いなく革新的なカテゴリです。しかし「全員に必要なPC」ではありません。
私の場合、ブログ執筆や通常業務が中心であり、ローカルAI処理を日常的に使うわけではありませんでした。その結果、「これは必要だったのか?」と冷静に考える瞬間が何度もありました。
最新技術に価値を感じるなら買いです。
ただし、用途が明確でないなら一度立ち止まって考えることをおすすめします。
勢いで買うと、「これいらんわ」と思う瞬間がきっと訪れます。


