Web制作の勉強をしようと思った場合に必ず手に取るのがCSSに関しての書籍です。
そのほとんどは初歩的なもので運用フェーズのことについても書かれておりませんし、技術的にはかなり前時代的なものを紹介していることが多かったりします。
ですが今回たまたま書店で手に取った「CSS設計の教科書」は違いました。
そもそもがCSSがしっかりとわかる現場でそれなりに経験を積んだフロントエンドコーダーを対象にしている時点で他の数多あるCSS書籍とは一線を引きます。
CSSにもオブジェクト指向の概念を取り入れようというOOCSSや話題になっているSMACSS、他にもBEMといった命名規則についても紹介しています。
現場の人間が知りたいことが盛りだくさんなのです。
具体的なコードを例示して紹介しているのはもちろんのこと、著者のスキルレベルも高いのですーっと入ってくる説明になっています。
久しぶりにWeb制作関係で良書を見つけたように思います。
更に掘り下げた第二弾も読みたくなってくる書籍のひとつですね。
著者:谷 拓樹
発売日:2014/07/24