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インターネット接続が突然できなくなり、「DNSが応答しません」というメッセージが表示されたことはありませんか?
このエラーは一見難しそうに見えますが、原因は設定ミスや一時的な通信トラブルなど、比較的シンプルな場合が多いです。
この記事では、「DNSが応答しません」エラーの原因と解決方法をわかりやすく解説します。

Windowsで「DNSが応答しません」が発生


🧩DNSとは?

DNS(Domain Name System)は、URL(例:https://google.com)をIPアドレス(例:142.250.196.14)に変換する仕組みです。
つまり、DNSが正常に動作しないと、ブラウザが目的のサーバーを見つけられず、インターネットにアクセスできなくなります。


🚨主な原因

1. ネットワーク機器や通信環境の一時的な不具合

ルーターやモデムが長時間稼働していると、DNSの応答が遅延することがあります。

2. DNSサーバー側の障害

契約しているプロバイダ(ISP)のDNSサーバーが一時的にダウンしている場合もあります。

3. DNS設定の誤り

手動で設定したDNSアドレスが間違っていたり、古いキャッシュが残っていると通信できません。

4. セキュリティソフトやVPNの影響

一部のセキュリティ製品やVPNが通信をフィルタリングして、DNS応答をブロックすることがあります。

5. ネットワークドライバの不具合

Windows Updateやドライバ更新後に、ネットワークアダプタが正常に動作しなくなるケースもあります。


🧰対処法

✅ 1. ネットワーク機器を再起動

  • ルーター・モデムの電源を切り、1分ほど待ってから再起動します。

  • PC側も再起動し、接続が復旧するか確認します。

✅ 2. DNSキャッシュをクリア

コマンドプロンプトを管理者権限で開き、以下を入力:

これで古いDNS情報がリセットされます。

✅ 3. Google Public DNSを設定

  1. コントロールパネル → 「ネットワークと共有センター」

  2. 使用中の接続を選択 → 「プロパティ」

  3. 「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択

  4. 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選び、以下を入力:

    • 優先DNSサーバー:8.8.8.8

    • 代替DNSサーバー:8.8.4.4

✅ 4. セキュリティソフト・VPNを一時的に無効化

一時的に停止して通信が回復するかを確認します。
(※終了後は必ず再有効化してください)

✅ 5. ネットワークアダプタを再インストール

  1. デバイスマネージャーを開く

  2. 「ネットワークアダプタ」から使用中のアダプタを右クリック

  3. 「デバイスのアンインストール」→ 再起動で自動再インストールされます。

✅ 6. 「ネットワークのリセット」を実行

  • 設定 → 「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」→「ネットワークのリセット」
    を実行すると、ネットワーク設定が初期状態に戻ります。


🧭補足:一時的な障害かを見極める方法

スマホで同じWi-Fiに接続してWebサイトを開いてみましょう。
スマホでも表示されない場合は、ルーターやプロバイダ側の障害が濃厚です。
一方、PCのみ接続できない場合は、Windows側の設定やドライバが原因です。


🧱まとめ

原因主な対処法
ルーターやモデムの不具合再起動
DNSサーバー障害Google DNSへ切り替え
キャッシュや設定の問題ipconfig /flushdns
セキュリティソフト・VPN一時的に無効化
ドライバ・設定不良ネットワークリセット

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