Webサイトを閲覧していると、URLの先頭に表示される 「http」 や 「https」。
一見すると小さな違いですが、通信の安全性・個人情報の保護・SEO評価 にまで大きく影響します。
本記事では、HTTPとHTTPSの違いを図解イメージを交えながら、
仕組み・暗号化・セキュリティの差を初心者にもわかりやすく解説します。
HTTPとHTTPSの違いを一言でいうと？
まず結論からです。
| 項目 | HTTP | HTTPS |
|---|---|---|
| 通信の暗号化 | ❌ なし | ✅ あり |
| 第三者による盗聴 | 可能 | 困難 |
| データ改ざん | 可能 | 防止できる |
| ブラウザ警告 | 表示される場合あり | 原則なし |
| SEO評価 | 不利 | 有利 |
HTTPSは、HTTPに「暗号化（SSL/TLS）」を追加したものと考えると理解しやすいです。
HTTP通信の仕組み（暗号化なし）
このとき、通信内容はそのまま平文で流れます。
HTTPの問題点
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通信途中で内容を盗み見られる
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ID・パスワードがそのまま流れる
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データを書き換えられても気づけない
公共Wi-Fiなどでは、特にリスクが高くなります。
HTTPS通信の仕組み（暗号化あり）
HTTPS通信の流れ（簡略）
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ブラウザがサーバーの証明書を確認
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正当なサイトであることを検証
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暗号化された通信経路を確立
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安全にデータ送受信
結果として、
第三者が通信内容を見ても意味のない暗号データになります。
暗号化の有無によるセキュリティの差
| リスク | HTTP | HTTPS |
|---|---|---|
| 盗聴 | ❌ 防げない | ✅ 防げる |
| なりすまし | ❌ 可能 | ✅ 困難 |
| 改ざん | ❌ 防止不可 | ✅ 検知可能 |
特に以下の情報は、HTTPでは危険です。
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ログインID・パスワード
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個人情報（名前・メールアドレス）
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クレジットカード情報
ブラウザで表示される警告の違い
HTTPサイトの場合
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「このサイトは安全ではありません」
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アドレスバーに警告表示
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ユーザー離脱の原因になる
HTTPSサイトの場合
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🔒 鍵マーク表示
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安全な通信として認識される
HTTPとHTTPSのSEOへの影響
Googleは HTTPSをランキング要因の一つ として公式に明言しています。
HTTPS化のSEOメリット
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検索順位で不利にならない
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ブラウザ警告による離脱防止
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信頼性向上によるCTR改善
現在、HTTPのまま運用するメリットはほぼありません。
HTTPからHTTPSへ移行すべき理由
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セキュリティ対策は「必須」
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ユーザーの信頼を守る
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SEO評価を下げない
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今後のブラウザ仕様変更にも対応できる
無料SSL（Let’s Encrypt など）も普及しており、
HTTPS化のハードルは非常に低くなっています。
まとめ｜HTTPとHTTPSの違いは「安全性」
最後にポイントを整理します。
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HTTP：暗号化なし、現在は非推奨
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HTTPS：暗号化あり、現在の標準
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セキュリティ・SEO・信頼性すべてでHTTPSが有利
これからWebサイトを運営するなら、
HTTPSは「選択肢」ではなく「前提条件」です。