ICカードリーダーを接続した際に
「ドライバーは使用できません。」
と表示され、マイナンバーカードやe-Tax、マイナポータルが利用できず困っている方は非常に多いです。

本記事では、実際に筆者がこの表示が出た環境で 製品ページから公式ドライバーをインストールすることで解決した事例 をもとに、原因と具体的な対処法を整理して解説します。
推測ではなく、実際に確認・解決できた内容のみを記載しています。
「ドライバーは使用できません。」とはどのような状態か
この表示は、カードリーダー本体が USB機器としては認識されているものの、Windows上で正常に利用できるドライバーとして動作していない 状態を意味します。
よくある誤解として「機器が壊れている」と考えがちですが、実際には以下のような ソフトウェア側の問題 であることがほとんどです。
- Windows標準ドライバーのみが適用されている
- メーカー公式ドライバーが未導入
- 必要なサービスが停止している
- ドライバーの構成が壊れている
原因① Windows標準ドライバーでは対応できないケース
Windowsは多くのUSB機器を自動認識しますが、
ICカードリーダーは標準ドライバーだけでは正常動作しない機種が多数存在します。
特に以下の用途では、メーカー公式ドライバーが必須です。
- マイナンバーカード利用
- e-Tax
- マイナポータル
- 電子申告・電子証明書
この状態では、デバイス一覧にカードリーダー名が表示されていても
「ドライバーは使用できません。」 と表示されます。
対処法① 製品ページから公式ドライバーをインストールする
今回のケースでは、
カードリーダーの製品ページから公式ドライバーをインストールすることで即解決しました。
手順
- 使用しているカードリーダーの 型番を確認
- メーカー公式サイトの製品ページを開く
- OS(Windows 10 / Windows 11)に対応したドライバーをダウンロード
- インストールを実行
- PCを再起動
再起動後、
- 「ドライバーは使用できません。」の表示が消える
- マイナポータル等で正常に認識される
ことを確認できました。
原因② Smart Card(スマートカード)サービスが停止している
ICカードリーダーは、Windowsの Smart Card サービス を利用しています。
このサービスが停止していると、ドライバーが入っていても使用できません。
確認手順
Win + Rservices.mscと入力- Smart Card
- 状態:実行中
- スタートアップの種類:自動
停止している場合は開始してください。
原因③ ドライバー構成の不整合・破損
過去に別ドライバーを入れた、Windows Updateを繰り返した、などの理由で
ドライバー構成が壊れることがあります。
対処手順
- デバイスマネージャーを開く
- スマートカード読み取り装置を展開
- 対象デバイスを右クリック → デバイスのアンインストール
- PCを再起動
- 公式ドライバーを再インストール
原因④ USB接続環境の問題
以下の条件では正常に動作しないことがあります。
- USBハブ経由で接続している
- 電源供給が不安定
- USBポートの相性問題
対処
- PC本体のUSBポートに直接接続
- 別のUSBポートを試す
原因⑤ 利用ソフトが未インストール
カードリーダー単体では利用できず、
以下のソフトが必要なケースもあります。
- マイナポータルAP
- e-Taxソフト
- 電子証明書クライアント
ドライバー導入後も認識しない場合は、利用ソフトの導入状況も確認してください。
よくある質問(Q & A)
- デバイスが表示されているのに使えないのはなぜですか?
-
USB機器としては認識されていても、利用に必要なドライバーが不足しているためです。
- Windows Updateだけでは直りませんか?
-
直らないケースが多いです。メーカー公式ドライバーが必要です。
- 「ドライバーは使用できません。」は故障ですか?
-
ほとんどの場合は故障ではなく、ソフトウェア設定の問題です。
- 再起動は必要ですか?
-
必要です。再起動しないとサービスやドライバーが反映されません。
- 別のPCでも同じ症状が出ます
-
別PCでも同様であれば、初期不良や機器故障の可能性があります。
まとめ
「ドライバーは使用できません。」という表示は、
公式ドライバー未導入が原因であるケースが非常に多い です。
Windows標準機能だけで解決しようとせず、
必ず製品ページから対応ドライバーを導入する ことで、短時間で解決できます。



