Excelファイルを開いたときに
「読み取り専用で開く」状態になって編集できない
というトラブルは非常によくあります。
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編集ボタンが押せない
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保存しようとすると別名保存になる
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毎回「読み取り専用」で開いてしまう
本記事では、原因別に「読み取り専用」を解除する方法を完全網羅します。
「読み取り専用」で開く主な原因一覧
まずは、よくある原因を整理します。
| 原因 | 発生しやすいケース |
|---|---|
| ファイルのプロパティが「読み取り専用」 | USB・メール添付・コピー直後 |
| 他のユーザーが開いている | 共有フォルダ・NAS |
| Excelの保護ビュー | ダウンロードファイル |
| OneDrive / SharePointの同期 | クラウド保存 |
| パスワード保護 | 意図せず設定された場合 |
| アクセス権限不足 | 社内PC・業務端末 |
以下で 原因別の解除方法 を解説します。
方法①:ファイルの「読み取り専用」属性を解除する(最重要)
最も多い原因です。
手順
✅ USB・メール添付・ZIP解凍後は特に要注意
方法②:「編集を有効にする」をクリックする
ファイル上部に黄色いバーが表示される場合。
対処
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上部の 「編集を有効にする」 をクリック
これは セキュリティ(保護ビュー) による制限です。
方法③:保護ビューを解除する(毎回出る場合)
毎回「読み取り専用」で開く場合はこちら。
手順
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Excelを起動
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ファイル → オプション
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セキュリティ センター → 設定
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保護ビュー
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チェックを必要に応じて解除
⚠ 不明なファイルは解除しすぎないよう注意
方法④:他のユーザーが開いていないか確認する
共有フォルダやNASでよく起こります。
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他の人が開いていると 読み取り専用になる
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管理者に確認する
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しばらく待ってから再度開く
方法⑤:OneDrive / SharePoint 同期を確認する
クラウド同期中でも編集不可になることがあります。
確認ポイント
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同期が「一時停止」していないか
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同じファイルを別PCで開いていないか
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Web版で開かれていないか
方法⑥:Excelのパスワード保護を解除する
ファイル自体に制限がかかっている場合。
確認手順
※ パスワード不明の場合は解除不可
方法⑦:別名保存で回避する(応急処置)
すぐ編集したい場合の最終手段。
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別名保存
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ローカル(デスクトップなど)に保存
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保存したファイルを開く
よくある質問(FAQ)
Q. 毎回「読み取り専用」で開くのはなぜ?
→ プロパティ or 保護ビュー が原因のことがほとんどです。
Q. 勝手に読み取り専用になる?
→ メール添付・クラウド同期・共有フォルダが主因です。
まとめ|まずはここを確認
✅ 最優先チェック
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ファイルの プロパティ(読み取り専用)
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上部の 編集を有効にする
ほとんどのケースはこの2点で解決します。


