〜アニメ調・SD調・リアル調を描き分ける実践テクニック〜
Kling AIで画像生成をしていて、
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思っていた絵柄と違う
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雰囲気は近いがタッチがズレる
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アニメ調にしたつもりがリアル寄りになる
と感じたことはありませんか?
その原因の多くは、プロンプトで「画風の設計」ができていないことにあります。
Kling AIは性能が高い分、プロンプト設計の影響が非常に大きいAIです。
この記事では、
Kling AIでイメージ通りに描かせるためのプロンプト設計術を、
特に需要の高い
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アニメ調
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SD調(ファンタジー風・ちびキャラ)
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リアル調
の3パターンに分けて具体例付きで解説します。
Kling AIは「何を描くか」より「どう描かせるか」が重要
Kling AIでは、以下が曖昧だと生成結果がブレます。
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画風(アニメかリアルか)
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デフォルメ度
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質感(線画寄り/写真寄り)
そのため、被写体の説明だけでなく「表現スタイルの指定」まで含めた設計が必要です。
Kling AI向けプロンプトの基本構造(共通)
まずは、どの画風でも使える基本フレームです。
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① 被写体(誰・何) ② 外見の特徴(髪型・服装・年齢など) ③ ポーズ・動作 ④ 構図・カメラ距離 ⑤ 背景・環境 ⑥ 画風・テイスト(最重要) ⑦ クオリティ指定 |
Kling AIでは、
⑥画風指定を明確に書くことが最大のポイントになります。
パターン①:アニメ調プロンプト例(王道・美少女系)
特徴
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日本アニメ風
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線画があり、色は柔らかめ
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二次元イラスト向け
プロンプト例(アニメ調)
ポイント
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anime style / japanese anime illustration を必ず入れる
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写実寄りワード(realistic, photo)は使わない
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「clean lineart」「soft shading」でアニメ感が安定
生成例
パターン②:SD調(ファンタジー風・ちびキャラ)プロンプト例
特徴
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頭身が低い
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かわいい・マスコット向け
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アイコンやブログ素材に使いやすい
プロンプト例(SD調)
ポイント
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chibi style / super deformed が最重要
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「big head」「small body」を入れると安定
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情報量を減らし、シンプルな背景にする
生成例
パターン③:リアル調プロンプト例(写真・実写風)
特徴
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写真のような質感
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人物ポートレート向け
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商用素材・サムネ向き
プロンプト例(リアル調)
ポイント
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realistic / photorealistic を明示
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anime や illustration 系ワードは完全に排除
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「photography」「lens」「depth of field」が効きやすい
生成例
画風別に混ぜてはいけないNG例
| 画風 | NGワード |
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| アニメ調 | photorealistic, photography |
| SD調 | realistic anatomy, detailed skin |
| リアル調 | anime style, lineart |
👉 異なる画風のキーワードを混ぜると破綻の原因になります。
よくある失敗と改善策
失敗①:画風指定が弱い
→ style系キーワードを2〜3個入れる
失敗②:全部盛りプロンプト
→ 1文1要素で整理する
失敗③:毎回違う結果になる
→ プロンプト構造を固定する
まとめ:Kling AIは「画風設計」で完成度が決まる
Kling AIでイメージ通りに描かせるには、
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プロンプトを構造化する
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画風(アニメ/SD/リアル)を明確に分ける
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混ぜてはいけないワードを避ける
これだけで、生成結果の安定度と完成度は大きく向上します。
ぜひ、自分の用途に合った画風プロンプトをテンプレ化して活用してみてください。



