パソコンの動作が遅いと感じたとき、よく出てくるのが
**「SSDとHDDの違い」**という言葉です。
この記事では、
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SSDとHDDの違い
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それぞれのメリット・デメリット
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どんな人がどっちを選ぶべきか
を 初心者向けに、専門用語をできるだけ使わず 解説します。
SSDとHDDとは?
まずは、それぞれが何かを簡単に押さえておきましょう。
SSDとは?
SSD(Solid State Drive)は、データを半導体メモリに保存する記憶装置です。
USBメモリやスマホの保存方式に近く、とにかく高速なのが特徴です。

HDDとは?
HDD(Hard Disk Drive)は、内部で円盤(ディスク)を回転させてデータを読み書きする記憶装置です。
昔から使われており、大容量で安価なのが特徴です。

SSDとHDDの違いを比較
SSDとHDDの主な違いを、表で整理します。
| 項目 | SSD | HDD |
|---|---|---|
| 処理速度 | 非常に速い | 遅い |
| 起動時間 | 数秒 | 数十秒 |
| 動作音 | 無音 | 回転音あり |
| 耐衝撃性 | 強い | 弱い |
| 価格 | 高め | 安い |
| 容量単価 | 高い | 安い |
体感できる一番の違いは「速度」
SSDとHDDの違いで、最も体感しやすいのが速度です。
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電源ONから起動まで
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アプリやソフトの起動
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ファイルのコピー
これらは SSDのほうが圧倒的に速い です。
特にWindows 11では、SSD前提で設計されているため、
HDDだと「重い」「固まる」と感じやすくなります。
SSDのメリット・デメリット
SSDのメリット
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パソコンの起動が速い
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動作音がしない
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衝撃に強い(ノートPC向き)
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消費電力が少ない
SSDのデメリット
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HDDより価格が高い
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大容量モデルは特に高価
HDDのメリット・デメリット
HDDのメリット
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大容量でも安い
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写真・動画保存に向いている
HDDのデメリット
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動作が遅い
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衝撃に弱い
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音や振動が出る
結局どっちを選ぶべき?
用途別におすすめをまとめます。
SSDがおすすめな人
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パソコンを快適に使いたい
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起動や動作の遅さに不満がある
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Windows 11を使っている
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ノートPCを使っている
👉 今から買うなら基本はSSD一択です。
HDDがおすすめな人
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写真や動画を大量保存したい
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できるだけコストを抑えたい
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外付けストレージとして使う
👉 保存専用ならHDDもアリです。
SSD+HDDの併用もおすすめ
デスクトップPCでは、
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OS・アプリ:SSD
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データ保存:HDD
という 併用構成 もよく使われます。
速度と容量、両方をバランスよく確保できます。
まとめ|迷ったらSSDを選べばOK
SSDとHDDの違いをまとめると、
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速度重視・快適さ重視 → SSD
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容量重視・保存用 → HDD
となります。
特に最近のパソコンやWindows 11では、
SSDを選ぶだけで体感が大きく変わるため、迷ったらSSDを選ぶのがおすすめです。
