Microsoft Teams(Microsoft Teams)を利用していると、
「ファイルをダウンロードできない」
「クリックしても反応しない」
「エラーが表示される」
といったトラブルが発生することがあります。
本記事では、Teamsでファイルがダウンロードできない原因と具体的な対処法を、利用シーン別に分かりやすく解説します。

よくある症状
-
ファイルをクリックしてもダウンロードが始まらない
-
「ダウンロードがブロックされました」と表示される
-
ブラウザ版では不可、デスクトップ版では可能(または逆)
-
社内PC・業務アカウントのみ発生する
原因①:ブラウザの設定・拡張機能の影響
ブラウザ版Teamsを使用している場合、以下が原因になることがあります。
チェックポイント
-
ポップアップブロックが有効
-
ダウンロード制限が有効
-
セキュリティ系拡張機能(広告ブロック等)が干渉
対処法
-
ブラウザ設定で ポップアップとダウンロードを許可
-
拡張機能を一時的に無効化
-
シークレットモードで再試行
-
別ブラウザ(Edge / Chrome)で確認
原因②:Teamsアプリのキャッシュ不具合
デスクトップアプリ版Teamsでは、キャッシュ破損により不具合が起きることがあります。
対処法(Windows)
-
Teamsを完全に終了
-
以下フォルダを削除
123%appdata%\Microsoft\Teams<code class="whitespace-pre!"> -
Teamsを再起動し、再ログイン
※ キャッシュ削除後、サインインが必要になります。
原因③:SharePoint / OneDrive 側の権限問題
Teamsのファイルは、SharePoint または OneDrive 上に保存されています。
チェックポイント
-
ファイルの「閲覧のみ」権限になっていないか
-
外部ユーザーでアクセスしていないか
-
ファイル所有者が削除・移動していないか
対処法
-
チャネルの 「ファイル」タブ → SharePointで開く
-
直接SharePoint上からダウンロードを試す
-
ファイル所有者に権限付与を依頼
原因④:組織のセキュリティポリシー制限
企業・組織のTeams環境では、管理者ポリシーでダウンロードが禁止されている場合があります。
よくある制限例
-
個人端末へのダウンロード禁止
-
外部共有ファイルの保存禁止
-
条件付きアクセス(社外ネットワーク制限)
対処法
-
社内ネットワーク(VPN)から再試行
-
管理者・情シス部門へ制限内容を確認
原因⑤:ファイル形式・サイズの問題
以下のケースではダウンロードに失敗することがあります。
-
ファイルサイズが極端に大きい
-
特定拡張子(exe / bat 等)が制限対象
-
アップロード途中で破損している
対処法
-
ZIP圧縮して再アップロード
-
ファイルを分割する
-
OneDrive共有リンクで渡す
どうしてもダウンロードできない場合の回避策
-
「開く」→ ローカル保存を試す
-
SharePoint / OneDrive から直接取得
-
ファイルを再アップロードしてもらう
まとめ
Teamsでファイルがダウンロードできない場合、原因は次のいずれかであることがほとんどです。
-
ブラウザやTeamsアプリの不具合
-
SharePoint / OneDrive の権限設定
-
組織のセキュリティポリシー制限
「どの環境(ブラウザ / アプリ / 社内PC)」で起きているかを切り分けることが解決の近道です。
