「駑馬十駕」 IT系情報を中心に調べた事をコツコツ綴っています。

今まで初級編の資格中心に受験してきましが、その中でもLPICに関しては難易度がかなり高いレベルに感じました。

他のベンダー系の資格は基本的に択一もしくは複数選択方式のみですがLPICはこれらに加えて更に入力式の問題が含まれます。コマンドを正確に覚えていない曖昧な知識のままでは合格は難しいと思われます。

「LPIC Level 1」資格取得情報

項目            詳細               
資格名称LPICレベル1
公式サイトhttp://www.lpi.or.jp/
試験開催企業ピアソンVUE
※URL:「http://www.pearsonvue.com/japan/
試験番号(シリーズ)117-101、117-102
難易度(5段階)★★★
受験料31,500円(税込)
※101,102それぞれ15,750円
問題出題数65~75問
合格ライン500点
試験時間90分
使用教材LINUX教科書 LPICレベル1
まず全体的な出題範囲をこれで抑える必要があるが、これだけでは合格は難しい。他に問題集などを徹底的にやるこむ事は必須。
LPIC Level1問題集LPIC Level1問題集難易度としては本試験と同等レベル。これを繰り返し解いて内容を完璧に理解して解けるようになれば合格は出来るかもしれないが、個人的にはこれだけでは足りない感じがしたので、他にもWeb上の問題で問題慣れした方が良いと感じた。
クラムメディア(有料)
http://www.crammedia.com/
クラムメディアにしてはあまり出題率は良くなかった印象。類似問題は4-5割位だった感じがする。
カプセル道場(無料)ここの「lpic101小テスト問題」、「lpic102小テスト問題」を正解率がコンスタントに90%以上になるまで続ける。(実際の試験と同様の問題も結構出てました)
今日の一題(無料)ここは問題文そのままかというと少し微妙ですが、難易度は近いような気がします。
※8割位は答えられるようにしておく
LPIC予想問題ドットコム(無料)ここは無料問題が各10問なので最後の確認程度に使用
学習期間4ヶ月
受験日101:2011年07月09日
102:2011年07月23日
受験結果101600点 で合格
102620点 で合格
システムアーキテクチャ25%
Linuxのインストールとパッケージ管理63%
GNUとUNIXのコマンド92%
デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準60%
シェル、スクリプト処理、データ管理100%
ユーザインターフェイスとデスクトップ40%
管理作業83%
基本的なシステムサービス60%
ネットワークの基礎57%
セキュリティ77%
受験感想<学習方法について>
この試験に合格するにはまず教科書・問題集を一通り学習したら、「VMware」などでLinuxコマンドを操作出来る環境を準備してコマンドを実際に叩いて頭と体に叩き込む事が重要。
基本的にはコマンドだけではなくそれに紐づくオプションやその意味、記述方法を確実に理解していないと危ないと感じた。

<試験問題について>
・101,102通じて入力式の問題が少なくとも2~3割は出題されてくると思われます。(102の方がやや少なかった印象)とはいっても上記で紹介したWeb問題などで学習していれば、ある程度は回答可能な問題なので、極力より多くの問題を解いて問題慣れする事が重要。問題集とまったく同じ問題というのは期待しない事。

・1~2割位難易度が高い問題が出題されていますが、採点対象外問題が含まれているので、0問正解でも200点にはなる模様。簡単な問題の取りこぼしを無くす事がかなり重要になる。

<101>
・viエディタは実際に操作して基本コマンドはきっちり抑えておく事
 ※aとA,oとOでどう意味が違うかなど
・dpkg,rpm,yumなどはオプションの意味も含めて覚える
・ナイス値の範囲を問う問題
 ※-20と19でどちらが優先順位が高いか?など
・デフォルトパーミッションの値がファイルとディレクトリでどう違うか(その知識が前提であるものとしてumask値を問う問題が出題されていました)

<102>
・ntpdateとhwclockでは用途がどう違うか抑えておく。
・ipr,ipqなどの印刷関連コマンドはオプションも含めて理解しておく事。
・ポート番号と対象となるサービスはきっちり暗記しておく事
 ※私の時はHTTPのポート番号を直接入力させる問題が出てました
・「/etc/hosts」、「/etc/nsswitch.conf」、「/etc/resolv.conf」については表示内容を問う問題が出てたので、それぞれどういう表示内容になるのかも含めて覚えておく事。
・有効期限を変更するコマンドを3つ選ぶ問題も出題されてました。
 ※chage、usermodまでは分かったけど残り一つが不明だった…。

101に比べると102の方がSQLの基本構文を問う問題などもあり、102の方が回答しやすい問題が多かった印象。
結果レポート

LPIC Level 1 101受験結果レポート LPIC Level 1 102 受験結果レポート

認定証

LPIC Level 1 認定証

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