ゆーすけべー氏はさまざまなwebサービスを作成していますが、その中でも特に有名なものとして「ボケて」があげらます。
これは、画像について文章で「ボケる」いわゆる大喜利をweb上で行えるサイトです。
このようなサービスを展開しているゆーすけべー氏が、下準備、企画、設計、開発、運用の5段階について内容を分けて書いています。
下準備では、サービス作るうえでの心構えについて書いており、最初の小題として「ぐだぐだ言ってないでコードを書けよ、ハゲ」というなんとも耳の痛い話から始まります。
私も含めてほとんどの人がそうだと思いますが、実際にコードを書き始めるまでが長い人間はすぐに書き始める人間に比べて上達が遅いと感じてしまいます。
コードは打ってこそ上達するものだからです。そのためにブログの利用や勉強会への参加などを積極的に行うように書いている点も興味深です。
終わりに作者も記述していますが、webサービスをつくる過程はひとつではなく、様々な手法によって作ることが出来るとしています。
本書を読むだけで魅力的人気となるwebサービスがつくれるようになるわけではありませんが、一人の成功者が行った手法を知るのはよい機会であるし自らの糧にもなると思います。
もしwebサービスを作りたいと考えている人にはおすすめの一冊です。
著者:和田祐介
発売日:2012/11/20