現代は顧客の情報や、企業の商品の情報など様々な情報がデーターベースに記録されています。
このデーターベースは、企業活動や社会活動の中で非常に大きな役割を果たしており、それなしでは今の情報化社会を営んでいくにあたり大きな支障をきたすことになります。
それゆえに、そのバックアップを取得し万が一の事態へ備えることは非常に重要なことになります。
データーベースのバックアップ方法は大きくコールドバックアップ(オフラインバックアップ)とオンラインバックアップの二種類に分けられる。
コールドバックアップとは、データーベースを停止(Shutdown)させて取得するバックアップのことであり、オンラインバックアップとはデーターベースを停止させない状態のまま取得するバックアップのことである。
コールドバックアップではデーターベースを停止させるため、その間データーベースへのアクセスが出来なくなるというデメリットはあるが、データーベースを停止させ、その時の状態を取得することで、障害時にはこのバックアップのみ使用し、簡単迅速にリカバリできるというメリットがあります。
これに対してオンラインバックアップではデーターベースを停止させないため、サービスを運用状態でバックアップが取れるが、障害時はバックアップデータに加えてアーカイブログが必要となるなど、リカバリに手間と時間がかかる問題があります。
どちらも一長一短ですが、上手く目的に応じて両方を組み合わせるなど適切な方法を使用していきたいものです。
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PostgreSQLのバージョン番号
PostgreSQLのバージョンは「9.1.14」の様に2つのピリオドに区切られた3つの数字で表記されています。
左から2つは、メジャーバージョンを表し、最後の1つはマイナーバージョンを表しています。
例えば、9.1.14なら、メジャーバージョンが9.1、マイナーバージョンが14となります。
メジャーバージョンアップは1年毎、マイナーバージョンアップは、年に3回~5回程度実施されます。
このバージョンをアップすることを維持管理と呼び、2015年1月27日現在で維持管理の対象となっているのは、9.4.0、9.3.5、9.2.9、9.1.14、9.0.18となります。
左端が8の8.4.22以前のものは、ダウンロードができます(available)が、維持管理の対象外(No longer supported)であり、これ以降はバージョンのアップは行われません。
維持管理対象外のバージョンは、「EOL’d releases」とも呼ばれています。EOLは「End-of-life」の略です。
マイナーバージョンアップは、バイナリ変更だけで対応できますが、メジャーバージョンアップでは、データファイルの移行の必要があるので、メジャーアップデート作業はアップデート計画に沿って、慎重に(シュミュレーション・予行演習など)行うことが大切となります。