電子書籍はどこへ行くのか

ついに日本でもKindle for PCが登場しました。
今まで日本ではAmazonの電子書籍システムKindleの電子書籍はパソコン上では漫画と雑誌しか読めなかったのですが、これからはようやくKindle本を思う存分パソコン上で読めます。

しかし、こうした出来事の裏で電子書籍自体販売の急成長は終わりに向かっている、というニュアンスの調査が続々と登場しています。
TIME誌によれば英国の書店チェーンではKindle端末の売り上げが止まって来ている中、なんと紙の本の売り上げは上昇しているそうです。
そしてアメリカン大学の言語学教授が出版した「Words Onscreen」では、世界中の大学生が電子書籍よりも紙の本を好むという調査結果が載っており話題になっています。

こうしたことから何が分かるかということなのですが、私としてはやはり紙の本と電子書籍は別のものであることを指していると思います。
「本」という形態は長らく紙を基準にしているので中々デジタルに移し変えられるものではありません。
それはデジタルがいけないということではなく、もっと今とは別の形態のデジタルにはデジタルに適した形の提供方法があるのかもしれません。

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