3千円という値段は高そうに思われますが、フルカラーな上に685ページものボリュームがあります。
内容的にも用語の解説から始まって、具体的な管理画面の使い方までが解説されています。
社内システムの管理などを担当するならば、持っていて損な本では無いでしょう。
マイクロソフトのネットワーク技術は「付け足し」による拡張開発の結果、現在の形になっています。
ファイル名の文字数制限など、「過去の遺産」を引きずっている部分があるワケで、歴史的な経緯を把握していないと理解が難しいと思います。
何から何まで徹底した解説をしてくれる資料が何冊かは必用となります。
そのうちの1冊として、本書は非常に優れていると思います。
技術書というのは、分厚い上に文章も判りづらく、とっつきにくいものですが、この本はそういった点は相当に改善されています。
実際の操作画面などの図を多様し、それに番号をつけて解説を行うという念の入れようです。
ベテラン管理者だけでなく、初心者の方にも役にも立つ良書の一つです。
著者:野田 ユウキ、アンカープロ
発売日:2013/07