提出した履歴書の悲しい顛末

ハローワークや求人サイトの求人情報を見て応募する場合、履歴書と職務経歴書を提出することになります。
応募する側は、できるだけ自分を正しく判断してもらえるように、わかりやすく簡素に且つ詳細にと心を砕いて製作していると思います。
それらの書類が、応募先の企業だけでなく、勝手に他のIT企業にも転送され、閲覧され、最悪の場合は無関係な人に晒されているかもしれません。

これは、地方の中小IT業界で体験したのですが、本当にぞんざいに履歴書・経歴書が飛び交っていました。
社員が漏洩しているわけではありません。会社の社長クラスの人々です。
「うちの求人にこんな人が来た。書類送るわ」と、懇意にしている他社の社長や幹部に宛てて、かなり気軽にバラまかれていました。

しかも書類を気軽に複製して、気軽に持ち歩き、最終的に裏紙としてコピー機にセットされているのも日常茶飯事。
コピーをとったら、誰かの履歴書が裏紙で出てくるのですから、最初はこちらもビックリしましたが、次第に慣れて、そっとシュレッダーにかけてあげる日々でした。
個人情報保護なんて、ただのお題目なんですね・・・。

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