PowerShellでリモートサーバーを操作!Enter-PSSessionとInvoke-Commandの使い方

リモートサーバーをPowerShellで操作したいけど、何を使えばいいの?
そんな疑問に答えるのが、Enter-PSSessionInvoke-Command の2つです。

どちらもPowerShellのリモート管理コマンドですが、使いどころが異なります。

コマンド用途動作
Enter-PSSession1台のサーバーに対して対話的に操作SSHのように「接続してその場でコマンド実行」
Invoke-Command複数サーバーに対して一括実行可能コマンドを送って結果を受け取る

この記事では、初心者でも確実に理解できる具体例と、業務で使えるセキュアな設定方法まで解説します。


事前準備:WinRMが有効か確認

PowerShellリモートを使うには、WinRM(Windows Remote Management) が有効である必要があります。

WinRM状態確認

有効化(必要な場合)


1. Enter-PSSession:対話形式でリモート接続

接続コマンド

  • server01 → 接続先ホスト名(IPでも可)

  • Get-Credential → ユーザー名とパスワード入力画面を出す

実行例

切断

用途例

  • 単体サーバーの手動確認作業

  • ログ確認、サービス再起動テストなど


2. Invoke-Command:コマンドをリモート実行

単一サーバーへコマンド実行

複数サーバーへまとめて実行

実行結果を変数で受け取る

用途例

  • 定期メンテ(サービス状態取得、ログ収集)

  • 複数サーバーの一括設定変更


セキュアに使う:認証方法のポイント

資格情報を変数に保持

HTTPS通信を利用する場合

管理セキュリティポリシーが厳しい企業ネットワークではHTTPSリモート設定が推奨される場合もあります。


よくあるエラーと対処

エラー原因対処
WinRM cannot process the requestWinRM無効Enable-PSRemoting -Force
Access is denied権限不足管理者権限or適切なアカウント
Kerberos 認証エラーWorkgroup環境TrustedHosts設定 or HTTPS

TrustedHosts 例:


実務Tips:こんな時に便利

✅ 監視スクリプト
✅ バッチ反映の自動化
✅ 管理サーバーから20台へ一括処理
✅ 休日バッチメンテの効率化

PowerShellリモートは、定型作業の自動化サーバー負荷・ログ確認の省力化に非常に強力です。


まとめ

使い分け特徴
Enter-PSSession1台に接続して手動操作
Invoke-Command複数サーバーに対して一括命令

まずはEnter-PSSessionで慣れ、
次にInvoke-Commandで自動化へ進みましょう。

Teamsで過去の会話を秒速検索!便利な検索演算子まとめ

Microsoft Teamsで「あの会話どこだっけ?」「あのファイルいつ共有した?」という経験はありませんか?
Teamsには、チャット・チーム投稿・ファイル・ユーザー情報を横断検索できる強力な検索機能があり、
検索演算子を使うことで“秒速で目的の情報”にアクセスできます。

本記事では、Teams内検索に必須の便利演算子と、今日から使える活用テクニックをまとめます。


■ Teams検索の基本

Teams画面上部の検索バーにキーワードを入力してEnter。
メッセージ / ファイル / 人 を切り替えて検索できます。

  • メッセージ … 会話内容

  • ファイル … Teams上で共有したファイル

  • … ユーザー

ポイント
検索欄にキーワードを入力した後、左ペインの「フィルター」アイコンを押すと
「送信者」「チャネル」「日付」「@メンションの有無」でさらに絞り込めます。


■ 便利な検索演算子一覧

機能入力例効果
フレーズ検索システム稼働率完全一致フレーズを検索
送信者指定from:田中田中さんの発言だけ表示
宛先指定to:佐藤佐藤さん宛てのメッセージ
チャネル指定in:開発部特定チャネルの投稿
@メンション検索@自分自分宛のメンション
ファイル名検索filename:仕様書ファイル名に含む文字で検索
種類絞り込み(ファイル)type:excelExcelに絞る(word / pptx などOK)
日付絞り込みbefore:2024-10-01
after:2024-09-01指定日以前 / 以後を抽出
未読メッセージis:unread未読の投稿を抽出

📝 複数組み合わせると最強
例:

"障害対応" from:田中 in:運用 after:2024-01-01

■ 実践シナリオで理解する

✅ 直近の障害報告だけ見たい

"障害" in:運用 after:2024-01-01

✅ 自分が依頼したタスクの返信を探したい

to:田中 "確認お願いします"

✅ 資料を探す時間を削減したい

filename:仕様書 type:pdf

■ 検索できない時の原因と対策

原因対策
検索範囲が「メッセージ/ファイル/人」で違う左上タブを切り替える
権限のないチームの投稿は見えないチーム参加権限を確認
ファイルがSharePoint上のみSharePointサイト内検索も併用

■ スマホアプリでも検索OK

Teams mobileでも検索可能。
「フィルター → 日付/送信者」を活用すると同じように高速検索できます。

社外対応のとき、スマホで過去のやり取りを即確認できるのは大きな強みです。


■ まとめ

ポイント内容
検索バー×演算子で情報を秒速検索キーワード from:人 in:チャンネル が便利
フィルター併用でさらに高速化日付・送信者・メンション絞り込みが強力
スマホでも同じ検索ができる出先の確認にも有効

Teamsは使えば使うほど過去情報が増えるツール。
“検索の手数”を増やして、探す時間をなくしましょう!