インターネットカフェはインターネットの弱点を補える

台湾のインターネットカフェで32歳の失業中の男性が、3日間連続でゲームをしていた末にその過労が原因の心臓発作で亡くなったそうです。
どれだけゲームが好きだったんだ、と言いたいところなのですが、その男性は他に行くところがないと話していたそうなので、楽しんでゲームをしていたのかは疑問です。
過程では有りますがこの現実には見切りをつけ、現実世界とは別の世界に旅立ちたかったのかもしれません。

ここで心配なのは「だからゲームは危険なんだ」という意見が出てくることです。
ゲームを異常にプレイして亡くなった、というひとつの事実から短慮な分かりやすい主張に飛びつく人がいるでしょう。
ですが、ちゃんと事実を見れば死因はゲームではなくて不景気、貧困が根底にあるということは分かるでしょう。

こういう事例が多くなってきているのが現実なので政官民挙げて貧困対策に挑むべきだと思います。
そしてインターネットカフェはそういうものを必要とする人が集まって来る場所なので、生活保護の受給方法や貧困者を援助するNPOなどの情報を積極的に伝えるべきです。
インターネットで検索すればいいじゃん!と思われる方はたくさんいるかもしれませんが、その存在やキーワードを知らないとそういう情報が得られないのがインターネットの世界でもあるので、その弱点をインターネットカフェが補えることが出来るのではないでしょうか。

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