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SQL:SELECT文の各句の実行順番について

SQLを理解する上で記載する各句の実行順序を理解している事はとても重要な事です。この辺の知識がおろそかになっていると複雑なSQLを書く場合や作成したSQLのパファーマンスに問題が発生した場合、他人か作成したSQLの修正などの対応に苦慮する事になるからです(はい私の事です)。逆に各句の実行順序を正しく理解していれば複雑なSQLもスラスラ書けるようになっていきます。
では今回は「SELECT文の各句の実行順番について」まとめておきます。

SELECT文で指定可能な句

    SELECT文での指定順序で記載すると以下の様になります。
  • SELECT句
  • FROM句
  • WHERE句
  • GROUP BY句
  • HAVING句
  • ORDER BY句

SELECT文で指定可能な句の実行順序

    上記の句を実際に実行される順序に並び替えると以下の様になります。
  1. FROM句
  2. WHERE句
  3. GROUP BY句
  4. HAVING句
  5. SELECT句
  6. ORDER BY句

TRUNCATEとDELETEの違い

テーブルのデータを削除する方法として「DELETE」コマンドと「TRUNCATE TABLE」コマンドの2つがあります。
両者を使用する場合、どのような用途で使用するべきか違いについてまとめておきます。

DELETE文

  • DELETEはTABLEのレコードを行単位で削除する事も可能。
  • DELETEはデータ削除のみ実施するだけでで「AUTO_INCREMENT」の値は初期化しません。
  • DELETE後にROLLBACK可能

TRUNCATE文

  • TRUNCATEはTABLEをDROP後にCREATEする為、行単位での削除は不可能。
  • TRUNCATEは「AUTO_INCREMENT」が設定されている場合は値が初期化されます。
  • TRUNCATE後にROLLBACKは不可能。
  • DELETEより高速。