oracleの独自関数のCOALESCE(コアレス)関数の用途についてメモしておきます。
COALESCE関数とは
COALESCE関数は引数のリストから最初のNULL以外の値を返却するOracle独自関数となります。
NVL2関数との違いは必ずしも引数へ指定するデータ型を全て合わせる必要はないことです。
ただデータの一貫性を保ちたい場合は極力データ型は合わせた方が望ましいです。
サンプルテーブル
- サンプルテーブル「CLIENT_ADDRESS」
oracleの独自関数のCOALESCE(コアレス)関数の用途についてメモしておきます。
COALESCE関数は引数のリストから最初のNULL以外の値を返却するOracle独自関数となります。
NVL2関数との違いは必ずしも引数へ指定するデータ型を全て合わせる必要はないことです。
ただデータの一貫性を保ちたい場合は極力データ型は合わせた方が望ましいです。
oracleの独自関数としてNVL関数やNVL2関数があります。
知ってると結構便利な関数なので、この2つの関数の違いについて整理しておきます。
NVL関数は第1引数がNULLなら第2引数の値(代替値)を返します。
もし第1引数の結果がNULLでなければ、そのまま第1引数の値を返します。
注意点として第1引数と第2引数へは同じデータ型を指定する必要があります。
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SELECT NVL(END_DATE, sysdate) FROM CLIENT_ADDRESS; |
NVL2関数は第1引数がNULLの場合に、第2引数の値を返却し、第1引数がNULLの場合は第3引数の値を返却します。
注意点として第1引数、第2引数、第3引数に指定する値は全て同じデータ型を指定する必要があります。
性能試験などであるテーブルに大量データの作成が必要になった場合にINSERT文をループで処理できれば便利!という事で、SQLとロジックを組み合わせたストアドプロシージャでのサンプルプログラムとなります。
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DECLARE -- 変数の宣言 counter NUMBER := 1; loop_limit NUMBER := 10; goods_id NUMBER := 1; BEGIN WHILE counter <= loop_limit LOOP -- 実行するSQL INSERT INTO USER1.GOODS (GOODS_ID,NAME,GOODS_CODE,PRICE) VALUES (goods_id,'パソコン',101,5000); -- インクリメント counter := counter + 1; -- カウンタをインクリメント goods_id := goods_id + 1; -- GOODS_IDをインクリメント END LOOP; -- 正常終了すれば自動的にCOMMITされるため明示的なCOMMITは不要。途中で失敗した場合は全件ロールバックされる -- DBクライアントソフトが自動コミットしない場合は明示的なCOMMITが必要 END; |
上記の例では、loop_limitに指定した件数分「GOODS」テーブルへレコードを追加するサンプルコードです。
上記の例では、loop_limit
を10としていますが、必要に応じて任意の数値に変更できます。
DBeaverで上記のストアドプロシージャを実行する場合は「SQLスクリプトを実行する」を選択することで正常に実行されます。
SQLで単語の先頭1文字目のみ小文字から大文字へ変更したい場合は、INITCAP関数を使用することで可能となります。引数に変換したい文字を指定すればOKです。単語の区切りはスペースかアルファベット以外の文字(ハイフン「-」、カンマ「,」、アンダースコア「-」など)を区切り文字として見做して変換されます。
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SELECT INITCAP(g.NAME) FROM GOODS g; |
SQLで指定した日付項目(該当年月)の月末日を取得するには「LAST_DAY」関数を使用します。うるう年でも正確な月の最終日を取得出来ます。
関数\DBMS | MySQL | PostgreSQL | SQL Server | Oracle |
---|---|---|---|---|
LAST_DAY | ○ | ○ | ✕ | ○ |
EOMONTH | ✕ | ✕ | ○ | ✕ |
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SELECT LAST_DAY(b.BIRTHDAY) FROM BIRTHDAY b |
顧客の有効住所などを管理しているテーブルからある特定の日付時点で有効な住所を取得する方法をメモしておきます。
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SELECT ca.* FROM CLIENT_ADDRESS ca WHERE TRUNC(ca.START_DATE) <= '2022-03-31' AND ('2022-03-31' <= TRUNC(ca.END_DATE) OR ca.END_DATE IS NULL); |
SQLでsysdateなどの日付型へ加算、減算してxx日後、xxヶ月後、xx年後を求める方法をメモしておきます。
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SELECT sysdate "本日の日付", sysdate + 30/86400 "本日の日付 + 30秒", sysdate - 30/86400 "本日の日付 - 30秒" FROM dual; |
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SELECT sysdate "本日の日付", sysdate + 5/1440 "本日の日付 + 5分", sysdate - 5/1440 "本日の日付 - 5分" FROM dual; |
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SELECT sysdate "本日の日付", sysdate + 2/24 "本日の日付 + 2時間", sysdate - 2/24 "本日の日付 - 2時間" FROM dual; |
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SELECT sysdate "本日の日付", TO_CHAR(sysdate + 1,'YYYY-MM-DD') "本日の日付 + 1日", TO_CHAR(sysdate - 1,'YYYY-MM-DD') "本日の日付 - 1日" FROM dual; |
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SELECT sysdate "本日の日付", TO_CHAR(ADD_MONTHS(sysdate, 1),'YYYY-MM-DD') "本日の日付 + 1ヶ月", TO_CHAR(ADD_MONTHS(sysdate, -1),'YYYY-MM-DD') "本日の日付 - 1ヶ月" FROM dual; |
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SELECT sysdate "本日の日付", TO_CHAR(ADD_MONTHS(sysdate, 12),'YYYY-MM-DD') "本日の日付 + 1年", TO_CHAR(ADD_MONTHS(sysdate, -12),'YYYY-MM-DD') "本日の日付 - 1年" FROM dual; |
Oracleでのセッションやプロセス数には上限があり、それを超えてしまうとデータベースにアクセス出来ずに予期せぬエラー(ORA-12519)が発生するなどの不具合が発生してしまいます。
Oracleで最大プロセス数や最大セッション数は初期化パラメータを管理しているSPFILEに定義されています。変更前にSPFILEのバックアップを取得しておくのをオススメします。
Oracle DB 18cの場合の例です。
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SELECT NAME, VALUE FROM V$SYSTEM_PARAMETER WHERE NAME IN('processes', 'sessions'); |
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ALTER SYSTEM SET PROCESSES = 1000 SCOPE=SPFILE; |
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SELECT NAME, VALUE FROM V$SYSTEM_PARAMETER WHERE NAME IN('processes', 'sessions'); |
データベースのクライアントソフトのDBeaverには便利な機能がいくつもありますが、その内の機能の一つにテーブルに登録済のレコードをinsert文形式に変換して取得出来る機能があります。
開発などでIT環境などに登録済のデータをlocal環境へデータコピーしたい場合などに使える便利な機能の一つです。SQL形式(insert文)以外にもCSVやHTML、XML形式などにも変換出来るので様々な用途に応用可能となります。