ブログなどの「サイトが重い」「表示に時間がかかる」と感じていませんか?
実は、その原因の1つに 画像の最適化不足 にあります。
どんなに優れたデザインや記事内容でも、ページの読み込みが遅いと離脱率が上がり、SEO評価も下がります。
この記事では、画像の最適化でブログの表示速度を劇的に改善する方法を、初心者でもできる手順で解説します。
🚨 表示速度が遅くなる主な原因
原因 | 内容 |
---|---|
画像サイズが大きい | 高解像度の画像をそのままアップロードしている |
フォーマットが古い | JPEGやPNGを多用し、WebPなどの軽量形式を使っていない |
遅延読み込みが未設定 | ページ内の全画像を一度に読み込んでいる |
キャッシュ未設定 | 同じ画像を毎回サーバーから再取得している |
CDN未使用 | 地理的に離れたユーザーへの配信が遅れている |
これらの要因を1つずつ対策すれば、PageSpeed Insightsのスコアが90点以上も狙えます。
💡 改善策①:画像を最適なサイズに圧縮する(WordPress対応)
ブログの表示速度改善において最も効果的なのが画像圧縮とリサイズです。
特にスマホ撮影画像やAI生成画像は数MBになることもあるため、1枚100KB以下を目指しましょう。
🔧 方法①:外部ツールで手動圧縮
ツール名 | 特徴 | URL |
---|---|---|
TinyPNG | PNG・JPEG対応。画質を保ちながら最大80%圧縮 | https://tinypng.com |
Squoosh(Google製) | WebP変換や画質比較ができる | https://squoosh.app |
ImageOptim(Mac) | 複数画像をドラッグ&ドロップでまとめて圧縮 | https://imageoptim.com |
コツ:
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不要に大きい画像は横幅1200px程度にリサイズ
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JPEGは写真向き、PNGは透過画像向き
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画質80%前後に設定すると肉眼ではほぼ違いなし
⚙️ 方法②:WordPressプラグインで自動圧縮
WordPressで作成されているサイトなら画像のアップロード時に自動圧縮してくれるプラグインを使えば、毎回手動で調整する必要がありません。
更新頻度の高いブログや、複数人で運営しているサイトに最適です。
プラグイン名 | 主な機能 | 無料範囲 | 備考 |
---|---|---|---|
EWWW Image Optimizer | 自動圧縮・WebP変換・既存画像一括最適化 | 無制限(ローカル圧縮) | 高機能で安定 |
Imagify | 3段階圧縮(Normal/Aggressive/Ultra)+WebP対応 | 月25MBまで無料 | 操作が簡単 |
ShortPixel | WebP+AVIF変換対応。画質維持率が高い | 月100枚まで無料 | 自然な仕上がり |
Smush | 一括最適化・遅延読み込み・CDN対応 | 無料で5MB/画像 | 定番&安心 |
🔹 EWWW Image Optimizer の設定例
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プラグインをインストールして有効化
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「設定」→「EWWW Image Optimizer」を開く
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「画像の自動最適化」を有効にする
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「WebP変換」をONに
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「既存画像を一括最適化」でライブラリ全体を処理
💡 ポイント: 初回は時間がかかりますが、次回以降は差分のみ圧縮されます。
💡 改善策②:WebP形式に変換する
WebPはGoogleが開発した次世代画像フォーマットで、JPEGより最大50%軽量化できます。
見た目の劣化もほとんどなく、主要ブラウザはすべて対応済みです。
プラグイン名 | 主な機能 |
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EWWW Image Optimizer | 自動WebP変換+フォールバック機能 |
Imagify | アップロード時に自動変換+圧縮 |
ShortPixel | WebPとAVIFを両方生成 |
導入のメリット:
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軽量化によりLCP(Largest Contentful Paint)が改善
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モバイルでの読み込み体感速度が向上
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SEOスコアにも良い影響
💡 改善策③:遅延読み込み(Lazy Load)を有効化
ページを開いた瞬間に全画像を読み込む必要はありません。
**Lazy Load(レイジーロード)**を有効化すれば、
「ユーザーの画面に表示されたタイミングで読み込む」ようになります。
設定方法
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WordPress 5.5以降:標準で
loading="lazy"
が自動付与 -
プラグイン利用例:
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a3 Lazy Load
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WP Rocket(有料)
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Smush(画像圧縮+遅延読み込み対応)
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💬 Lazy Loadを導入するだけで、初期ロード時間を30〜40%短縮できる場合があります。
💡 改善策④:CDNを活用する
CDN(Content Delivery Network)は、
世界中のサーバーに画像をキャッシュして、
ユーザーの位置に近いサーバーから配信します。
サービス名 | 特徴 |
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Cloudflare | 無料プランでも画像CDNが利用可能 |
Jetpack Boost | WordPress専用CDN(Photon)対応 |
AWS CloudFront | 高速&安定。企業向けに最適 |
💡 改善策⑤:キャッシュプラグインを活用
画像最適化とあわせて、HTMLやCSSもキャッシュ化するとさらに高速化します。
プラグイン名 | 特徴 |
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LiteSpeed Cache | 画像圧縮・WebP・CDN・Lazy Load全部入りで高性能 |
WP Fastest Cache | シンプル操作で安定した効果を発揮 |
W3 Total Cache | 細かなチューニングが可能で上級者向け |
🧠 Tip: LiteSpeedサーバー環境なら、LiteSpeed Cache一択でOKです。
🧪 改善効果の実例
項目 | 最適化前 | 最適化後 | 改善率 |
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トップページ画像10枚 | 約6.2MB | 約1.8MB | 約70%削減 |
PageSpeed Insightsスコア | 63点 | 91点 | +28ポイント改善 |
読み込み速度(3G環境) | 5.8秒 | 2.1秒 | 約3.7秒短縮 |
🧭 まとめ:画像最適化は“SEOとUX”の両方に効く!
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📉 無駄なデータ転送を削減 → 表示速度アップ
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📈 Core Web Vitals改善 → SEO評価向上
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😍 ユーザー離脱率を下げて滞在時間を増加
画像最適化=ブログの信頼性向上です。
一度設定しておけば、自動で軽量化される仕組みが完成します。
今日からあなたのブログも、「速くて軽い」理想のサイトへ変わります!