「ネットワーク」カテゴリーアーカイブ

リモートデスクトップ接続での接続を簡単にするリモートデスクトップファイル「*.rdp」ファイルの作成方法

テレワーク(リモートワーク)などでシンクラ環境を使用する場合などはリモートデスクトップでの接続を経由してアクセスしていると思いますが、毎回リモートデスクトップを起動して接続先を選択して~とかしなくてもリモートデスクトップでの接続情報を保存した「.rdp」ファイルを実行することでリモートデスクトップでの接続が楽になるのでメモしておきます。

リモートデスクトップファイル「.rdp」ファイルの作成方法

  1. リモートデスクトップ接続を起動して左下の「オプション」を選択します。
  2. 接続先のコンピューターやユーザー名を入力後、「名前を付けて保存」を選択します。
  3. 保存するrdpのファイルを指定して「保存」ボタンを選択すればリモートデスクトップファイル「*.rdp」ファイルが作成完了です。
  4. 作成した「*.rdp」ファイルを実行するとリモートデスクトップ接続を起動して接続ボタンを選択した時と同様に動作するので接続作業が楽になります。

 

Cisco AnyConnectのクライアントソフトインストール時「The VPN client agent was unable to create the interprocess communication depot」が発生した場合の対処方法

Cisco AnyConnect(anyconnect secure mobility client)のクライアントソフトをインストール時、下記のように「The VPN client agent was unable to create the interprocess communication depot」というエラーメッセージが表示されて上手くインストールできない場合の対処方法をメモしておきます。

原因

  • Internet Connection Sharing(ICS)というサービスが有効になっている

対処方法

問題となっているICSのサービスは通常、家庭用で複数台のパソコンでインターネットを使う時に必要なサービスみたいなので不要な方はこのサービスを無効とすることで正常にAnyConnectがインストール可能となります。

  1. コントールパネル ⇒ システムとセキュリティを選択
  2. 管理ツールを選択
  3. サービスを選択
  4. Internet Connection Sharing(ICS)を右クリック ⇒ プロパティを選択
  5. スタートアップの種類を「無効」を選択 ⇒ OKボタンを選択
  6. 再度、AnyConnectのクライアントソフトインストールしてみてエラーメッセージが表示されなければ正常にインストールされます。

無線LAN(子機):ELECOM WDC-867SU3SBKのセットアップ手順

久々古いノートPCを引っ張り出して無線LANに対応させる為、以前購入していた「WDC-867SU3SBK」で無線LAN接続して見ました。
基本的な手順は無線LAN用の子機を用意してドライバーをダウンロードすれば無線LANには接続出来ます。もちろん無線LANルーター(親機)があるのが前提です。

環境

WDC-867SU3SBK/WDC-867SU3SWH Windows用ドライバーのダウンロード手順

  1. ELECOMの下記サイトへアクセスして画面下部にあるWindows用のドライバーをダウンロードします。
    ⇒WDC-867SU3SBK/WDC-867SU3SWH Windows用ドライバー
  2. ダウンロードした「WDC-867SU3S_Win_1.0.0.8.zip」を解凍して「ELECOM WDC-867U3S WLAN.exe」をダブルクリックしてインストーラを起動します。
  3. インストールウィザードが起動したら「使用許諾契約の全条項に同意します。」を選択して「次へ」ボタンを選択します。
  4. 「インストール」ボタンを選択するとインストールが開始します。

  5. インストールが完了したら「完了」ボタンを選択します。
  6. 正常にインストールが完了すると画面右下へ以下の様に表示されます。

無線LANへの接続

  1. 無線LAN子機のドライバーインストールが完了したらwindowsのネットワーク接続一覧を確認し、接続したい無線LANのSSIDを選択します。
  2. 後はネットワークセキュリティキーを入力すれば、接続完了です。

備考

    • ELECOMの公式サイトに「セットアップガイド」と「ユーザーズマニュアル」もありますので上記手順で上手く接続されない場合はこれらのマニュアルも参考にして下さい。

⇒11ac 867Mbps USB3.0小型無線LANアダプター(子機) WDC-867SU3SBK 関連リンク

L2スイッチとL3スイッチの違い

L2スイッチとL3スイッチの違いはいったいどういうところにあるのでしょうか?
まずL2スイッチとはOSI参照モデルのレイヤー2に相当するものデータを扱うものとなり、各機器の間の信号の通信単位はフレームという形に構成されます。
イーサネットでこのフレームを使って通信を行うのがL2スイッチであり、各機器の識別の際にはMACアドレスが使用されます。
これに対してL3スイッチでは、さらに上位のレイヤー3に相当するデータを扱うことが出来、各機器の識別にはIPアドレスが使われます。レイヤー2では各機器の識別は同一のハブやスイッチにつながっているものに限られたのが、レイヤー3になるとネットワーク全体へと広がります。
L3スイッチの機能に、VLANと呼ばれる機能があります。これは、一つの物理的なスイッチ上に論理的にいくつかのLANセグメントの設定を持たせるもので、一台の機器で複数のLANセグメントを扱えるというメリットがあります。ただ、この場合はあるVLANから他のVLANへの通信は出来ません。これを可能にするためにはスイッチにルータの機能を持たせ、互いのVLANをリンクさせる必要があります。L3スイッチはこういったLANスイッチの機能とルータの機能を併せ持っています。結果的にL3スイッチはL2スイッチ複数台とルーターの機能を併せ持ったスイッチであるということも出来るでしょう。
こういった高度な機能を持ったL3スイッチは企業の基幹ネットワーク機器として広く採用されています。

WANとLANの違い

WANもLANもネットワークを示しています。それでは両者の違いは何でしょうか?

言葉の意味だけで行くと、WANは「Wide Area Network」の略で広域ネットワークを指し、一方LANは「Local Area Network」の略で狭域ネットワークを指します。
厳密に言うと違う事になりますが、WANは、世界中につながっているネットワークで、LANは職場や家庭だけで使用できるネットワークになります。

なぜ、こういう分け方をしているかというと、一つはアドレスの管理のためです。
ネットワークに接続する機器には、それぞれIPアドレスというナンバーが付与されてあり、各機器間でデータの送受信が出来るようになっています。
この数にも限りがあり、余り沢山の番号は触れません。(現在は、拡張する方法も出ていますが、まだ、あまり浸透していません)
このため、全世界で共用する機器は、グローバルなIPアドレスで管理し、会社や自宅で管理する機器は、ローカル(独自ルール)で使用できるIPアドレスを使用するように分けて運用しています。

また、セキュリティの問題もあります。
会社で秘密にしなければならない情報を持った機器を世界中から見えるネットワークの場所に置くよりもLAN上に置いて簡単にアクセス出来ないようにするために、WANとLANを分けて運用しています。