「バッテリーを長持ちさせたい」「ゲームや動画編集時にパフォーマンスを最大化したい」──そんなときに活用できるのが、Windows 11の「電源モード」や「電源プラン」の切り替え機能です。
この記事では、「設定アプリ」から簡単に切り替える方法と、より細かく調整できる従来型の「電源プラン(コントロールパネル)」の使い方をわかりやすく解説します。
電源モードの種類と違い
Windows 11では、PCの使用目的に応じて以下の設定が用意されています。
モード名(例) | 特徴 | おすすめシーン |
---|---|---|
省電力 | 性能を抑えて電力消費を節約 | 外出時 / バッテリー優先 |
最適なパフォーマンス(バランス) | 性能と省電力のバランスを自動調整 | 日常作業 / Webブラウジング |
高パフォーマンス | 処理能力優先で動作 | ゲーム / 動画編集 / 3Dレンダリング |
※機種やビルドによって名称が異なる場合があります。
方法①:設定アプリから簡単に切り替える(一般ユーザー向け)
Windows 11の標準UIである「設定」から、簡単に電源モードを切り替えることができます。
✅手順
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スタートメニュー →「設定」を開く
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左メニューから「システム」を選択
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「電源」をクリック
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「電源モード」からモードを選択
📌例:以下の画面のように「最適なパフォーマンス」などを選択できます。
方法②:より詳細な調整が可能な「電源プラン」を利用する(中級者向け)
従来のWindowsの設定画面である「コントロールパネル」から、電源プラン(バランス、省電力、高パフォーマンス)を選択できます。
✅手順
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「スタート」ボタン横の検索窓で「電源プラン」または「Powercfg」と入力
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「電源プランの選択」を開く
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「バランス(推奨)」「省電力」から選択
👉「プラン設定の変更」から、スリープ時間やディスプレイのオフ時間の調整も可能です。
シーン別おすすめ設定
シーン | おすすめモード | 理由 |
---|---|---|
ノートPCでバッテリーを節約したい | 省電力 | 電池持ち優先 |
ブラウジング・文書作成中心 | 最適なパフォーマンス(バランス) | 安定性と速度の両立 |
ゲーム・動画編集 | 高パフォーマンス | CPU/GPUが最大性能を発揮 |
自動的に切り替える方法も活用しよう
以下の設定を使えば、用途に応じて自動切り替えも可能です。
機能 | 内容 |
---|---|
ゲームモード | ゲーム起動時に自動でパフォーマンス優先 |
バッテリー節約モード | バッテリー残量低下時に省電力へ切り替え |
メーカー提供ユーティリティ | ASUS、Lenovoなどの専用ソフトでも切替可能 |
まとめ:目的に応じてモードを使い分けよう
✅省電力モード → バッテリー優先
✅最適なパフォーマンス → 普段使い
✅高パフォーマンス → 重い作業向け
Windows 11では「設定アプリ」での簡易切替に加え、「電源プラン」を使って細かくパフォーマンスを調整できます。用途に応じて切り替えれば、より快適なPCライフが実現できます。