HTML5の登場以降、Webデザインの表現力は大きく進化しました。
その中でも<canvas>
タグは、まるで映像作品のような動きをブラウザ上で描くための強力な機能です。
「アニメーション=JavaScriptが必要」と思われがちですが、実はJavaScriptを使わずにCanvasを動かす方法も存在します。
今回は、HTML5の<canvas>
タグだけで実現できる動くWeb装飾について紹介します。
🖋️ <canvas>
タグの基本とは?
<canvas>
タグは、HTML5で導入されたグラフィック描画用の要素です。
通常はJavaScriptを使って図形やアニメーションを描きますが、近年はCSSアニメーションやSVG、さらにはGIF・APNGを組み合わせてCanvasを動かす手法も増えています。
さらに、CSSや画像アニメーションを活用することで、JavaScriptなしでも“動きを感じさせる”デザインを作ることができます。
🌊 JavaScriptなしで実現する波紋・粒子エフェクト
近年注目されているのが、Canvasを静的画像やCSSアニメーションと組み合わせるアプローチです。
✅ 例:波紋エフェクト(CSS連携)
動的スクリプトが不要なので、ローディング画面やメインビジュアルにも最適です。
サンプル
✨ パーティクル風の演出も可能
粒子(パーティクル)をイメージした演出も、背景のCanvasを複数重ねることで再現可能です。
たとえば、透明度の異なる複数のCanvasレイヤーをCSSで重ねると、光がゆらめくような表現になります。
🧩 活用シーン
HTML5 Canvasを使った静的アニメーションは、以下のような場面で効果的です。
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🌐 ローディング画面:シンプルで軽量な波紋アニメーションを表示
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🖼️ メインビジュアル:粒子や光を使った背景エフェクト
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🔲 ボタンホバー時:クリック誘導に動きを加える
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💻 プレゼン用サイト:静かな動きでブランド感を演出
💬 まとめ
JavaScriptを使わなくても、HTML5 Canvasを上手く活用すれば軽量で美しいアニメーション表現が可能です。
CSSやCanvasレイヤーを組み合わせることで、Webサイト全体の印象を大きく向上させることができます。
「動き=JS」ではなく、「表現=HTML5 × CSS × Canvas」
これが、モダンWebデザインの新しいアプローチです。