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Eclipse:スネークケース ⇔ キャメルケース変換方法

Eclipseでコーディングしている際、スネークケースとキャメルケースの切り替えはショートカットキーを利用することで簡単に実施出来ます。ローカル変数などを定義する際に結構便利な機能となります。

Eclipseのバージョンによっては使用出来ない可能性もあるのでご注意下さい。

環境

  • Eclipse:ver 4.7.3

スネークケースとキャメルケースの切り替え方法

  1. 変換したい変数名やメソッド名を選択し「Ctrl + Alt + k」押下でスネークケース⇔キャメルケースの変更を実施
    ※右クリック⇒「変換」⇒「キャメル <-> アンダースコアー」を選択でも変換可能です
  2. スネークケースに変換する場合は「Ctrl + Shift + x」or「Ctrl + Alt + u」で大文字に変更すれば定数名を指定する際に便利です。
    ※右クリック⇒「変換」⇒「大文字に変更」を選択でも変換可能です

Eclipse:同じ処理内容を一つのメソッドへ抽出(統合)する方法

EclipseではJavaなどで一つのクラス内で同じ処理内容が複数存在している場合、一つのメソッドとして抽出(統合)することが出来ます。この機能は同じ処理内容ではなくても選択したソースコードは別のメソッドとして抽出することも可能となります。

サンプルコード

Javaソース:メソッド抽出前

  • 以下の様に3~7行目と9~13行目は同じ内容なのでこちらを一つのメソッドに抽出します。

メソッド抽出手順

  1. 抽出したいソースコードを範囲選択して右クリック後、「リファクタリング」⇒「メソッドの抽出」を選択します。ショートカットキー「Alt + Shift + M」でもOKです。
  2. メソッドの抽出画面でメソッド名を指定して必要に応じて各チェックボックスを選択して「OK」ボタンを選択します。

Javaソース:メソッド抽出後

  • 以下の様に同じ処理内容が一つのメソッドとして抽出(統合)されているのが確認出来ます。

     

Javaのバージョンアップ手順

しばらくJavaのバージョンアップを実施してなかったのでバージョンアップ時の手順をメモしておきます。
今回はJava 1.6.0_45 ⇒1.8.0_331へバージョンアップしてみます。
※2022年5月時点でJavaの最新バージョンは18ですが開発で使用してるのは8なので今回最新版にはしてません。

jdkのダウンロード

  • Oracleの「Javaアーカイブ」ページからダウンロードする事が可能です。
    ダウンロードする場合Oracleアカウントが必要となります。
    ⇒Oracle Java Archiveページ

jdkのインストール手順

  1. インストールする前にまずは現在適用されているJavaのバージョンを確認します。コマンドプロンプトの画面で「javac -version」と入力すれば現在適用されているJavaのバージョンを確認できます。
  2. OracleのアーカイブページでJavaのバージョンを選択します。今回は「Java SE 8(8u211 and later)」を選択します。
  3. 次にjdkのインストーラーを選択します。今回は64ビット版の「jdk-8u331-windows-x64.exe」を選択します。
  4. ダウンロードした「jdk-8u331-windows-x64.exe」を実行してセットアップ画面の「次」ボタンを選択します。
  5. インストール先を変更したい場合は変更ボタンから指定してから「次へ」ボタンを選択します。
  6. インストールが終了するの以下の画面が表示されるので「閉じる」ボタンを選択します。
  7. コントロールパネル ⇒ システム ⇒ システムの詳細設定から環境変更を設定します。
  8. システム環境変数の「JAVA_HOME」を選択しjdkをインストールしたフォルダを指定します。
  9. 次にシステム環境変数の「Path」を選択肢jdkのフォルダが指定されている箇所を変更します。
  10. 環境変数の設定が完了したら再度コマンドプロンプト画面でJavaのバージョンを確認して値が変更されていればバージョンアップ作業完了です。

 

 

djUnitのダウンロードとEclipseでの設定手順

そういえばdjUnitのダウンロード手順をまとめてなかったので今更ながらメモしておきます。

djUnitのダウンロード手順

  1. djUnitのダウンロードサイトへアクセスして最新版(Version0.8.6で更新は止まっています)のリンクをクリックしてダウンロードします。
    ⇒djUnitダウンロードページ

EclipseでdjUnitを使用する為の初期設定手順

  1. ダウンロードしたzipファイルを解凍して「jp.co.dgic.eclipse.jdt.djunit_0.8.6」フォルダをそのままEclipseのpluginフォルダへ移動してEclipseを再起動します。
  2. Eclipseメニューから「ウィンドウ」⇒「ビューの表示」⇒「その他」⇒「djUnit」を選択し、「djUnitカバレッジ・レポート」を選択して「OK」ボタンを選択します。
  3. djUnitを使用するプロジェクトを右クリックして「プロパティー」を選択します。
  4. 左メニューにあるdjUnitを選択して「仮想モック・オブジェクト」タブにある「仮想モック・オブジェクトを使用する」をチェックし「OK」ボタンを選択します。

EclipseからのJBoss起動手順

Eclipse経由でのJBoss起動手順をメモしておきます。

環境

  • Windows7 Home Premium 32bit版
  • Eclipse Pleiades All in One 4.2.2a.v20130303 32bit版
  • Java:jdk1.8.0_73
  • jboss-4.2.3.GA

EclipseでのJBoss設定手順

以下は事前にJBoss 4.2がインストールされている事が前提となります。
⇒JBossのインストール手順

  1. Eclipseメニューから「ウィンドウ」⇒「設定」⇒「サーバー」⇒「ランタイム環境」⇒「追加」⇒「JBoss v4.2を選択」⇒「次へ」ボタンを選択します。
  2. JREには「インストール済みのJRE」で選択されているjdkを選択し、アプリケーション・サーバー・ディレクトリにはJBossをインストールしたディレクトリを指定します。
  3. Eclipseメニューから「ウィンドウ」⇒「ビューの表示」⇒「その他」⇒「サーバー」を選択して「OK」ボタンを選択します。
  4. サーバータグが追加されたらサーバータグ画面で右クリック⇒「新規」⇒「サーバー」を選択します。(「新規サーバー・ウィザード」のリンクを選択でもOKです)
  5. 新規サーバー画面の「サーバー・ランタイム環境」へ上記で追加したJBossを選択し、「次へ」ボタンを選択します。
  6. アドレスやポート番号を指定します。特にこだわないのであればデフォルトのままで「完了」ボタンを選択すればEclipseでの設定は完了です。
  7. サーバーにJBossが追加されたらサーバータブを選択して右上にある「サーバーを始動」ボタンを選択してJBossを起動してみます。
  8. JBossが正常に起動されるとコンソールの最後に「Started in ・・ms」という様に表示されます。

    サーバータブでは以下の様に「始動済み」と表示されています。
  9. ブラウザを起動し「http://localhost:8080」へアクセスして以下の画面が表示されればJBossが正常に起動されています。

Eclipse:getter/setterメソッドの自動生成方法

Eclipseでgetter/setterメソッドを自動生成する方法をメモしておきます。
事前にコードテンプレートでgetter/setter用のjavadocを設定しておくとさらに便利です。

環境

  • Eclipse 4.2
  • Windows7 professional 64bit版

getter/setterメソッドの自動生成手順

  1. getter/setterを設定したいBeanやDTOなどのクラスを作成しフィールドだけ記述してgetter/setterを挿入したい行へカーソルを合わせます。
  2. 挿入位置へカーソルを合わせたら右クリックし、「ソース」⇒「getterおよびsetterの生成」を選択します。
  3. getterおよびsetterの生成画面が表示されたら、生成対象とするフィールドを選択し、「メソッド・コメントの生成」へチェックし「OK」ボタンを選択します。
  4. 上記手順で以下の様にgetter/setterメソッドが自動生成されて挿入されます。事前にコードテンプレートでgetter/setter用のjavadocを設定しておけばお好みのjavadocへ変更する事も可能です。

Eclipse:jarファイルの作成方法

Eclipseでのjarファイルの作成方法についてメモしておきます。
業務では結合試験以降などはサーバーに資材を配置して試験を実施するのが一般的です。その際、javaソースはjarファイルにして配置することになります。

環境

  • Eclipse 4.2
  • Windows7 professional 64bit版

jarファイルの作成手順

  1. プロジェクトを右クリックして「エクスポート」を選択します。
  2. エクスポート画面で「Java」⇒「JARファイル」を選択し、「次へ」ボタンを選択します。
  3. JARファイル化するプロジェクト、エクスポート先を指定し、特に詳細設定にこだわりがなければ「完了」ボタンを選択すればjarファイルが作成されます。
  4. 作成されたjarファイルの拡張子をzipに変更すると「Lhaplus」などのツールで解凍出来ます。「7-Zip」ならjarのままでも解凍可能です。

Eclipse:デフォルトのVM引数を設定する方法

EclipseでJUnitやDjUnitを実行すると「junit java.lang.OutOfMemoryError: Java heap space」とメモリエラーが表示された場合は「デフォルトのVM引数」を設定する事でこの事象を回避する事が出来るのでその設定方法をご紹介します。

環境

  • Eclipse 4.2
  • Windows7 professional 64bit版

対処方法

  1. Eclipseメニューの「ウィンドウ」⇒「設定」を選択します。
  2. 設定画面で「Java」⇒「インストール済みのJRE」⇒使用しているjdkを選択して「編集」ボタンを選択します。
  3. JREの編集画面で「デフォルトのVM引数」へ以下の様に設定します。

Eclipseのバージョンについての豆知識

Eclipseを起動すると「4.2 JUNO」といったようにバージョンの後にコードネームと呼ばれる文字列が表示されています。

Eclipseでは「コードネーム=Eclipseのバージョン」となっているのでコードネームだけでEclipseのバージョンを判断する事が可能となります。

バージョンリリース日     コードネーム      備考
3.22006/06/30Callisto(カリスト)木星の第4衛星。
3.32007/06/29Europa(エウロパ)木星の第2衛星。
3.42008/06/25Ganymede(ガニメデ)木星の第3衛星。
3.52009/06/24Galileo(ガリレオ)ガリレオ衛星の発見者。
3.62010/06/23Helios(ヘーリオス)
ギリシア神話の太陽神。
3.72011/06/22Indigo(インディゴ)藍色。
4.22012/06/27Juno(ユーノー)ローマ神話に出てくる、女性と結婚を守護する女神。
4.32013/06/26Kepler(ケプラー)ドイツの天文学者。
4.42014/06/25(予定)Luna(ルナ)月。