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Oracle:最大プロセス数や最大セッション数を変更する方法

Oracleでのセッションやプロセス数には上限があり、それを超えてしまうとデータベースにアクセス出来ずに予期せぬエラー(ORA-12519)が発生するなどの不具合が発生してしまいます。

Oracleで最大プロセス数や最大セッション数は初期化パラメータを管理しているSPFILEに定義されています。変更前にSPFILEのバックアップを取得しておくのをオススメします。

SPFILEの配置場所

Oracle DB 18cの場合の例です。

  • 配置位置:[ORACLE_HOME]/database/SPFILE[ORACLE_SID].ORA
    (例)C:\ORACLE\WINDOWS.X64_180000_db_home\database\SPFILEORCL.ORA

最大プロセス数、最大セッション数の変更方法

  1. 最初に「V$SYSTEM_PARAMETER」から現在の最大プロセス数と最大セッション数の設定値を確認します。「V$SYSTEM_PARAMETER」はインスタンスに現在有効になっている初期化パラメータ情報を示します。

  2. 次にALETER文でプロセス数の上限を変更します。
  3. SPFILEの変更はOracleを再起動しないと適用されないため、Oracle DBを再起動します。
    詳細は「Oracle Database(Oracleサーバ)の再起動(停止・起動)手順」参照
  4. 再度プロセス数とセッション数を確認すると上限が変更されているのが確認出来ます。セッション数は明示的に変更しなくてもプロセス数の変更に比例して上限が増えます。

SQL:NULLの判定方法

SQLに慣れてない頃だとnullを判定する際は「xx = null」などと書いてしまいがちですが、SQLでNULLを判定するには「xx is null」 or 「xx is not null」と記載します。

使用例

サンプルテーブル

「GOODS」

NULLのデータを抽出する例

クエリー(SQL)

実行結果

NULL以外のデータを抽出する例

クエリー(SQL)

実行結果

SQL:SELECT時にCASE文で条件指定する方法

SQLではSELECT時などにCASE文を入れる事で「IF-THEN-ELSE式」を記載することも出来ます。

使用例

サンプルテーブル

「GOODS」

クエリー(SQL)

  • 以下の例ではCASE文でGOODS_CODEが特定の値と一致した場合、NAME列に文字列を付与してTEST列として出力しています。

出力結果

Oracle:年、月、日、時、分、秒以下を切り捨てて取得する方法

OracleではTRUC関数を使用することで年、月、日、時、分、秒以下を切り捨てて取得することが可能となります。

使用例

サンプルテーブル「BIRTHDAY」

クエリー(SQL)

  • BIRTHDAYテーブルのUPDATE_DATEに対してTRUNC関数を使用した例となります。第2引数へformatを指定することで指定した単位で切り捨てた値を取得することが出来ます。
  • formatの種類 
    format説明
    YYYY年まで取得して月日時分秒を切り捨て
    MM年月まで取得して日時分秒を切り捨て
    DD年月日まで取得して時分秒を切り捨て
    HH年月日時まで取得して分秒を切り捨て
    MI年月日時分まで取得して秒を切り捨て
     

出力結果

 

Oracle:管理者ユーザー「SYS」と「SYSTEM」のデフォルトパスワード

Oracle Databaseをインストールすると自動的に作成される管理者ユーザー「SYS」と「SYSTEM」のデフォルトパスワードについてメモしておきます。

SYSユーザーのデフォルトパスワード:change_on_install

  • sysユーザーでのログイン例です。

SYSTEMユーザーのデフォルトパスワード:manager

  • systemユーザーのログイン例です。

SQL:システム日付と誕生日を元に年齢、誕生日までの月数、日数を表示する方法

SQLでシステム日付、誕生日を使用して年齢、システム日付~誕生日までの月数、日数を取得するSQLをメモしておきます。

以下はOracleでの実行例となっています。

サンプルテーブル

「BIRTHDAY」テーブル

【Oracle】システム日付と誕生日から年齢、誕生日までの月数、日数を表示する例

クエリー(SQL)例

実行結果

SQL:UPDATE と JOIN を使用してレコードを更新する方法

UPDATEで他のテーブルと結合(JOIN)した結果に対してのみ更新を実施したい場合、SQL ServerやMySQL、PostgreSQLではUPDATE文内に直接JOIN句を記載可能ですが、Oracleでは副問合せで結合することでJOINした結果に対して更新することが可能となります。

サンプルテーブル

「GOODS」テーブル

「GOODS_TYPE」テーブル

【Oracle】UPDATE文でJOINを使用して更新する例

クエリー(SQL)例

  • 以下の例ではGOODS_TYPEテーブルに存在するGOODS_CODEと一致するレコードのみGOODSテーブルのPRICE項目を更新しています。

実行結果

  • 以下の様にGOODS_CODEが一致しているレコードのみ更新されていることが確認できます。

 

【SQL Server、MySQL、PostgreSQL】UPDATE文でJOINを使用して更新する例

クエリー(SQL)例

  • SQL Serverなどでは直接UPDATE文内にJOINを指定可能なので以下のような記載でもエラーにはならず更新されます。

     

SQL:合計や平均を算出する方法

SQLで合計を求めるにはSUM関数、平均を求めるにはAVG関数を使用します。

DBMS毎の使用可否

関数\DBMSMySQLPostgreSQLSQL ServerOracle
SUM
AVG
 

サンプルテーブル

「GOODS」テーブル

合計を求める実行例

SUM関数を使用したクエリー(SQL)例

  • 以下の例ではGOODSテーブルのPRICE項目の合計値を求めています。

実行結果

平均を求める例

AVG関数を使用したクエリー(SQL)例

  • 以下の例ではGOODSテーブルのPRICE項目の平均値を求めています。

実行結果

SQL:副問合せの結果をALL句で比較して取得する方法

ALL句を使用することでWHERE句内に指定した副問合せの結果を比較してデータを抽出する事が可能となります。

サンプルテーブル

  • 「GOODS」テーブル
  • 「GOODS_TYPE」テーブル

ALL句を利用したクエリー(SQL)例

  • 以下の例ではまず副問合せでGOODS_CODEテーブルからGOODS_CODEが101と301のデータを取得し、ALL句でGOODSテーブルのGOODS_CODEが101と301以外のデータを取得しています。

実行結果

Oracle:DESCRIBEコマンドでテーブル(表)構造を確認する方法

SQL PlusやSQL Developerに用意されている「DESCRIBE」コマンドを使用することでテーブル構造を確認することが出来ます。

DESCRIBEコマンドはDESCと省略することも出来ます。

SQL PlusでのDESCRIBEコマンド実行例

  • 「DESCRIBE テーブル名」でテーブル構造が確認できます。

SQL PlusでのDESCコマンド実行例

  • DESCでもDESCRIBEと同じ結果を取得できます。