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Microsoft、2013年7月以来の急落:変革の岐路に立たされる IT 巨人

2015年1月27日(現地時間)、米国株式市場は大幅下落に見舞われた。その波に飲み込まれる形で、Microsoftの株価は前日比で約9.3%安。わずか1日で時価総額にして約4兆円が吹き飛ぶという衝撃的なニュースが世界を駆け巡った。

「WindowsとOfficeの会社」として長年IT業界を牽引してきた同社に、いま何が起きているのか──。この急落は単なる決算ショックではなく、パソコン時代からモバイル・クラウド時代への大転換点を象徴する出来事といえる。


株価急落の背景 ― 投資家心理を冷やした3つの要因

Microsoftの2014年10〜12月期決算は、表面上の売上高では前年同期比8%増と悪くなかった。だが市場の評価は冷たかった。その理由は主に以下の3点にある。

要因 内容
1. 為替(ドル高)の影響 海外売上比率が高く、ドル高が利益を圧迫。特に欧州・新興国市場の通貨安が重くのしかかった。
2. PC市場の停滞 Windows 7/8系の需要が伸び悩み、XPサポート終了特需も一巡。出荷台数は前年割れ。
3. モバイルでの存在感不足 AndroidとiOSが世界のスマホ市場を席巻。Windows Phoneはシェア1桁に留まり、開発者・ユーザー双方から支持を得られなかった。

特に3つ目の要因は深刻だった。スマートフォンの普及がパソコン出荷を食い尽くす中、Microsoftはモバイル市場で明確な成功を掴めず、投資家の失望を招いた。


業界トレンドの変化 ― 「ポストPC時代」への対応遅れ

2010年代半ば、IT業界は**“ポストPC時代”**へと突入していた。
AppleはiPhoneで世界の収益構造を変え、GoogleはAndroidでモバイルエコシステムを支配。Amazonはクラウド(AWS)でインフラビジネスを開拓していた。

一方のMicrosoftは、依然としてWindowsとOffice依存の収益構造から抜け出せていなかった。Surfaceシリーズの投入などで新たな挑戦は見せたものの、スマートデバイス市場でのプレゼンスは限定的。
「遅れてきた挑戦者」としての立場に甘んじていた。


Microsoftの強みと課題 ― 巨大な資金力と構造転換のジレンマ

ただし、Microsoftは単なる「衰退企業」ではない。むしろ、企業向けビジネスの強さ圧倒的な資金余力は健在だ。

分野 当時の状況
クラウド(Azure) Amazonに続き市場2位の座を確保。成長率は高く将来性あり。
Office 365 サブスクリプション化を推進。法人向けで高い安定収益を確保。
Bing・Xboxなど 利益は限定的ながら、新規事業の実験場として機能。

課題は、OS中心の利益構造から脱却できるかに尽きる。
いかにクラウドとサービス事業を「次の柱」に育てるか。これがサティア・ナデラCEO(2014年就任)に課せられた最大のテーマだった。


ナデラ体制の方向性 ― 「クラウド・ファースト」への転換

ナデラ氏はCEO就任直後から「Mobile First, Cloud First」を掲げ、戦略転換を加速させた。
それまでのWindows依存型ビジネスから、Azure・Office 365・OneDriveなどのサブスクリプション型収益モデルへの移行を鮮明に打ち出した。

この時期、Microsoftは競合サービスとも積極的に連携し始めた。
たとえば、iOSやAndroid向けにOfficeアプリを提供し、「他社OS上でもMicrosoftのサービスを使わせる」戦略へと舵を切った。
この変化は、かつての閉鎖的な姿勢とは一線を画す動きだった。


今後の展望 ― ショックの先に見える可能性

短期的には株価下落が続く可能性もあるが、長期的な転換期としての意味を見逃すべきではない。
クラウド事業はまだ成長初期にあり、エンタープライズ領域では圧倒的な信頼を維持している。
むしろこの下落を「成長痛」と捉えれば、再成長の種が既に撒かれているとも言える。


結論 ― 4兆円の下落が示すもの

1日で4兆円を失うというインパクトは、表面的には「失望売り」と映る。
だがその裏側では、Microsoftが過去の成功体験を脱ぎ捨て、未来へ再構築する過程にあることを意味している。

かつてパソコンの時代を築いた巨人が、クラウドとサービスの時代にどう生まれ変わるのか。
この2015年初頭の株価急落は、その大きな転換点の“痛み”であったのかもしれない。


🧩まとめ

観点 内容
時期 2015年1月27日:Microsoft株が約9.3%急落
背景要因 為替、PC市場低迷、モバイル市場での苦戦
構造課題 Windows・Office依存からの脱却
成長の芽 クラウド(Azure)、Office 365、法人基盤
象徴的意味 ポストPC時代への痛みを伴う転換点

PostgreSQLの定期メンテナンス

PostgreSQLの大きな特徴として追記型のアーキテクチャであることです。このことによりデータが更新される度に使われないタプル(tuple)が蓄積されていきます。
PostgreSQLに必要な保守作業は、この使用されることのないタブルを解放し利用できる領域にすることが必須となっています。

この作業を行うのがVACUUMコマンドです。

VACUUMを実行するとデータベースのパフォーマンスを向上させることができます。
VACUUMには、VACUUM FULLと標準VACUUMがあります。
VACUUM FULLは、システムへの負荷が大きく作業に長時間を要します。

膨大な量のデータ削除を行った時や利用可能なディスク容量が急迫した等の緊急時以外は、VACUUM FULLは行うべきではありません。
標準VACUUMを定期的に行っていいれば、VACUUM FULLを実行する必要性が発生する頻度を低減させることができます。

また、なんとなくVACUUMを行うのではなく、pgAdminなどを使用してデッドタプル(不要領域)を確認してうえで実行することが重要です。
PostgreSQL8.1以降では、autovacuumが実装されていますのでメンテナンスにかかる負荷も低減されています。

データの一括登録に便利。PostgreSQLのCOPYコマンド

PostgreSQL独自のSQLコマンドとしてCOPYコマンドが実装されています。
これはサーバ上にあるCSVファイルからある表に、一括してデータを流し込むこ操作を行うことの出来るコマンドとなっています。

コマンドは通常のSQLと同様にpsql上から発行できます。
表の全列にデータを流し込む場合には、以下の書式になります。

insert分などと同様に、表の一部の列にだけデータを流し込むことも可能です。
その場合のSQLの記述方法は以下となります。

また、サーバ側にCSVファイルがない場合、psqlの標準入力からCSV形式でデータを入力することも可能です。その場合には以下の書式となります。

PostgreSQLCOPYコマンドはデータ一括登録時時に便利なので覚えておくのも良いかもしれません。

PostgreSQLのバージョン番号

PostgreSQLのバージョンは「9.1.14」の様に2つのピリオドに区切られた3つの数字で表記されています。
左から2つは、メジャーバージョンを表し、最後の1つはマイナーバージョンを表しています。
例えば、9.1.14なら、メジャーバージョンが9.1、マイナーバージョンが14となります。
メジャーバージョンアップは1年毎、マイナーバージョンアップは、年に3回~5回程度実施されます。
このバージョンをアップすることを維持管理と呼び、2015年1月27日現在で維持管理の対象となっているのは、9.4.0、9.3.5、9.2.9、9.1.14、9.0.18となります。
左端が8の8.4.22以前のものは、ダウンロードができます(available)が、維持管理の対象外(No longer supported)であり、これ以降はバージョンのアップは行われません。
維持管理対象外のバージョンは、「EOL’d releases」とも呼ばれています。EOLは「End-of-life」の略です。
マイナーバージョンアップは、バイナリ変更だけで対応できますが、メジャーバージョンアップでは、データファイルの移行の必要があるので、メジャーアップデート作業はアップデート計画に沿って、慎重に(シュミュレーション・予行演習など)行うことが大切となります。

Excel:行ストライプ表示の設定方法

Excelで表を作成していると行ストライプ(行をしましま模様でセル色を設定)表示する方法をご紹介します。

「COUNTIF」関数の使用例

  1. 行ストライプ表示の設定手順
  2. まずストライプ表示したいセル範囲を指定します。
  3. ホームタブの「条件付き書式」を選択します。
  4. 「新しいルール」を選択します。
  5. 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、ルールの内容欄へ「=MOD(ROW(),2)=0」と入力後「書式(F)」ボタンを選択します。
  6. 「塗りつぶし」タブを選択し、ストライプ模様にしたいセル色を選択し「OK」ボタンを選択します。
  7. 「新しい書式ルール」のダイアログに戻るので「OK」ボタンを選択すると選択範囲内でストライプ表示されます。

BPG形式をJPEG形式へ変換する方法

最近拡張子が「.bpg」形式になっている画像ファイルがあったので、見慣れているjpgやpng形式に変換可能なソフトを調べていたら「Honeyview」というソフトがあったので使用方法をまとめておきます。

Honeyviewの機能

  • BMP、JPG、GIF、PNG、PSD、DDS、JXR、WebP、J2K、JP2、TGA、TIFF、PCX、PNM、PPMの各画像形式をサポート
  • DNG、CR2、CRW、NEF、NRW、ORF、RW2、PEF、SR2、RAFの各RAW画像形式をサポート
  • ZIP、RAR、7Z、LZH、TAR、ALZ、EGGの各圧縮ファイルからの直接表示をサポート
  • 複数の画像を一定間隔で表示する‘スライドショー’機能をサポート
  • 任意の画像を保存するための‘画像フォルダー’機能
  • 各種フォーマットに対応したEXIF (Exchangeable image file format)表示
  • 画像に含まれるGPS情報によるGoogleマップでの直接場所表示

Honeyviewのインストール手順

  1. 以下サイトから「Honeyview」のインストーラをダウンロードします。
    Honeyview
  2. ダウンロードした「HONEYVIEW-SETUP.EXE」ファイルをダブルクリックしてインストーラを実行します。
  3. 日本語を選択して「OK」ボタンを選択します。
  4. インストールオプションを選択後、「インストール」ボタンを選択します。

Honeyviewの使用方法

  1. 変換したいBPG画像ファイルで右クリックし、「Honeyviewで変換(2)」を選択します。
  2. 変換後のフォーマットを選択し、「開始」ボタンを選択すれば画像が変換されます。複数画像を変換したい場合は複数画像を選択してから右クリックして「Honeyviewで変換(2)」を選択すれば変換出来ます。

秀丸エディタのダイアログを表示させなくする方法

秀丸エディタを利用していると、一定期間後に「秀丸はシェアウェアです。継続してご利用の場合は必ず作者に送金していただく必要があります。」という案内ダイアログが表示されるようになります。
現在はサクラエディタなど無料で利用できるエディタも多く存在するため、必ずしもシェアウェアの秀丸にこだわる必要はないかもしれません。

本記事では「警告ダイアログを非表示にする方法」をご紹介しますが、あくまで情報提供を目的としたものです。
なお、秀丸はシェアウェアですので、継続的に利用する場合は正規に送金しライセンスを取得して下さい。ご利用は自己責任でお願いいたします。

警告ダイアログを非表示にする手順

  1. ダイアログが表示されたら「私は作者から特別に認めてもらっている」を選択します。
  2. 名前の入力を求められるので、適当な名前を入れます。※ここは適当で構いません
  3. 「本当ですか?」と確認ダイアログが表示されるので、Ctrl + Shift + マウスの右ボタンを押しながらしながら「はい」をクリックします。

ご注意

秀丸エディタはシェアウェアです。継続的にご利用される場合は、必ず正規にライセンスを購入(送金)してご利用ください。
本記事で紹介している内容は、あくまで「技術的な情報」としての提供であり、作者や開発元の意図しない利用を推奨するものではありません。
本記事の方法を実施するかどうかはご自身の判断と責任でお願いいたします。

補足:注意点・リスク

  • 本記事で紹介している手順は「警告ダイアログを非表示にする方法」であり、正式なライセンス手続きによるものではありません。あくまで自己責任での操作となります。

  • 「秀丸エディタ」はシェアウェアとして提供されており、継続利用する場合は作者への送金が必要です。

  • ダイアログを非表示にする操作を行うと、作者や提供元の意図・契約条件を無視する行為に該当する可能性があります。

  • また、将来的なバージョンアップで制御方法が変更されたり、別の制限(機能制限や有効期限など)が追加される可能性もあります。

  • 業務利用や社内環境での使用時は、ライセンス条件やソフトウェア利用規定に抵触しないよう十分に注意してください。

補足:代替案・健全な対応

  • 警告ダイアログを消すのではなく、正式にライセンスを購入・登録するのが最も安心かつ確実です。

  • 無料・オープンソースの代替エディタ(例:Visual Studio CodeNotepad++、**Sublime Text(試用可)**など)の利用も検討できます。

  • 社内利用の場合は、**ソフトウェア資産管理(SAM)**を整備し、ライセンスやバージョン管理を明確にすることでトラブルを防げます。

補足:技術的な観点から

  • 記事中の手順(「私は作者から特別に認めてもらっている」を選び、名前を入力し、Ctrl + Shift + 右クリック + はい)は、内部挙動を変更するものではなく、「警告を出さない設定を選択する」操作にすぎません。

  • ソフト内部に別のチェック機構(利用回数カウントや制限など)がある場合、それらを回避できるわけではありません。

  • 今後のアップデートでこの手順が無効化される可能性もあるため、長期的には正規ライセンス登録が推奨です。

ランダムパスワードを生成してくれる「ランダム文字列作成 CGI’s」

会員登録などでパスワードを決める際、ついつい面倒になって同じようなパスワードを使用しがちになってしまいますが、セキュリティ観点からどのサイトにも同じパスワードを入力するのは良くありません。でもパスワード考えるのも面倒だなあという時に便利になるのが今回紹介するサイト「ランダムパスワード生成CGI」です。このサイトは指定した文字数で「英大文字」、「英小文字」、「数字」、「記号」を選択してランダムパスワードを生成してくれる便利なサイトです。

主な機能

  • 指定した文字数でランダムパスワードを生成
  • 「英大文字」、「英小文字」、「数字」、「記号」を組み込むか選択可能
  • 「記号」で使用される文字は「! / = + : # , @ $ – % . _」

URL

ランダム文字列作成 CGI’s

ドラッグするだけでデジカメ画像のExif情報を削除してくれる「ExifEraser」

デジカメ写真などの画像データには撮影日や撮影時間、カメラのメーカーと機種、カメラの撮影モードや設定、GPSケータイの場合は撮影した場所の情報など「Exif情報」といわれる様々な情報が埋め込まれています。これらの情報からは個人情報が特定できるケースもあり、犯罪に利用される可能性があります。個人情報防衛のためにも、写真をネット上へ公開する場合はデジカメが埋め込んだ「Exif情報」を削除することが重要な防衛手段となります。「ExifEraser」はデジカメ画像をドラッグするだけで「Exif情報」を削除している便利なフリーソフトです。

「ExifEraser」の特徴/機能

  • Operating System:Microsoft Windows XP/2003/Vista/7
  • インストール後に作成されたデスクトップ上のアイコンへ画像データをドラッグするだけでExif情報を削除出来ます。
  • Exif情報を削除したファイルの出力先を指定しておけば、元のファイルを残したまま、Exif情報を削除したファイルを作成できます。
  • フリーソフトなので無料で利用可能です。

ExifEraserのインストール手順

  1. 以下サイトから「ExifEraser」のインストーラをダウンロードします。
    ExifEraser
  2. ダウンロードした「ExifEraserSetup.msi」ファイルをダブルクリックしてインストーラを実行します。
  3. 「次へ」ボタンを選択します。
  4. 「次へ」ボタンを選択します。
  5. 「次へ」ボタンを選択します。
  6. インストール終了後「閉じる」ボタンを選択すれば完了です。

ExifEraserの使い方

  • インストール後にデスクトップへ作成されたアイコンへ画像データをドラッグするだけで「Exif情報」が削除されます。

京都競馬場への行き方

京都駅から京都競馬場への交通手段をメモしておきます。
私鉄(近鉄京都線)を利用すると20分で淀駅に到着します。淀駅の目の前が京都競馬場となります。

電車の場合(乗り換え1回)

  • 京都  ⇒ 近鉄丹波橋(11分:210円)
  • 丹波橋 ⇒ 淀(9分:210円)