EXCELには文字列で指定した値をセル参照できる「INDIRECT」関数があります。
このINDIRECT関数を使用することで別々の列にキーとなるIDが指定されているような場合などでは、
VLOOKUPだけだとキーに指定しずらくなりますがINDIRECTと組み合わせて使用すると便利になったりします。
INDIRECT関数の使用例
以下の表の場合、A列とB列に別々のIDが指定されています。
一旦C列にIDが記載されているセル番地を入力し、D列でC列の値をINDIRECTで参照しています。
ここまでやれば後は商品マスタ(B9:C11)からVLOOKUPで簡単に取得することが出来ます。

- D2セルの書式「=INDIRECT(C2)」
- E2セルの書式「=VLOOKUP(D2,B9:C11,2,FALSE)」
INDIRECT関数の書式
参照形式(任意指定):TRUE(A1形式)、FALSE(R1C1形式)
Excelで”TEST_CHANGE”のようなスネークケースの文字列を”testChange”のようなキャメルケースの文字列へ変換変換する方法です。
スネークケースからアッパーキャメルケースへの変換方法
スネークケースから先頭大文字のアッパーキャメルケースへ変換する場合は「PROPER」関数と「SUBSTITUTE」関数を使用します。
以下の例ではA2セルにある内容をB2セルへアッパーキャメルケースで表示しています。
B2セルへは「=SUBSTITUTE(PROPER(A2),”_”,””)」と入力します。

スネークケースからローワーキャメルケースへの変換方法
スネークケースから先頭小文字のローワーキャメルケースへ変換する場合は「PROPER」、「SUBSTITUTE」、「LEN」、「MID」、「LEFT」、「LOWER」関数を使用します。
以下の例ではA2セルにある内容をB2セルへアッパーキャメルケースで表示しています。
B2セルへは「=SUBSTITUTE(PROPER(A2),”_”,””)」と入力します。
Excelでランダム整数値を生成する方法をご紹介します。
重複しない整数値を生成する場合はRAND関数とRANK関数の組み合わせで、重複する整数値を生成する場合はRANDBETWEEN関数を使用すると簡単にランダム値を生成出来ます。
動作環境
Microsoft Office Professional 2013
重複しない整数値の生成例
- 重複しない整数値を生成する場合、まず「=RAND()」で0以上1未満の実数を生成し、別セルでRANK関数の数値欄へ生成した実数値のセルを指定すれば簡単に重複しない整数値を生成出来ます。
但し、この方法では「=RAND()」は重複する実数を生成する確率が0%ではありませんので、非常に低い確率ですが重複値が生成される可能性はありますのでご注意下さい。
- 下記例では1~10までのランダム整数値をB2~B11セルへ表示させるためにA2~A11セルまで「=RAND()」を指定しB2~B11セルまでRANK関数を指定(B2セルなら「=RANK(A2,$A$2:$A$11)」)しています。
重複する整数値の生成例
- 生成する整数が重複してもよいのであればRANDBETWEEN関数を使用する事で簡単に生成できます。
- 下記例ではC2~C11セルまで1~10までの整数を生成しています。
Excelで文字列置換する場合「SUBSTITUTE」関数か「REPLACE」関数のどちらかを使用します。但し、EXCELのREPLACE関数はJa「この指定文字列をまとめてこの文字列へ置換」というような事は出来ません。EXCELで文字列置換する場合は通常「SUBSTITUTE」関数を使用します。
動作環境
Microsoft Office Professional 2013
「SUBSTITUTE」関数を使用して文字列置換する方法
- 「SUBSTITUTE」関数の書式。
「SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象])」
- 文字列:文字列置換するセルを指定します。
- 検索文字列:置換前文字列を指定します。
- 置換文字列:置換後文字列を指定します
- 置換対象:指定すると全置換ではなく、検索文字列の「置換対象」個目に出現した値のみ置換対象とします。
- 「SUBSTITUTE」関数の使用例
Excelで重複データを削除する方法をご紹介します。
重複データを削除するだけならExcelの標準機能で簡単に削除する事が可能です。
動作環境
Microsoft Office Professional 2013
Excelで重複データを削除する手順
- 重複したい範囲を選択し、メニューの「データ」タブ⇒「重複の削除」を選択します。

- 重複の削除ダイアログが表示されたら対象の列を選択し、「OK」ボタンを選択します。

- 重複データが削除されると以下の様なメッセージが表示されます。

- メッセージが表示されたら重複データが削除され、選択した列のデータが一意になります。

🧩 補足:重複削除の前に確認しておきたいポイント
重複の削除は一度実行すると元に戻せない場合があります。操作前に次の点をチェックしておくと安心です。
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元データをコピーしてバックアップを取る
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どの列(または複数列の組み合わせ)で重複を判断するかを明確にしておく
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空白セルや大文字・小文字の扱いを統一しておく(例:「Apple」と「apple」を同一とみなすか)
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削除前にフィルターや条件付き書式で重複箇所を目視確認しておく
また、Excel 365 以降を利用している場合は、UNIQUE 関数を使って重複を除いたリストを生成する方法も便利です。
たとえば次のように入力すると、列 A から重複なしの一覧を自動で作成できます。
このように、作業前に条件を整理しておくことで、意図しないデータ削除を防ぎ、より安全にデータをクリーンアップできます。
「駑馬十駕」を信念に IT系情報を中心に調べた事をコツコツ綴っています。