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Excel:スネークケースからキャメルケースへの変換方法

Excelで”TEST_CHANGE”のようなスネークケースの文字列を”testChange”のようなキャメルケースの文字列へ変換変換する方法です。

スネークケースからアッパーキャメルケースへの変換方法

 

スネークケースから先頭大文字のアッパーキャメルケースへ変換する場合は「PROPER」関数と「SUBSTITUTE」関数を使用します。

以下の例ではA2セルにある内容をB2セルへアッパーキャメルケースで表示しています。

B2セルへは「=SUBSTITUTE(PROPER(A2),”_”,””)」と入力します。

スネークケースからローワーキャメルケースへの変換方法

スネークケースから先頭小文字のローワーキャメルケースへ変換する場合は「PROPER」、「SUBSTITUTE」、「LEN」、「MID」、「LEFT」、「LOWER」関数を使用します。

以下の例ではA2セルにある内容をB2セルへアッパーキャメルケースで表示しています。

B2セルへは「=SUBSTITUTE(PROPER(A2),”_”,””)」と入力します。

Excel:オブジェクト内の文章に取消線を引く方法

Excelで文章作成中にオブジェクト内の文字列へ取消線を引く方法をご紹介します。

動作環境

    Microsoft Office Professional 2013

オブジェクト内の文章に取消線を引く方法

  1. 今回は下記オレンジ枠内のオブジェクトの文字列へ取消線を引いてみます。
  2. まずオブジェクトを選択し、取消線を引きたい文字列を範囲選択します。
  3. ホームタブのフォント欄の右下にある矢印へカーソルを合わせてフォント設定画面を開きます。
  4. フォント画面で左下にある「取り消し線」か「二重取り消し線」を選択しOKボタンを押下します。
  5. これで下記の様にオブジェクト内の文章へ取消線が引かれます。

 部分選択にも対応

図形やテキストボックス内の特定の文字だけに取り消し線を引くことも可能です。
テキストをドラッグで選択してから、右クリック →[フォント]→[取り消し線]にチェックを入れてください。


ショートカットキーでも設定できる

Excel 2013でも、以下のショートカットキーが有効です。

操作 ショートカット
取り消し線を付ける/外す Ctrl + 5

※ 文字列を選択してから押すことで、簡単にオン/オフが切り替えられます。
図形内テキストでも有効ですが、テキストボックスにフォーカスがある状態でのみ動作します。


印刷時の注意点

取り消し線は、表示倍率やプリンタ設定によっては線が薄くなることがあります。
特に細いフォントやサイズ9pt以下の文字では線が見えづらくなるため、必要に応じて太字と組み合わせるか、色を濃く設定するのがおすすめです。

Excel:読み取り専用から編集モードへ素早く切り替える方法

会社などでExcelファイルを扱っていると以前はご編集等の防止に読み取り専用で開いていて、そのまま編集したくなった時に一度ファイルを閉じて再度ファイルを開き直すという事をしてました。今となってはなんと無駄な事してたなあという感じですが、この「一度ファイルを閉じてファイルを開き直す」作業を1クリックで読み取り専用⇔編集に切り替える方法をご紹介します。

動作環境

    Microsoft Office Professional 2013

1クリックで読み取り専用⇔編集に切り替える方法

  1. まずクイックアクセスツールバーを選択します。
  2. 「その他のコマンド」を選択します。
  3. オプション画面でコマンド選択「リボンにないコマンド」を選択し、「読み取り専用の設定/解除」を選択して「追加」ボタンを選択します。
  4. これでツールバーに「読み取り専用の設定/解除」のアイコンが追加されるのでそれをクリックするだけで「読み取り専用⇔編集モード」を1クリックで切り替える事が出来ます。

Excel:「重複しない/重複する」ランダム整数値を生成する方法

Excelでランダム整数値を生成する方法をご紹介します。
重複しない整数値を生成する場合はRAND関数とRANK関数の組み合わせで、重複する整数値を生成する場合はRANDBETWEEN関数を使用すると簡単にランダム値を生成出来ます。

動作環境

    Microsoft Office Professional 2013

重複しない整数値の生成例

  • 重複しない整数値を生成する場合、まず「=RAND()」で0以上1未満の実数を生成し、別セルでRANK関数の数値欄へ生成した実数値のセルを指定すれば簡単に重複しない整数値を生成出来ます。
    但し、この方法では「=RAND()」は重複する実数を生成する確率が0%ではありませんので、非常に低い確率ですが重複値が生成される可能性はありますのでご注意下さい。
  • 下記例では1~10までのランダム整数値をB2~B11セルへ表示させるためにA2~A11セルまで「=RAND()」を指定しB2~B11セルまでRANK関数を指定(B2セルなら「=RANK(A2,$A$2:$A$11)」)しています。

重複する整数値の生成例

  • 生成する整数が重複してもよいのであればRANDBETWEEN関数を使用する事で簡単に生成できます。
  • 下記例ではC2~C11セルまで1~10までの整数を生成しています。

Excel:文字列置換する方法

Excelで文字列置換する場合「SUBSTITUTE」関数か「REPLACE」関数のどちらかを使用します。但し、EXCELのREPLACE関数はJa「この指定文字列をまとめてこの文字列へ置換」というような事は出来ません。EXCELで文字列置換する場合は通常「SUBSTITUTE」関数を使用します。

動作環境

    Microsoft Office Professional 2013

「SUBSTITUTE」関数を使用して文字列置換する方法

  • 「SUBSTITUTE」関数の書式。
    「SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象])」
    • 文字列:文字列置換するセルを指定します。
    • 検索文字列:置換前文字列を指定します。
    • 置換文字列:置換後文字列を指定します
    • 置換対象:指定すると全置換ではなく、検索文字列の「置換対象」個目に出現した値のみ置換対象とします。
  • 「SUBSTITUTE」関数の使用例

Excel:重複データを削除(除去)する方法

Excelで重複データを削除する方法をご紹介します。
重複データを削除するだけならExcelの標準機能で簡単に削除する事が可能です。

動作環境

    Microsoft Office Professional 2013

Excelで重複データを削除する手順

  1. 重複したい範囲を選択し、メニューの「データ」タブ⇒「重複の削除」を選択します。
  2. 重複の削除ダイアログが表示されたら対象の列を選択し、「OK」ボタンを選択します。
  3. 重複データが削除されると以下の様なメッセージが表示されます。
  4. メッセージが表示されたら重複データが削除され、選択した列のデータが一意になります。

🧩 補足:重複削除の前に確認しておきたいポイント

重複の削除は一度実行すると元に戻せない場合があります。操作前に次の点をチェックしておくと安心です。

  • 元データをコピーしてバックアップを取る

  • どの列(または複数列の組み合わせ)で重複を判断するかを明確にしておく

  • 空白セルや大文字・小文字の扱いを統一しておく(例:「Apple」と「apple」を同一とみなすか)

  • 削除前にフィルターや条件付き書式で重複箇所を目視確認しておく

また、Excel 365 以降を利用している場合は、UNIQUE 関数を使って重複を除いたリストを生成する方法も便利です。
たとえば次のように入力すると、列 A から重複なしの一覧を自動で作成できます。

=UNIQUE(A2:A100)

このように、作業前に条件を整理しておくことで、意図しないデータ削除を防ぎ、より安全にデータをクリーンアップできます。

Excel:大文字⇔小文字の変換方法

Excelで英字の「大文字⇒小文字」、「小文字⇒大文字」へ変換する方法です。

小文字⇒大文字へ変換する方法

    英字の小文字を大文字へ変換する場合は「UPPER」関数を使用します。
    以下の例ではB2セルにある内容をC2セルへ大文字で表示しています。
    C2セルへは「=UPPER(B2)」と入力します。

大文字⇒小文字へ変換する方法

    英字の大文字を小文字へ変換する場合は「LOWER」関数を使用します。
    以下の例ではB3セルにある内容をC3セルへ小文字で表示しています。
    C3セルへは「=LOWER(B3)」と入力します。

CSVファイルの項目をダブルクォーテーションで囲む方法

CSVファイルを扱っていると項目値をダブルクォーテーションで囲まれていないケースもあり、これを項目毎にダブルクォーテーションで囲ませたい時があります。こういう場合に手っ取り早くダブルクォーテーションを付与する方法をご紹介します。基本的にはEXCELとサクラエディタなどのエディタを併用する事で実現出来ます。

使用するソフト

  • Microsoft Excel ※特にバージョンは問いません
  • サクラエディタ ※秀丸など他のエディタでも可

CSVファイルへのダブルクォーテーションの付与手順

  1. Excelで対象のCSVファイルを開きます。ここでは「sample.csv」を開いています。
    「sample.csv」の内容は以下の通りです。
  2. Excelでcsvファイルを開いたらデータの最終行の次行へ以下の数式を入力します。今回は1行空けて見やすくA5セルへ入力しています。
    ⇒「=””””&A1&””””」
  3. A5セルへダブルクォーテーション付で値が表示されましたので次にA5セルの式をA5:C7セルまでコピペします。
    ※項目数、行数によってペーストする範囲は変更して下さい。
  4. ここまで項目単位にはダブルクォーテーションが付与された状態になったのでこの内容をサクラエディタへ貼り付けます。
    ただこのままではカンマ区切りではなくタブ区切りの状態なので今度はこれをカンマ区切りへ変更します。
  5. 「Ctrl + R」で置換ダイアログを表示し、「置換前」の文字へ「\t」、「置換後」の文字へ「,」(カンマ)を入力し、正規表現へチェック後に「全て置換」を選択します。
  6. これでダブルクォーテーション付与のカンマ区切りのCSV形式の内容になったのでこの内容を元のファイルと差し替えれば完了です。

Excel:シートをコピーしようとすると「移動またはコピーしようとしている数式またはシートには、移動またはコピー先のワークシートに既にある名前’xxx’が含まれています。この名前を使用しますか?」というメッセージが表示される原因

Excelを操作しているとシートをコピーする際に「移動またはコピーしようとしている数式またはシートには、移動またはコピー先のワークシートに既にある名前’xxx’が含まれています。この名前を使用しますか?」というメッセージが表示される事がたまに発生します。今回はその原因と対処方法についてメモしておきます。

原因

    一部のセル範囲に名前指定していてその指定した範囲を列削除などしていると名前指定範囲等がおかしくなってしまい、シートコピーの際にメッセージが表示されてしまいます。
    ※Office2013の場合は「名前’xxx’は既に存在します。この名前にする場合は[はい]をクリックします。移動またはコピーを行うために’xxx’の名前を変更する場合は、[いいえ]をクリックします。」というメッセージになります。

対処方法

  1. 「Ctrl + F3」もしくはメニューの「数式」タブ⇒「名前の管理」を選択します。
  2. 名前の管理画面が表示されたら表示された一覧で参照範囲か範囲の数式が「#REF!」などエラーになっている箇所を修正する。もしくは名前定義そのものを削除すれば完了です。

Excel:印刷すると1ページ目にしか印刷設定内容が適用されない場合の対処方法

Excelで複数ページを印刷する場合に「2 in 1」などに集約して印刷設定した後に印刷してみると1頁目だけ「2 in 1」形式で印刷され、2頁目以降は「2 in 1」形式ではなく元のまま1ページ分そのまま印刷されてしまうという事を経験した事はないでしょうか。これは印刷設定画面でプレビュー表示されている頁のみに変更した印刷設定が適用されている為に発生する事象です。解決するには大きく2通りの方法があります。

対処方法.一

    一つ目の対処方法としては印刷画面で「1頁単位で表示⇒印刷設定」を印刷する頁数分繰り返して指定する方法です。
    ただこの方法では印刷頁数が2,3枚程度ならいいですが数十、数百頁ある場合は手間が掛かり過ぎるのでお勧め出来ません。

対処方法.二

    二つ目の対処方法(というか根本的な対処方法)としてはExcelファイルを開く前にWindowsメニューの「デバイスとプリンター」画面で対象のプリンタのプロパティから直接印刷設定変更した後でExcelファイルを開いて印刷する方法です。
    基本的にExcelでは起動した際にデフォルトでプリンターの印刷設定通りに印刷されますので、Excelを起動する前にプリンターの印刷設定をしておけば全ての印刷対象頁にその設定が反映されます。