「トラブル対応」カテゴリーアーカイブ

トラブル対応に関する記事です

Excelで「#NULL!」エラーの原因

Excelで計算をしていると「#NULL!」と表示されてしまうケースを見かける事があるかと思います。この事象の発生原因と対処方法をメモしておきます。

発生原因

  • 参照するセル範囲の指定が正しくない。 ※上記例の場合は:(コロン)が抜けています。

対処方法

  • 以下の様にセル範囲指定を正しく記述します。
    「=AVERAGE(E3 G3)」⇒「=AVERAGE(E3:G3)」

Excelで「#VALUE!」エラーの原因

Excelで計算をしていると「#VALUE!」と表示されてしまうケースを見かける事があるかと思います。この事象の発生原因と対処方法をメモしておきます。

発生原因

  • 文字列を含むセルで標準の算術演算子 (+、-、*、および /) を使用して演算を実行している。

対処方法

  • 算術演算子を使用するのではなく、文字列が入力されている可能性があるセルに対しては SUM、PRODUCT、QUOTIENT などの関数を使用して算術演算を実行します。

Excelで「#DIV/0!」エラーの原因

Excelで計算をしていると「#DIV/0!」と表示されてしまうケースを見かける事があるかと思います。この事象の発生原因と対処方法をメモしておきます。

発生原因

  • 0割している
  • 割る時の値(セル)が未入力になっている

対処方法

  • 原因は明確なので割り算する場合は、事前にif文で割る値を判定してから割り算を行うように以下の様に条件式を追加します。
    =IF(AND(ISNUMBER(C5), C5>0),D5/C5,”項目数を入力して下さい”)

WordPressのバージョンアップ後に「Warning: Missing argument 2 for wpdb::prepare()」が発生

最近WordPressのバージョンアップを3.8へアップデートしてサイトを表示してみたら、プラグインを使用している箇所で「Warning: Missing argument 2 for wpdb::prepare()」というワーニングメッセージが表示されていました。どうもこの事象は3.5へアップデートした時から発生している事象のようで、当方は3.4→3.8へのバージョンアップだったので今頃遭遇しました・・・。
放置しても動作はしますが、見栄えが悪いので対処方法を調べてみました。

原因

WordPressの3.5以上では「wp-db.php」で定義されているFunction「prepare」の引数の数が2つ必要になっています。

今回Warningが発生した原因はこの「prepare」をプラグインのphpから呼び出す際に引数が1つしか指定されていない為にWarningが表示されたみたいです。

対処方法

原因は明確なので、function「prepare」を使用しているphpを修正します。function「prepare」を使用している箇所へダミー引数となる「null」を2つ目の引数として指定すれば対応完了です。(もちろんプラグインが正式対応したらバージョンアップしましょう)

変更前

変更後

ブラウザの戻るボタンを押すと有効期限切れになってしまう

Webページを作成していると、ブラウザバック(ブラウザの戻るボタン押下)時に有効期限切れのメッセージが表示される事があります。今回はこの事象についてまとめてみようと思います。

何故「ページの有効期限切れ」対策が必要なのか?

そもそも何故、ページの有効期限切れ対策が必要となるのでしょうか?
正直、個人的にはブラウザによるセキュリティ対策で個人情報をキャッシュさせない為の制御なので、ブラウザ仕様になるのでAP側では対処不要と考えています。
それでも業務用APなどではクライアント側が納得してくれないケースも多いと思われます。それは何故でしょうか?

  • まず、格好と見栄えが悪い。
  • 戻るボタンを押したのだから、当然直前の入力画面へ戻るだろうと勝手に思い込んでいる。
  • ユーザから見れば意味不明の画面が表示されているので、何か異常があったのかと思う。

大体、こんなところでしょうか。

「ページの有効期限切れ」が発生する原因

  1. POSTでパラメータ送信している
  2. SESSIONを使用している
  3. 上記を使用しているページへ戻ろうとしてブラウザの「戻る」ボタンを押下した

ブラウザ側では「ページの有効期限切れ」を表示する際、どこをチェックするのか

多くのブラウザではページ有効期限を確認する際、以下の「HTTPヘッダー」の設定値を確認します。

  • Last-Modified:最終更新日
  • Expires:有効期限
  • pragma :HTTP1.0仕様に基づくデータのキャシュ制御オプション
  • Cache-Control:HTTP1.1仕様に基づくデータのキャシュ制御オプション

ページの有効期限切れが発生した場合、まずHTTPヘッダーの設定値が現在どうなっているか確認して下さい。

対策

クライアント側

  • 有効期限切れが表示されたらF5キー押下やブラウザのページ再読みなどでページをリロードしてもらう
  • 恐らくこれがAP側の対応も不要になるので一番手っ取り早い対処方法です。

サーバ(AP)側

  • ブラウザの戻るボタンを無効又は非表示にしてしまう。
  • 仮に有効期限切れの事象を回避出来てたとしても、DB更新後にブラウザバックされた場合など、ブラウザバックによって他にも問題が出てくる可能性が高いと思われます。AP側で一番良い対処法と思われるのはブラウザの戻るボタンがユーザの目立つ位置に見えているからつい押下してしまうので、戻るボタンを無効化又は非表示にしてしまうことが一番確実な対処方法と思われます。但しクライアントが納得すればの話ですが。

  • POSTではなくGETを使用する。
  • ブラウザではPOSTは警告を出力しますが、GETではそのまま画面遷移します。但し、POST時にパスワードなどの個人情報や大量のデータを送信している場合はオススメしません。

  • HTTPヘッダーの設定値を見直す。
  • HTTPヘッダーの設定値を変更する事で、ブラウザ側の有効期限チェックを回避する事が出来ます。

Windows7でファイルを移動しても元のフォルダに残るエラー

画像や動画などのファイルを移動していると移動先へは正常に移動されるけれど、元のフォルダに移動したはずのファイルが残っている事がよく発生しています。
対処方法としては「explorer.exe」を再起動させれば綺麗に掃除されるのですが、頻繁に発生しているので根本的対処をMicrosoftには早急にお願いしたいところです。

環境

  • OS:Windows 7 Professional 64bit

対処方法

  1. Ctrl + Alt + Shiftキーを同時押下し、「タスクマネージャー」を起動します。
  2. 「プロセス」タブを選択し、「explorer.exe」を選択し「プロセスの終了」ボタンをクリックします。
  3. 続けて「アプリケーション」タブを選択し、「新しいタスク」ボタンをクリックし、「explorer.exe」と入力後「OK」ボタンをクリックします。

  4. 再度エクスプローラーを立ちあげてコピー元のフォルダへ残っていたファイルが削除されていればOKです。

サクラエディタで「エディタ間の対話に失敗しました。権限レベルの異なるエディタが既に起動している可能性があります。」というダイアログが表示。

サクラエディタを起動したら「エディタ間の対話に失敗しました。権限レベルの異なるエディタが既に起動している可能性があります」というダイアログが表示されました。

<環境>
OS:Windows7 Professional Service Pack 1
システム:64bit
サクラエディタ:Ver. 2.0.5.0

<対処内容>
1.一旦、サクラエディタを終了します。
2.タスクマネージャーを起動し、「プロセス」タブを開き、サクラエディタのプロセスが起動していないか確認します。
3.「sakura.exe *32」というプロセスがあったらプロセスを終了させます。
4.再度、サクラエディタを起動して上記エラーが発生しなければ対処完了です。

<考えられる原因>
「アタッシェケース」という暗号化のフリーソフトをインストール直後にも同様のダイアログが表示されました。アプリの相性問題という可能性もあります。

Excelファイルを開くと「このファイルを開こうとしたときに、officeファイル検証機能によって問題が検出されました。」というダイアログが表示される。

Excelファイルを開くと「このファイルを開こうとしたときに、officeファイル検証機能によって問題が検出されました。」というダイアログが表示されました。

<環境>
OS : Windows7 Professional Service Pack 1
システム : 64bit
オフィスソフト : Microsoft Office Excel 2003 SP3

<確認した作業>
・該当のExcelファイルをそのまま開いて、変なマクロが使用されていないか調べる。・・・特に見当たらない。
・ファイルが共有化されてたので共有解除後保存し再度開いてみる。・・・メッセージは表示されない。
・再度、共有化して該当ファイルを開く。・・・メッセージが表示されなくなりました。

<Officeファイル検証機能とは>
そもそも「Officeファイル検証機能って何?」と思い調べてみると、「Word、Excel、PowerPoint、または Publisher 97-2003 のファイルを開こうとしたときに、Office ファイル検証によるファイルの検証が失敗した場合、次の警告が表示されます。」との事。

<考えられる原因>
古いOfficeソフトで作成されたファイルを開く際に何らかの原因で誤検知されたようですね。・・・Microsoftさん頼みますよ~。

FFFTPでファイル転送するとファイルサイズが変わる

「FFFTP」を使用してテキストファイルを転送していたら、何故か転送後のファイルサイズが転送元より増えているという現象が起きていました。文字コードなどの設定を色々試しても結局解決出来なかったので、FTPソフトを「WinSCP」に変えて試してみたら特にオプションの設定も不要でファイルサイズも変わらずに転送出来ました。
調べてみたら転送後のファイルサイズが変動する原因としては、「WindowsとUnix系OSの改行コードの違い」という説が有力みたいですが、ファイルサイズが変わるのはどうも気持ちが悪いので、今後は「WinSCP」を使用する事にします。