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【Windows 11】コマンドプロンプト起動時に全角入力になる問題を解決!ターミナル設定で半角英数に固定する方法

Windows 11で「cmd(コマンドプロンプト)」を開くと、なぜか最初から 全角入力(ひらがな)モード になってしまう──。
以前はIMEの詳細設定やレジストリ編集が必要でしたが、最新版(Windows 11 24H2以降)では、Windows ターミナルの設定から簡単に解決できます。

🖥️ 検証環境

  • OS:Windows 11 Pro 24H2

  • 構成:コマンドプロンプト(cmd.exe)を既定プロファイルとして使用

※上記環境では、「既定の IME 入力モード」をプロファイル単位で制御できます。


⚙️ 症状

  • コマンドプロンプトを開いてコマンド入力してみると「全角」入力モードになっていて、ん?と思うことがあります。

  • 半角/全角ボタンで半角入力モードには戻るが、コマンドプロンプト起動直後が全角入力モードという状態


🧭 原因

Windows 11では、入力モード(半角/全角)が アプリ単位で記憶される仕様になっています。
CMDが前回全角で閉じられた場合、次回も全角モードで開いてしまうことがあるのです。

しかし、新しいWindows ターミナル環境(v1.21以降) では、この初期状態をプロファイルごとに固定できるようになりました。


✅ 解決方法(最新版:Windows ターミナル設定でIMEモードを固定)

① Windows ターミナルを開く

  • スタートメニューで「cmd」または「Windows Terminal」を検索して起動します。

  • 上部タブで「コマンド プロンプト」を開きます。


② 設定を開く

  • 右上の「▼」アイコン → 「設定」をクリック
     またはショートカットキー Ctrl + ,(カンマ) でもOK。


③ 「スタートアップ」メニューを選択

左メニューから「スタートアップ」を開きます。


④ 「既定の IME 入力モード」を変更

  • 「既定の IME 入力モード」という項目があります。

  • ここをクリックして 「半角英数字(英語)」 を選択。

  • 最後に「保存」をクリック。


🧩 効果

これで、コマンドプロンプトを開いた瞬間に自動的に「A(半角英数)」モードでスタートします。
他のアプリ(メモ帳・ブラウザなど)のIMEには影響しません。


💬 旧環境(設定項目がない場合)

もしこの設定が表示されない場合は、
Windows ターミナルのバージョンが古いか、Windowsが22H2〜23H2世代の可能性があります。
その場合は以下のいずれかで対処可能です:

  • IMEの「アプリごとの入力モード設定」をオフ

  • PowerShellスクリプト/レジストリで EnablePerAppMode=0 を設定

(※旧環境向けの方法は別記事で解説予定)


🧊 まとめ

方法対応バージョン難易度備考
ターミナル設定Windows 11 24H2以降★☆☆(簡単)推奨
IME詳細設定~23H2★★☆旧UIで利用可
レジストリ変更全バージョン★★★管理者権限が必要

✨ 結論

🔹 今のWindows 11なら、コマンドプロンプトのIME初期状態はターミナルで設定するのが最も確実!
🔹 スクリプトもレジストリも不要。GUIで一発設定。

この新機能のおかげで、開発や管理作業のたびに「半角に戻す」手間はもう不要です。
環境が24H2以降なら、ぜひ設定しておきましょう。

🧠 Pythonで学ぶ画像認識入門:TensorFlowとKerasで手書き数字を判定する方法(1) ~環境構築編~

AIや機械学習に興味がある方にとって、「画像認識」は最初の一歩として最適なテーマです。
今回は Python + TensorFlow + Keras を使って、手書き数字を自動判定するプログラムを実際に作ってみましょう。
有名な「MNIST(エムニスト)」という手書き数字データセットを使うことで、数十行のコードで高精度な認識が可能になります。


~公式版インストールから仮想環境・動作確認まで~


💻 環境例

項目バージョン・設定内容
OSWindows 11 Pro(64bit)
Python3.13.7(公式版インストーラ)
pip25.2
仮想環境venv(C:\python_env\env)
TensorFlow2.20.0
matplotlib3.10.6

🧩 ステップ①:公式Pythonのインストール

1️⃣ Python公式サイトへアクセス

👉 https://www.python.org/downloads/windows/

2️⃣ 最新の「Windows installer (64-bit)」をダウンロード

①Downloads → Windows を選択し、「Latest Python 3 Release – Python 3.13.7」をクリック

②画面下にある「Windows installer (64-bit)」をクリックしてダウンロード

3️⃣ インストーラ起動後の設定

以下のチェックを必ず確認してください。

Add python.exe to PATH
Use admin privileges when installing py.exe
➡ 「Customize installation」を選択して進む

4️⃣ Advanced Options の設定

  • ☑ Install Python 3.13 for all users

  • ☑ Add Python to environment variables

  • ☑ Precompile standard library

  • 📁 インストール先を以下に変更:

    C:\Python313

5️⃣ 「Install」をクリックして完了!


🧩 ステップ②:インストール確認

インストール完了後、コマンドプロンプトで以下を実行👇

✅ 出力例

🧩 ステップ③:仮想環境の作成と有効化

プロジェクト専用の仮想環境を作成して、ライブラリの競合を防ぎます。


有効化:

✅ 成功すると、プロンプトの先頭に (env) が表示されます

🧩 ステップ④:TensorFlowとmatplotlibをインストール

仮想環境が有効な状態で以下を実行👇


インストール後に確認:

✅ 出力例(抜粋)


🧩 ステップ⑤:動作確認

TensorFlowが正常に動作しているか確認します。


✅ 出力例:

※ oneDNN に関する警告が表示されても正常です。
性能最適化のための通知なので無視してOKです。


🧩 ステップ⑥:仮想環境の管理コマンドまとめ

操作内容コマンド
仮想環境を終了deactivate
仮想環境を再開cd C:\python_env && env\Scripts\activate
ライブラリ一覧確認pip list
仮想環境の削除rmdir /s /q C:\python_env

✅ まとめ

この手順で構築すれば、
Windows上で安定して動作する TensorFlow + Keras + matplotlib 環境が整います。
AI学習・画像認識・データ分析など、あらゆるPython開発に対応可能です💡

💬 次回予告

次の記事

🧠 Pythonで学ぶ画像認識入門:TensorFlowとKerasで手書き数字を判定する方法(2) ~実践サンプルコード編~

では、「TensorFlowとKerasで手書き数字を判定する」実践サンプルコード

を紹介します。
実際にMNISTデータセットを使って、
AIが数字を“読む”プロセスを一緒に学んでいきましょう。

スナップグループで快適マルチタスク!Windows11の新機能解説

Windows11では、ウィンドウ整理を効率化する新機能として 「スナップレイアウト」「スナップグループ」 が導入されました。これらを活用することで、複数のアプリや作業画面を直感的に管理でき、マルチタスク作業が一段と快適になります。この記事では、両機能の特徴と使い方、活用シーンを詳しく解説します。


スナップレイアウトとは?

まず基礎となるのが スナップレイアウト です。
ウィンドウを画面端にドラッグすると、自動的に左右や上下に分割表示できる機能は従来のWindowsにもありましたが、Windows11ではさらに進化しました。

  • ウィンドウを最大化ボタン(右上の□)にカーソルを合わせるとレイアウト候補が表示

  • 2分割だけでなく、3分割・4分割など多彩な配置パターンを選択可能

  • 画面解像度に応じて最適化されたレイアウトを提示

これにより、複数のウィンドウを瞬時に整列させられます。


スナップグループとは?

スナップグループ は、スナップレイアウトで配置したウィンドウを「ひとまとまり」として扱える機能です。

たとえば、次のような場面で活躍します。

  • 左側にブラウザ、右側にWordを並べて作業中

  • 他のアプリに切り替えたあとでも、タスクバーから元の組み合わせにワンクリックで戻れる

つまり、スナップレイアウトで作った「作業環境セット」を保存・呼び出せるようになったのが スナップグループ です。


スナップグループの使い方

  1. スナップレイアウトでウィンドウを並べる
    例:左にブラウザ、右にExcelを配置。

  2. タスクバーを確認
    配置したアプリごとにアイコンが表示され、さらにその組み合わせ(グループ)も並んで表示されます。

  3. グループをクリックして復元
    他のアプリを操作していても、タスクバーからワンクリックで元の作業環境に戻せます。

これにより、アプリを一つずつ切り替えて整列させ直す手間がなくなります。


活用シーン例

  • 資料作成:ブラウザで調べものをしながらWordにまとめる

  • データ分析:ExcelとPower BIを並べて数値確認

  • リモートワーク:Teamsの会議画面とOneNoteを同時表示

  • クリエイティブ作業:画像編集ソフトとブラウザを並べて参考資料をチェック

作業環境を「セット化」して切り替えられるので、場面ごとに効率よくマルチタスクを進められます。


まとめ

Windows11の スナップレイアウトスナップグループ は、デスクトップ作業を大幅に効率化する強力な新機能です。

  • スナップレイアウト → ウィンドウを自由に整列

  • スナップグループ → レイアウトをグループ化してワンクリック復元

複数アプリを同時に扱う方にとっては、まさに「ウィンドウ整理の新常識」といえるでしょう。ぜひ日常の作業に取り入れて、快適なマルチタスク環境を体験してみてください。

Windows 11の「クイック設定」でよく使う機能を一瞬で呼び出す方法

Windows 11では「アクションセンター」が廃止され、代わりに 「クイック設定」 が搭載されています。
Wi-FiやBluetooth、音量・明るさの調整といった操作を、わざわざ設定アプリを開かずにその場で切り替えられる便利な機能です。

ただ22H2以前はカスタマイズ可能でしたが、22H2からは標準では編集不可となっているので少々使い勝手が悪くなってます。。


クイック設定の開き方

クイック設定を開く方法はとても簡単です。

  • タスクバー右下の Wi-Fi/音量/バッテリー アイコンをクリック

  • または ショートカットキー:Windowsキー + A

このどちらでも同じクイック設定パネルが表示されます。


クイック設定でできること

クイック設定では次のような機能をワンクリックで操作できます。

  • Wi-Fi の接続切り替え

  • Bluetooth のオン/オフ

  • 機内モード

  • 夜間モード(ブルーライトカット)

  • モバイル ホットスポット

  • アクセシビリティ機能

  • 音量・明るさの調整

普段よく使う機能がここに集約されているため、PC操作がスムーズになります。


クイック設定のカスタマイズ方法(22H2以降)

Microsoft は Windows 11 24H2 から 「クイック設定の固定化」 を行い、ユーザーが自由にタイルを編集できないように仕様変更しました。
そのため24H2以前にあった「+ボタン」や「鉛筆マーク」が存在せず、右クリックでも編集不可になっています。


レジストリ編集で編集機能を復活させる方法(自己責任)

Reddit ユーザーが共有している回避策として、レジストリを編集して クイック設定の編集機能を有効化 する方法があります。

手順

  1. レジストリエディタを開く

    • Win + Rregedit と入力 → Enter

  2. 以下のキーを探す

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\PolicyManager\default\QuickActions\AllowCustomization
  3. 右ペインの value01 に変更
    (DWORD値が存在しない場合は新規作成)

  4. サインアウト or 再起動

  5. クイック設定に再度アクセスすると、編集オプションが復活する可能性あり


注意点

  • この方法は 非公式の回避策 であり、Microsoft がサポートしていません。

  • 将来のアップデートで無効化される可能性があります。

  • 誤ったレジストリ編集はシステム不具合の原因になるため、必ずバックアップを取った上で自己責任で行ってください。


歯車アイコン(⚙)の役割

クイック設定の右下にある 歯車アイコン は「設定アプリ(Win + I)」へのショートカットです。
詳細なシステム設定やネットワーク管理を行いたいときに利用します。


ショートカットでさらに効率化

  • Win + A … クイック設定をすぐに開く

  • Win + N … 通知センターを開く(併用すると便利)

作業中でも一瞬で呼び出せるので、キーボード操作に慣れるとさらに快適です。


まとめ

  • Windows 11 のクイック設定は、よく使う機能をまとめた 簡易コントロールパネル

  • Win + A で一瞬で開ける

  • 22H2からユーザーが自由にタイルを編集できないように仕様変更されている。

「PCの動作が遅い!」Windows 11で試したいメンテナンス術

Windows 11を使っていると、最初は快適だったのに「最近なんだか動作が重い…」と感じることはありませんか?
PCのパフォーマンス低下は、不要なアプリや設定、ストレージ不足などが原因で起こることが多いです。

この記事では、Windows 11ユーザー向けの最強メンテナンス術をわかりやすく紹介します。誰でもすぐに実践できる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください!


1. スタートアップアプリを見直す

PC起動が遅い原因の多くは、不要なスタートアップアプリです。
手順:

  1. Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く

  2. [スタートアップ] タブを選択

  3. 不要なアプリを「無効」にする

これだけで起動速度が大幅に改善することがあります。


2. 一時ファイル・不要ファイルを削除する

Windows 11には「ストレージセンサー」という便利な機能があります。
手順:

  1. [設定] → [システム] → [記憶域]

  2. 「ストレージセンサー」を有効にする

  3. 自動的に一時ファイルや不要データを削除

また、手動で「ディスククリーンアップ」を使うのも効果的です。


3. 視覚効果を調整して軽量化

派手なアニメーションや影はPCに負荷をかけます。
手順:

  1. Win + Rsysdm.cpl と入力

  2. [詳細設定] → [パフォーマンス] の設定

  3. 「パフォーマンス優先」に変更

見た目は少しシンプルになりますが、動作はかなり軽快になります。


4. ドライバーとWindows Updateを最新にする

古いドライバーや更新されていないWindowsは、不具合や遅さの原因になります。

  • Windows Updateを実行

  • デバイスマネージャーから最新ドライバーを確認

特にグラフィックドライバーストレージ関連のドライバーは最新化をおすすめします。


5. アンチウイルス&マルウェアチェック

知らない間にマルウェアや不要なソフトが入り込んでいる場合もあります。

  • Windows Defenderのフルスキャンを実行

  • 不審なアプリがあればアンインストール

これだけで動作改善することも珍しくありません。


6. ハードウェア面の強化も検討

どうしても改善しない場合は、ハードウェアのアップグレードも効果的です。

  • SSDへの換装(HDDの場合は特に効果大)

  • メモリの増設(8GB以上推奨)

投資は必要ですが、体感速度は大幅に向上します。


まとめ

Windows 11でPCが遅く感じるときは、まずソフト的なメンテナンスを徹底し、それでもダメならハードの強化を検討するのが最強の解決策です。

今日紹介した方法を組み合わせれば、あなたのPCも新品同様の快適さを取り戻せるはずです。ぜひ試してみてください!

Windows11の右クリックメニューが不便?従来のWindows10メニューに戻す手順

Windows11では、右クリック(コンテキストメニュー)のデザインが一新されました。
アイコンが追加されて見た目はスッキリしましたが、**「以前より使いにくい」「従来のWindows10のメニューが良かった」**という声も少なくありません。

本記事では、Windows11の右クリックメニューをWindows10風に戻す方法を、初心者の方でも分かるように解説します。


Windows11の右クリックメニューの違い

  • Windows11
     ・アイコン中心でコンパクト
     ・「その他のオプションを表示」(Shift+F10)を押さないと従来メニューが出ない

  • Windows10以前
     ・すべてのメニューが一度に表示
     ・カスタマイズしやすい

つまり、Windows11はスマート化された反面、従来の操作に慣れている方には不便に感じやすいのです。


方法1:レジストリ編集でWindows10メニューに戻す

最もシンプルで追加ソフト不要の方法が、レジストリ編集です。

手順

  1. 画面下(タスクバー)の 検索アイコン(虫眼鏡) をクリックし「regedit」 と入力し、レジストリエディタを起動

  2. 以下のパスへ移動

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID
  3. CLSIDを右クリック → 新規 → キー を選択

  4. 新しいキーの名前に以下を入力

    {86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}
  5. さらにその下に InprocServer32 というキーを作成

  6. 右側に表示される「既定」をダブルクリック → 値を空のまま保存

  7. エクスプローラを再起動

結果

これで右クリックが従来の Windows10風クラシックメニュー に切り替わります。


Windows11のメニューに戻したい場合

再びWindows11の新しい右クリックに戻したい場合は、
作成したキーを削除すればOKです。

  1. レジストリエディタを開く

  2. 先ほど作成した

    {86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}

    フォルダごと削除

  3. 再起動すれば、新しい右クリックメニューが復活します。


注意点

  • レジストリ編集は誤操作するとシステムに影響が出る可能性があります

  • 必ず事前に復元ポイントを作成してから作業しましょう

  • 企業PCなど管理者権限が制限されている場合は利用できない場合があります


まとめ

  • Windows11の右クリックは新デザインで不便に感じる人も多い

  • レジストリ編集で簡単にWindows10風に戻せる

  • 不安な場合はExplorerPatcherなどのツールを利用可能

従来の操作感に戻すことで、作業効率も改善します。ぜひ試してみてください!