本日、「ORACLE MASTER Bronze DBA11g」を受験してきました。
結果は68%でギリギリで合格でした(^^;;
正直、試験終了時には落ちててもおかしくないなあという手応えだったので、運良く拾ったという感じでした。
学習期間
学習期間はおよそ3週間程で時間的には30~40時間程。
学習教材
Oracleの業務経験
SQLを少々触った程度の経験しかないのでDBA関連の知識はほぼ初心者レベル。
実際の試験難易度
上記テキストの模擬試験よりは難易度は高めです。
テキストと同様の問題は3~4割程度で大半は模擬試験問題の応用編という印象でした。
選択式も2つより3つ選択する問題の方が多かった印象なので、曖昧な理解のままだと危ないです。
Oracleの試験はピアソンVUEですが、以前は試験終了後に即合否がわかりましたが、今は受験後30後位にメールで送られてきてOracleのサイトにアクセスする事で合否が確認出来る形式になっています。そのメールが来るまでの間がなんとも気持ち悪かった・・・。
今回は何とか合格は出来ましたが、理解度はまだまだなので引き続き学習は必要です。
さて次は何受けようかな。
Web開発では必ずアプリケーションサーバ(APサーバ)とかWebサーバなどという言葉が出てきます。
ここでは「アプリケーションサーバ」とは何者なのか、またこの「アプリケーションサーバー」として使用されている「JBoss」と「Tomcat」の機能や違いについて整理しておきます。
その前に「アプリケーションサーバ」って何?という方もいると思いますので、簡単にまとめておきます。
アプリケーションサーバとは
- Webシステム開発する上で構成される「プレゼンテーション層」「アプリケーション層」、「データ層」の3階層モデルにおいて、「アプリケーション層」のプログラムを実行するサーバーのこと。
- アプリケーションサーバで提供するのは基本的に以下の3つとなります。
- Javaなどのプログラム実行環境やデータベースへの接続機能の提供。
- 複数の処理(スレッド)を連結するトランザクション管理機能。
- 業務処理の流れを制御するビジネスロジックの実装。
Jbossとは
- EJB(Enterprise JavaBeans)のオープンソース実装であるJavaによるオープンソースソフトウェア開発コミュニティのこと。
- JBossはEJB(J2EE対応アプリケーション)を動作させるためのサーバソフトウェアとして利用されています。本来JSPやサーブレットは動作しませんが、これらを動作させるためにWebコンテナとしてTomcatを採用しています。
- Jbossで提供される機能は「JTAトランザクションマネージャ」、「EJB」、「MDB」、「JPA」、「JMS」、「JCA」、「JAX-WS」、「JMX」、「log4jを用いたログ基盤」、「分散キャッシュなどの各種クラスタリングサービス」などがあります。
Tomcatとは
- Apache Tomcat Project内で開発されているオープンソースのソフトウェア。
- JavaサーブレットやJSPを処理するアプリケーションサーバ(APサーバ)/サーブレットコンテナの一つ。
- 単独でWebサーバとして動作することも可能。
- 実際にはプラグインとしての利用が主流となっています。
- Tomcatで提供される機能は基本的にServlet, JSP, JDBC接続プールのみ。
とつらつら書いてみましたが、要はJbossもTomcatも「JavaをWeb(ブラウザ)上で動かすためのプログラム」という感じで理解しておけば最初の内はいいのかなあと思います。ただTomcatでは使用出来る機能が限られる為、Tomcatの機能も包含しているJBossを使用しているケースが最近は多いようです。
Webシステムは基本的に複数人で同時利用されるのが前提のため、マルチスレッドアクセスを考慮した設計・実装を行う必要があります。業務でJavaの各変数とスレッドセーフについて考える機会があったので、「インスタンス変数とローカル変数の違いとスレッドセーフとの関係」について今回は整理してみようと思います。
Javaでの変数毎のメモリ管理イメージ

上記は変数毎のメモリ管理イメージとなります。Javaではクラス変数やインスタンス変数はヒープ領域と呼ばれる共有メモリ領域へ保存されます。複数のスレッドで共有され別のスレッドに書き換えられる可能性があり,スレッドセーフではありません。対してローカル変数はJavaスタックと呼ばれるスレッド固有メモリ領域へ保存されます。スレッド固有領域なので別のスレッドに書き換えられる可能性はないのでスレッドセーフとなります。
インスタンス変数とは
- サンプルコード
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public class ClassSample{ /** インスタンス変数 */ private String hoge; } |
- メソッドの外に記述します。staticは付けません(staticが付くとクラス変数になります)。
- ヒープ領域と呼ばれる共有メモリ領域へ保存される為、宣言しただけではスレッドセーフにはなりません。
- スレッドセーフを保つ為には初期化する必要があります。
- コンスラクタで初期化
- インスタンス宣言時に初期化
- 最初のget時に初期化
- 他のスレッドからの更新を防ぐ為、修飾子はprivateにする必要があります。
- 当該クラス内の任意のメソッドから参照可能となります。
ローカル変数とは
- サンプルコード
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public class ClassSample{ public static void methodSample(){ // ローカル変数 int num = 1; } } |
- メソッド内に記述します。
- そのメソッドが実行中の間だけ有効となります。
- Javaスタックと呼ばれるスレッド固有メモリ領域へ保存される為、スレッドセーフとなります。
「SQLの絵本」はDBの勉強をしようと講座を受けたときのテキストだった本です。
当時初心者だった私にも分かりやすく、仕事でSQLを書くようになって今でも手元に置いてちょっとした事を確認するのに使用しています。
書いてある事は基本中の基本ですが、同時に利用頻度の高い事でもあります。
プログラムを書くのに最近はネットで調べると直ぐにサンプルが出てくるので、言語を覚えない癖がついてしまったように思います。
SQLもブログラムを書く為に、たまに必要になるのですがちょっと間をあけると細かいルールを忘れてしまいます。
もちろんネットで調べるのも手ですが、自分の引っかかりやすいツボを押さえているのであれば、本で手元に置いてあるほうが、たくさんあるネットの情報から探すより、付箋を貼ってあるページを開くほうが早い場合があります。
同僚に質問されるような時も、この本を開いて「ここ」といった風に伝えることもあります。
言葉でまわりくどく伝えるよりも、読みやすい字で分かりやすく図解されているので、渡されたほうにとっても理解しやすい場合もあるようです。
著者:アンク
発売日:2004/08
様々な業務でシステム開発をしているとDTOやVOというクラスが出てきて違いが曖昧になってくる事があるので両者の違いについて整理しておきます。
DTO(Data Transfer Object)
- 基本的には値をまとめて受け渡す事のみを目的とするクラス。
- DTO(Data Transfer Object)はデザインパターンの一つ。
- 過去、J2EEではVO(Value Objects)と呼ばれていた。
- VOとは違い、値は変更可能なのでsetterメソッドを持つ。
VO(Value Objects)
- VO(Value Objects)もデザインパターンの一つ。
- インスタンスコンストラクタでプロパティを初期化してプロパティの変更(set)は外から出来ないようにするクラス。
- VOは不変である事が前提のため、MVC間で使用する場合にはDTOを用いた方が相性が良い。
- VOクラス例
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/** * <p>[概 要] SampleVO。</p> * <p>[詳 細] </p> * <p>[備 考] </p> * <p>[環 境] </p> */ public class SampleVO implements Serializable{ /** * 番号 */ private Integer no; /** * データ */ private String data; /** * <p>[概 要] コンストラクタ。</p> * <p>[詳 細] </p> * <p>[備 考] </p> * @param no * @param data */ public SampleVO(Integer no, String data) { this.no = no; this.data = data; } /** * <p>[概 要] 番号を取得する。</p> * <p>[詳 細] </p> * <p>[備 考] </p> * @return 番号 */ public Integer getNo() { return no; } /** * <p>[概 要] データを取得する。</p> * <p>[詳 細] </p> * <p>[備 考] </p> * @return データ */ public String getData() { return data; } } |
「駑馬十駕」を信念に IT系情報を中心に調べた事をコツコツ綴っています。