
はじめに
業務でCSVデータを扱う機会は多いですが、毎回手作業でフィルタリングするのは大変です。
そんなときに便利なのが Excelマクロ(VBA)による自動処理。
しかも今は、ChatGPTに「CSVを読み込んでフィルタリングするマクロを書いて」と依頼するだけで、即座にマクロコードを生成してくれます。
この記事では、その手順を実際の例で紹介します。
手順①:ChatGPTに依頼する
ChatGPTに次のように入力します。
プロンプト例:
CSVファイルを読み込んで、列Bが「完了」のデータだけを新しいシートに表示するExcel VBAマクロを書いてください。
👉 条件(例:「列Bが完了」)は自由に変更できます。
手順②:ChatGPTが生成したマクロコード
ChatGPTは以下のようなコードを生成してくれます。
手順③:Excelに貼り付ける
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Excelを開き、Alt + F11でVBAエディタを起動
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「挿入」→「標準モジュール」を選択
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上記コードを貼り付け
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CSVファイルのパス(filePath
)を自分の環境に合わせて変更
手順④:マクロを実行する
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Excelに戻り、Alt + F8を押して「ImportAndFilterCSV」を実行
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新しいシート「Filtered」に、列Bが「完了」のデータだけが表示される
これでCSVのフィルタリングが自動化できました!
応用ポイント
まとめ
ChatGPTを活用すれば、複雑に思えるCSV読み込み+フィルタリング処理も、たった1行の依頼でマクロコードが完成します。
毎日の業務で繰り返しCSV処理をしている方は、ぜひChatGPTにコード生成を任せてみてください。
👉 次回は「条件付きでセルに色をつけるマクロ」をChatGPTで生成する方法を紹介予定です。

毎日のExcel作業で「同じ計算を繰り返すのが面倒…」と感じていませんか?
実はChatGPTを使えば、数行の依頼だけでExcelマクロを自動生成でき、作業を一気に効率化できます。
この記事では、列Aと列Bを合計して列Cに表示するシンプルなマクロをChatGPTに作らせる手順を紹介します。
初心者でもコピペで使えるので、今日からすぐに実践可能です。
手順①:ChatGPTに依頼するプロンプト例
まずはChatGPTを開き、次のように指示を入力します。
プロンプト例:
手順②:ChatGPTが生成したマクロコード
ChatGPTからは以下のようなコードが返ってきます。
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Sub SumColumns() Dim lastRow As Long lastRow = Cells(Rows.Count, "A").End(xlUp).Row Dim i As Long For i = 1 To lastRow Cells(i, 3).Value = Cells(i, 1).Value + Cells(i, 2).Value Next i End Sub |
このコードは、
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列Aの最終行を取得
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1行目から最終行まで繰り返し
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列A+列Bの値を列Cに出力
という処理を自動で行ってくれます。
手順③:Excelに貼り付ける
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Excelを開き、Alt + F11 を押してVBAエディタを開く
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「挿入」→「標準モジュール」を選択
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ChatGPTが出力したコードを貼り付ける
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Ctrl + Sで保存
手順④:マクロを実行する
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Excelに戻り、Alt + F8 を押す
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「SumColumns」を選択して実行
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列Cに、列A+列Bの合計が自動で入力される
これで完成です!
まとめ
ChatGPTを活用すれば、たった1行の依頼でExcelマクロを自動生成できます。
今回の例では「列A+列Bの合計 → 列Cに表示」というシンプルな処理でしたが、応用すればデータ加工やレポート作成も自動化できます。
👉 さらに詳しい応用例(CSV加工や条件付き処理など)は別記事で紹介予定です。
業務の時短にぜひ活用してみてください!
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はじめに
CSVファイルを扱っていると、「BOMあり」「BOMなし」という言葉を目にすることがあります。
特にExcelで開いたときに文字化けしてしまった経験がある方は、この違いが大きな意味を持つことを知っておくと便利です。
この記事では、BOMの基礎から、Excelやシステムでの扱い方、確認方法まで解説します。
BOMとは?
BOM(Byte Order Mark)は、テキストファイルの先頭に付与される特殊な「目印」です。
文字コードを示すために使われ、特にUTF-8では以下の3バイトがBOMになります。
これがあるファイルを「BOMあり」、ないファイルを「BOMなし」と呼びます。
BOMありとBOMなしの違い
BOMあり
BOMなし
Sakuraエディタで違いが分からない理由
Sakuraエディタはとても優秀で、UTF-8のBOMがあってもなくても正しく解釈して表示します。
そのため、見た目では違いが分からないのです。
他のソフトでは「」のような文字が先頭に表示されることもありますが、Sakuraではそうした問題は起きません。
BOMの有無を確認する方法
1. Sakuraエディタで確認
2. バイナリエディタで確認
3. コマンドで確認
利用シーン別の使い分け
利用シーン |
おすすめ設定 |
理由 |
ExcelでCSVを開く場合 |
BOMあり(UTF-8 BOM) |
文字化けを防ぎ、正しく読み込める |
プログラムやLinux環境で処理 |
BOMなし(UTF-8) |
不要なバイトがなく安定処理できる |
BOMの有無を確認したい場合 |
バイナリやコマンド |
確実に判別可能 |
まとめ
CSVファイルの「BOMあり/なし」は目で見える違いはなく、特にSakuraエディタではどちらでも正しく開けます。
しかし、Excelでの文字化けやシステム連携時の不具合を避けるためには、利用シーンに応じた使い分けが重要です。
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Excel → BOMあり
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プログラム処理 → BOMなし
ぜひ状況に合わせて正しく選択してください。
BOMありのサンプル例
sample_bom
BOMなしのサンプル例
sample_no_bom
「駑馬十駕」 IT系情報を中心に調べた事をコツコツ綴っています。