SQLで指定した日付項目(該当年月)の月末日を取得するには「LAST_DAY」関数を使用します。うるう年でも正確な月の最終日を取得出来ます。
DBMS毎の使用可否
- SQL Serverでは「EOMONTH」関数で最終日付を取得出来ます。
関数\DBMS | MySQL | PostgreSQL | SQL Server | Oracle |
LAST_DAY | ○ | ○ | ✕ | ○ |
EOMONTH | ✕ | ✕ | ○ | ✕ |
日付(該当月)の最終日を取得する例
サンプルテーブル「BIRTHDAY」
SQL(クエリー)
- BIRTHDAYテーブルの項目「BIRTHDAY」の最終日を取得する例となります。
|
SELECT LAST_DAY(b.BIRTHDAY) FROM BIRTHDAY b |
実行結果
Oracleデータベースでは以下の制約を設定することが出来ます。
Oracle DB:制約の種類
制約 | 説明 |
NOT NULL制約 | NULL値の設定を許可しない |
UNIQE制約
(一意キー制約) | 一意の値のみ許可します。複数レコード登録時、重複する値を許可しません。NULL値は許可します。 |
CHECK制約 | 指定した条件の値のみ許可します。 |
PRIMARY KEY制約
(主キー制約) | 一意の値のみ許可し、重複する値は許可しません。NULL値も許可しません。 |
FOREIGN KEY制約
(外部キー制約) | 指定した親テーブルに存在する値のみ許可します。 |
制約のポイント
- 制約はCREATE TABLE または ALTER TABLEで設定出来ます。
- 制約設定の構文には列制約構文と表制約構文の2種類あります。
- NOT NULL制約は列制約構文でのみ設定出来ます。
制約の設定例
- 下記例のNOT NULL制約の設定箇所が列制約構文、UNIQUE制約の設定箇所が表制約構文となります。
|
CREATE TABLE "USER1"."BIRTHDAY" ( "NAME_NO" NUMBER, "NAME" VARCHAR2(50) CONSTRAINT "BIRTHDAY_NAME_NN" NOT NULL ENABLE, "BIRTHDAY" DATE, "UPDATE_DATE" TIMESTAMP (6), CONSTRAINT "BIRTHDAY_NAME_NO_U" UNIQUE ("NAME_NO") ); |
EclipseではJavaなどで一つのクラス内で同じ処理内容が複数存在している場合、一つのメソッドとして抽出(統合)することが出来ます。この機能は同じ処理内容ではなくても選択したソースコードは別のメソッドとして抽出することも可能となります。
サンプルコード
Javaソース:メソッド抽出前
- 以下の様に3~7行目と9~13行目は同じ内容なのでこちらを一つのメソッドに抽出します。
|
public static void main(String[] args) { if(enumNumberSet.contains(EnumNumber.NUMBER_1)) { System.out.println("EnumNumber.NUMBER_1は存在します。"); } else { System.out.println("EnumNumber.NUMBER_1は存在しません。"); } if(enumNumberSet.contains(EnumNumber.NUMBER_1)) { System.out.println("EnumNumber.NUMBER_1は存在します。"); } else { System.out.println("EnumNumber.NUMBER_1は存在しません。"); } } |
メソッド抽出手順
- 抽出したいソースコードを範囲選択して右クリック後、「リファクタリング」⇒「メソッドの抽出」を選択します。ショートカットキー「Alt + Shift + M」でもOKです。
- メソッドの抽出画面でメソッド名を指定して必要に応じて各チェックボックスを選択して「OK」ボタンを選択します。
Javaソース:メソッド抽出後
- 以下の様に同じ処理内容が一つのメソッドとして抽出(統合)されているのが確認出来ます。
|
public static void main(String[] args) { extracted(); extracted(); } private static void extracted() { if(enumNumberSet.contains(EnumNumber.NUMBER_1)) { System.out.println("EnumNumber.NUMBER_1は存在します。"); } else { System.out.println("EnumNumber.NUMBER_1は存在しません。"); } } |
顧客の有効住所などを管理しているテーブルからある特定の日付時点で有効な住所を取得する方法をメモしておきます。
特定の日付時点で有効な住所情報を取得するサンプル
サンプルテーブル
- 「CLIENT_ADDRESS」テーブル
以下の様に顧客ID(CLIENT_ID)毎に有効な住所を管理するテーブルです。最新の住所のEND_DATEはnullとして管理してます。
クエリー(SQL)
- ‘2022-03-31’時点で有効な住所情報を取得する例です。
|
SELECT ca.* FROM CLIENT_ADDRESS ca WHERE TRUNC(ca.START_DATE) <= '2022-03-31' AND ('2022-03-31' <= TRUNC(ca.END_DATE) OR ca.END_DATE IS NULL); |
実行結果
Oracle DBのプロセス構造は大きく「ユーザープロセス」、「サーバープロセス」、「バックグラウンドプロセス」があります。
ユーザープロセス
- クライアントからSQLを発行すると発生するプロセスです。
サーバープロセス
- クライアントが発行したSQLを処理するするのがメインのプロセスです。
バックグラウンドプロセス
- サーバープロセスがSQL管理に専念させるため、他のプロセスを監視するためのプロセスです。Oracleインスタンスを起動することで自動で起動します。
- 主なバッググランドプロセスの種類
種類 | 説明 |
DBWn
(データベースライター) | データベースバッファキャッシュ内の変更されたデータをデータファイルへ書き込む |
LGWR
(ログライター) | REDOログバッファにあるREDOログをREDOログファイルへ書き込む |
CKPT
(チェックポイント) | チェックポイント情報を制御ファイルとデータファイルヘッダーへ書き込む |
SMON
(システムモニター) | インスタンスのリカバリを実行する |
PMON
(プロセスモニター) | ユーザープロセス障害からリカバリを実施する |
ARCn
(アーカイバー) | REDOログファイルのコピー(アーカーブファイル)を作成する |
REDO
(リカバラ) | 分散トランザクションに関する障害を自動的に解決する。 |
MMON
(マネージメントモニター) | メモリー内の統計情報をスナップショットとして定期的にデーターベースへ格納する。 |
MMAN
(メモリーマネージャ) | メモリーを必要な場所に動的に割り当てる |
SQLでは特定の項目の昇順、降順ではなく任意の順序で並べ替えて取得することも出来ます。
任意の順序でソートするにはORDER BY句でCASE文を指定する事で取得することが出来ます。
任意の順でソートする例
サンプルテーブル
「BIRTHDAY」テーブル
クエリー(SQL)
|
FROM BIRTHDAY b ORDER BY CASE b.NAME WHEN '佐藤 花子' THEN 1 WHEN '石川 一' THEN 2 WHEN '山田 太郎' THEN 3 END; |
出力結果
SQLでsysdateなどの日付型へ加算、減算してxx日後、xxヶ月後、xx年後を求める方法をメモしておきます。
xx秒後、xx秒前を求める方法
クエリー(SQL)例
- システム日付の30秒後と30秒前を取得する例です。
|
SELECT sysdate "本日の日付", sysdate + 30/86400 "本日の日付 + 30秒", sysdate - 30/86400 "本日の日付 - 30秒" FROM dual; |
実行結果
xx分後、xx分前を求める方法
クエリー(SQL)例
- システム日付の5分後と5分前を取得する例です。
|
SELECT sysdate "本日の日付", sysdate + 5/1440 "本日の日付 + 5分", sysdate - 5/1440 "本日の日付 - 5分" FROM dual; |
実行結果
xx時間後、xx時間前を求める方法
クエリー(SQL)例
- システム日付の2時間後と2時間前を取得する例です。
|
SELECT sysdate "本日の日付", sysdate + 2/24 "本日の日付 + 2時間", sysdate - 2/24 "本日の日付 - 2時間" FROM dual; |
実行結果
xx日後、xx日前を求める方法
クエリー(SQL)例
- システム日付の1日後と1日前を取得する例です。
|
SELECT sysdate "本日の日付", TO_CHAR(sysdate + 1,'YYYY-MM-DD') "本日の日付 + 1日", TO_CHAR(sysdate - 1,'YYYY-MM-DD') "本日の日付 - 1日" FROM dual; |
実行結果
xxヶ月後、xxヶ月前を求める方法
クエリー(SQL)例
- システム日付の1ヶ月後と1ヶ月前を取得する例です。ADD_MONTHS関数は1/31の1ヶ月後は2/28となるように上手く月末日を調整してくれます。
|
SELECT sysdate "本日の日付", TO_CHAR(ADD_MONTHS(sysdate, 1),'YYYY-MM-DD') "本日の日付 + 1ヶ月", TO_CHAR(ADD_MONTHS(sysdate, -1),'YYYY-MM-DD') "本日の日付 - 1ヶ月" FROM dual; |
実行結果
xx年後、xx年前を求める方法
クエリー(SQL)例
- システム日付の1年後と1年前を取得する例です。ADD_MONTHS関数に12の倍数を指定することで年単位での加減算が可能となります。
|
SELECT sysdate "本日の日付", TO_CHAR(ADD_MONTHS(sysdate, 12),'YYYY-MM-DD') "本日の日付 + 1年", TO_CHAR(ADD_MONTHS(sysdate, -12),'YYYY-MM-DD') "本日の日付 - 1年" FROM dual; |
実行結果
「駑馬十駕」 IT系情報を中心に調べた事をコツコツ綴っています。