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🪟 Windows 11のファイル検索を極める!日付・サイズ・種類で一瞬で絞り込む方法

Windows 11では、ファイル数が増えるほど「どこに保存したか分からない!」という悩みが増えます。
しかし、エクスプローラーの検索オプションを使えば、日付・サイズ・ファイル種類などを指定して、目的のファイルを一瞬で見つけることができます。

この記事では、Windows 11の詳細検索機能を最大限に活用する方法を、図解イメージ付きでわかりやすく紹介します。


🔍 1. エクスプローラーで検索バーを開く

  1. **エクスプローラー(フォルダ)**を開きます。

  2. 右上にある検索バー(虫眼鏡アイコン)をクリック。

  3. 検索したいキーワード(例:「レポート」「jpg」「2024」など)を入力します。

ここで単純な検索を行うだけでも十分ですが、オプション指定を加えることで検索精度を大幅に上げることができます。


📅 2. 更新日で絞り込む(date:)

ファイルを「いつ保存・更新したか」で探す場合は、以下のように入力します。

目的入力例
昨日更新したファイルdate:yesterday
今週作成されたファイルdate:this week
先月のファイルdate:last month
特定の日付(例:2025/11/05)date:2025/11/05
期間指定(例:2025/11/01~2025/11/09)date:2025/11/01..2025/11/09

📌 ポイント
..(ドット2つ)で期間検索が可能です。
「日付フィルター」はバックアップ確認やレポート提出物の検索に便利です。


📁 3. ファイル種類で絞り込む(kind:)

ファイルの種類(ドキュメント・画像・動画・音声など)で検索することも可能です。

種類入力例
画像ファイルkind:pictures
動画ファイルkind:videos
音楽ファイルkind:music
ドキュメントkind:documents
圧縮ファイル(ZIPなど)kind:compressed

📌 応用例
「Excelの報告書」だけ探したい場合は、
👉 kind:documents filename:報告書.xlsx のように複数条件を組み合わせることもできます。


💾 4. ファイルサイズで絞り込む(size:)

ファイルサイズを条件に検索することで、容量を圧迫している大きなファイルを簡単に見つけられます。

目的入力例
1MB以下のファイルsize:small
1MB〜128MBの中サイズファイルsize:medium
128MB〜1GBの大きなファイルsize:large
1GB以上のファイルsize:huge
範囲指定(例:50MB〜200MB)size:50000KB..200000KB

📌 豆知識
size: は単位を「KB」「MB」「GB」で指定できます。
たとえば size:>100MB とすれば100MB以上のファイルを検索可能です。


⚙️ 5. 複数条件を組み合わせる

検索構文を組み合わせることで、さらに強力な検索ができます。

例)

➡ 「今月作成された5MB未満のドキュメントファイル」を表示。


🧠 6. GUI操作で条件を設定する方法(初心者向け)

キーボード入力が苦手な方は、次の手順でも同じことができます。

  1. 検索バーをクリック

  2. 上部メニューの「検索タブ」を開く(表示されない場合は何か入力してEnter)

  3. 「日付の変更」「サイズ」「種類」などのボタンを選択して条件を追加

これらは内部的に date:kind: を自動入力してくれるだけなので、入力式を理解しておくとより柔軟に検索できます。


⚠️ 7. 注意点とトラブル対策

  • 検索結果が出ない場合は、インデックスが無効になっている可能性があります。
    → [設定] → [プライバシーとセキュリティ] → [検索のアクセス許可] で確認。

  • 外付けドライブはデフォルトでインデックス対象外です。必要なら手動で追加します。

  • 一部のフォルダ(システム領域やOneDrive同期中など)は検索が遅くなる場合があります。


✅ まとめ

絞り込み項目キー
日付date:date:this week
種類kind:kind:documents
サイズsize:size:>100MB

Windows 11のエクスプローラー検索を理解すれば、膨大なファイルからでも目的のデータを数秒で見つけることが可能です。
ぜひ、日常業務や個人の整理にも活用してみてください!


💡 補足:検索結果が出ないときは「インデックス対象外」が原因かも?

Windows 11の検索では、「インデックスに登録されていない場所」では正しく絞り込み検索が動作しないことがあります。
特に Dドライブや外付けHDD、NAS、USBメモリ はデフォルトでインデックス対象外になっています。

そのため、次のような現象が起こります:

  • datemodified:2025/11/09 で検索しても何も表示されない

  • ファイル名検索はできるのに、日付・サイズ・種類の絞り込みが効かない

  • 「検索結果に一致する項目はありません」と表示される


✅ 対処法:インデックスのオプションに追加する

  1. スタートメニューで「インデックスのオプション」と検索して開く

  2. 画面下部の「変更」ボタンをクリック

  3. 「インデックスされる場所」一覧から、検索対象にしたいフォルダ(例:D:\img)にチェックを入れる

  4. 「OK」を押した後、右下の「詳細設定」→「再構築」を実行

インデックスが再構築されると、数分〜数十分後に日付やサイズなどの絞り込みが正しく動作するようになります。


🧠 補足ポイント

  • インデックスは PCの検索スピードを大幅に向上させる仕組みです。

  • 頻繁に使う作業用フォルダはインデックスに追加しておくと便利。

  • 逆に容量の大きいバックアップ用ドライブなどは追加しない方が快適です。


🔧 インデックス設定の確認場所

操作手順
設定アプリから開く設定 → プライバシーとセキュリティ → Windows Search → 詳細インデックス設定
コントロールパネルから開くスタート → 「インデックスのオプション」と検索

XML解析の基本!Javaで要素や属性を取得する方法

システム開発やデータ連携の現場では、設定ファイルやAPIレスポンスなどでXML形式のデータを扱う機会が多くあります。
この記事では、Javaを使ってXMLを解析し、要素(タグ内の値)や属性を取得する基本的な方法を解説します。


XML解析の代表的な方法

JavaではXMLを解析するために、いくつかのAPIが用意されています。

解析方法特徴
DOM(Document Object Model)メモリ上にXML全体を読み込み、ツリー構造で扱う。小規模ファイル向き。
SAX(Simple API for XML)イベント駆動型で順次読み込む。大規模ファイル向き。
StAX(Streaming API for XML)ストリーム処理を行いながら解析。SAXより柔軟。

今回は最も基本的なDOMパーサを使用します。


DOMパーサでXMLを解析する手順

以下のサンプルXMLを例にします。


Javaサンプルコード 


実行結果


ポイント解説

  • DocumentBuilderFactory:XML解析のためのインスタンスを生成

  • getDocumentElement():ルート要素を取得

  • getElementsByTagName():指定タグのノードリストを取得

  • getAttribute():要素の属性値を取得

  • getTextContent():タグ内のテキスト値を取得


よくあるエラー例

エラー内容原因と対処法
FileNotFoundExceptionXMLファイルのパスが誤っている。絶対パスまたは相対パスを確認。
SAXParseExceptionXML構文が正しくない(タグの閉じ忘れやエンコーディング不一致など)。
NullPointerException該当タグが存在しない場合にitem(0)でNullを参照している。要素の存在チェックを追加する。

まとめ

  • XML解析ではDOM・SAX・StAXなどの手法がある。

  • 小規模なXMLではDOMパーサが使いやすい。

  • ElementNodeListを通じて要素・属性を自由に操作できる。

JavaでXMLを扱う基本を押さえておくと、設定ファイルや外部システム連携処理をスムーズに開発できます。

PowerShellの構文エラー原因TOP3:全角引用符・NBSP・BOM

🧩 PowerShellの構文エラー原因TOP3:全角引用符・NBSP・BOM

PowerShellスクリプトを実行したときに、
UnexpectedToken」や「文字列に終端記号がありません」という赤エラーが出て動かない——。
そんな経験はありませんか?

実はこれらの構文エラー、文法ミスではなく「文字の種類」 が原因で起きていることが非常に多いです。
特に日本語環境では、以下の3つがPowerShellを混乱させる典型的なトラブル要因です。


🥇 第1位:全角引用符(“ ”、” ”)

最も多いのがこれ。
WordやWebサイト、ブログなどからコードをコピーした際に、
「普通のダブルクォート(")」が「全角のスマートクォート()」に変わってしまう現象です。

PowerShellはこれを文字列の区切りとして認識できません
そのため以下のようなエラーが出ます。

式またはステートメントのトークン '営業企画部' を使用できません。

🔧 対処法:

  • 全角の “ ” を半角の ” ” に置換

  • コードエディタで「スマートクォート自動変換」をOFFにする


🥈 第2位:NBSP(ノーブレークスペース)

見た目は半角スペースですが、内部的には U+00A0 という別の文字です。
HTMLページやブログからコピーしたときに非常によく混入します。

PowerShell上では、
「半角スペースとして解釈されない」ため構文が崩れ、
UnexpectedToken などの不可解なエラーが出ます。

🔧 対処法:

  • サクラエディタやVS Codeで「不可視文字表示」をONにする

  • 以下のコマンドでNBSPやゼロ幅文字を除去可能:


🥉 第3位:BOM付きUTF-8で保存されている

UTF-8自体はPowerShellでも推奨されていますが、
「BOM(Byte Order Mark)」付きUTF-8 で保存された .ps1
スクリプトの先頭に見えない U+FEFF が混入し、これが原因で構文エラーになる場合があります。

🔧 対処法:

  • ファイルを UTF-8(BOMなし) で保存

  • サクラエディタやVS Codeで「保存形式:UTF-8(BOMなし)」を明示的に選択


✅ エラーを防ぐためのおすすめ設定

PowerShellのスクリプトを書くときは、以下の設定を徹底すると安心です。

・エンコード:UTF-8(BOMなし)
・行末コード:CRLF
・クォート文字:必ず半角(" または ')
・不可視文字表示:ON
・自動変換(スマートクォート、全角変換など):OFF

🧰 トラブルを一掃するワンライナー

既におかしな文字が混入している場合は、
次のPowerShellコマンドでクリーンアップできます。

これで、全角クォート・NBSP・BOMをすべて除去できます。


🚀 まとめ

PowerShellの構文エラーの多くは「コードが壊れている」のではなく、
文字の種類が混ざっているだけ です。

  • “全角クォート” → 半角 " " に直す

  • “NBSP” → 普通のスペースに置換

  • “BOM付きUTF-8” → BOMなしに保存

この3点を意識するだけで、
もう意味不明な赤いエラーに悩まされることはありません。

PowerShellでExcel操作を自動化!セル入力・保存・集計まで一括処理

日々の業務でExcelを開いてデータ入力・集計・保存を繰り返していませんか?
PowerShellを使えば、Excelアプリを自動で起動し、セル操作や保存、集計まで一括処理できます。
この記事では、PowerShell × Excel COMオブジェクトを活用して、実際に自動化する方法を解説します。


1. Excelアプリを起動してシートを開く

まずはExcelをPowerShellから操作する基本構文です。

このスクリプトを実行すると、Excelが自動的に起動して新規ブックが作成されます。


2. セルへデータを自動入力する

次に、セルに値を入力してみましょう。


3. 合計を自動で計算する(SUM関数)

PowerShellからExcel関数を呼び出すことも可能です。

これで「B2:B3」の合計が自動的に計算されます。


4. ファイルを自動保存する

作成したブックを任意の場所に保存します。


5. 応用:既存ファイルを開いて集計処理する

既にあるExcelファイルの集計を自動で行うこともできます。


まとめ

PowerShellを使えば、Excelの単純作業を一瞬で自動化できます。
日次レポートや集計処理などをバッチ化しておけば、毎日のExcel作業をゼロにすることも可能です。

Windowsで「DNSが応答しません」と出た時の原因と対処法

インターネット接続が突然できなくなり、「DNSが応答しません」というメッセージが表示されたことはありませんか?
このエラーは一見難しそうに見えますが、原因は設定ミスや一時的な通信トラブルなど、比較的シンプルな場合が多いです。
この記事では、「DNSが応答しません」エラーの原因と解決方法をわかりやすく解説します。


🧩DNSとは?

DNS(Domain Name System)は、URL(例:https://google.com)をIPアドレス(例:142.250.196.14)に変換する仕組みです。
つまり、DNSが正常に動作しないと、ブラウザが目的のサーバーを見つけられず、インターネットにアクセスできなくなります。


🚨主な原因

1. ネットワーク機器や通信環境の一時的な不具合

ルーターやモデムが長時間稼働していると、DNSの応答が遅延することがあります。

2. DNSサーバー側の障害

契約しているプロバイダ(ISP)のDNSサーバーが一時的にダウンしている場合もあります。

3. DNS設定の誤り

手動で設定したDNSアドレスが間違っていたり、古いキャッシュが残っていると通信できません。

4. セキュリティソフトやVPNの影響

一部のセキュリティ製品やVPNが通信をフィルタリングして、DNS応答をブロックすることがあります。

5. ネットワークドライバの不具合

Windows Updateやドライバ更新後に、ネットワークアダプタが正常に動作しなくなるケースもあります。


🧰対処法

✅ 1. ネットワーク機器を再起動

  • ルーター・モデムの電源を切り、1分ほど待ってから再起動します。

  • PC側も再起動し、接続が復旧するか確認します。

✅ 2. DNSキャッシュをクリア

コマンドプロンプトを管理者権限で開き、以下を入力:

これで古いDNS情報がリセットされます。

✅ 3. Google Public DNSを設定

  1. コントロールパネル → 「ネットワークと共有センター」

  2. 使用中の接続を選択 → 「プロパティ」

  3. 「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択

  4. 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選び、以下を入力:

    • 優先DNSサーバー:8.8.8.8

    • 代替DNSサーバー:8.8.4.4

✅ 4. セキュリティソフト・VPNを一時的に無効化

一時的に停止して通信が回復するかを確認します。
(※終了後は必ず再有効化してください)

✅ 5. ネットワークアダプタを再インストール

  1. デバイスマネージャーを開く

  2. 「ネットワークアダプタ」から使用中のアダプタを右クリック

  3. 「デバイスのアンインストール」→ 再起動で自動再インストールされます。

✅ 6. 「ネットワークのリセット」を実行

  • 設定 → 「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」→「ネットワークのリセット」
    を実行すると、ネットワーク設定が初期状態に戻ります。


🧭補足:一時的な障害かを見極める方法

スマホで同じWi-Fiに接続してWebサイトを開いてみましょう。
スマホでも表示されない場合は、ルーターやプロバイダ側の障害が濃厚です。
一方、PCのみ接続できない場合は、Windows側の設定やドライバが原因です。


🧱まとめ

原因主な対処法
ルーターやモデムの不具合再起動
DNSサーバー障害Google DNSへ切り替え
キャッシュや設定の問題ipconfig /flushdns
セキュリティソフト・VPN一時的に無効化
ドライバ・設定不良ネットワークリセット

Oracle「ORA-02049: timeout: distributed transaction waiting for lock」エラーの原因と解決策まとめ

🧩 ORA-02049とは

ORA-02049: timeout: distributed transaction waiting for lock は、Oracleデータベースの分散トランザクション(Distributed Transaction)で、ロック待ち状態が一定時間続いた結果、タイムアウトが発生したことを示すエラーです。
通常のローカルトランザクションではなく、DBリンクを跨いだ処理を行っている際に発生する点が特徴です。


🔍 主な発生原因

このエラーの原因は大きく分けて以下の3つです。

① 他セッションがロックを保持している

別のトランザクションがまだコミットまたはロールバックされておらず、対象の行・表をロック中。
そのため、他ノードや他セッションからの更新がブロックされ、一定時間後にタイムアウトします。

② 分散トランザクション中のロック競合

UPDATE table@remote_db ... のように DBリンクを通じてリモートDBを更新 している場合、リモート側でロックが競合すると、ローカル側から見ると「ロック待ち」となり、このエラーが発生します。

③ タイムアウト値が短すぎる

システムパラメータ DISTRIBUTED_LOCK_TIMEOUT の値が短く設定されていると、ロック解放前にタイムアウトしてしまうことがあります。
デフォルトは 60秒 です。


⚙️ ロック状況の確認方法

発生原因を特定するには、まずどのセッションがロックを保持しているかを確認します。

ロックを保持しているセッションが特定できたら、以下のように解放することも可能です。

※運用環境では慎重に実施してください。未コミットデータが失われる可能性があります。


⏱️ タイムアウト設定の調整

ロックが頻繁に発生する分散環境では、待機時間を長めに設定することで回避できる場合があります。

この例では、待機時間を 300秒(5分) に延長しています。


💡 類似エラーとの違い

エラーコード内容特徴
ORA-00060デッドロックが検出された両者が互いに待機し合う状態
ORA-02049分散トランザクションのロック待ちタイムアウトリモートDBを跨ぐ処理で発生

ORA-02049デッドロックではなく、単純なロック待ちタイムアウト である点に注意してください。


✅ まとめ

項目内容
エラー番号ORA-02049
メッセージtimeout: distributed transaction waiting for lock
主な原因分散トランザクション中のロック待ち
対応策ロック保持セッションの確認・解放、タイムアウト値調整
推奨設定DISTRIBUTED_LOCK_TIMEOUT = 300(状況に応じて)

Windows 11でBitLockerの回復キーが突然要求される不具合が発生中!原因と対処法まとめ

最近、一部のWindows 11環境でBitLockerの回復キーを突然要求される不具合が報告されています。
普段は自動的に解除されるはずの暗号化ドライブが、突如ロック状態となり、起動時に回復キー入力を求められるケースが増加中です。

特に最近のWindows Updateやドライバ更新、BIOS設定変更を行った直後に発生する傾向があり、業務PCや個人端末問わず影響が出ています。
この記事では、この問題の主な原因と具体的な対処法を分かりやすく解説します。


💡BitLockerとは?

BitLocker(ビットロッカー)は、Microsoftが提供するディスク暗号化機能で、PCの盗難やデータ漏えいを防ぐために搭載されています。
通常はTPM(Trusted Platform Module)と連携しており、正しいハードウェア構成と署名情報が検証されれば自動で復号されます。

しかし、TPMの認証情報が変化すると「別のマシンに移動した」と判断され、回復キーの入力が必要になることがあります。


⚠️ 不具合の概要

2025年11月時点で確認されている症状は次の通りです:

  • Windows 11起動時にBitLocker回復キーの入力画面が表示される

  • BIOSやTPM設定を変更していないのに発生する

  • 最近の**Windows Update(KB503xxx系)**の適用後に増加

    • Windows 11/Windows 10 向けの 2025年10月14日以降にリリースされたセキュリティ更新プログラム(KB ナンバー明記されず、「Originating KBs listed above」としている) によって、回復キー画面が表示される不具合が発生している。

    • また、2025年5月時点で、Windows 10 用の更新「KB5061768」が、5月13日リリースの「KB5058379」に関連して回復キー不具合を修正するためのものとして報じられています。

  • Microsoftアカウントにサインインしていないユーザーは回復キーの確認が難しい


🔍 主な原因

以下の要因が複合的に関係していると見られています。

  1. Windows Update後にTPM情報が再認証された
    → ハードウェア構成が変わったと誤認識される。

  2. BIOS設定(Secure Boot / TPM)の一時的リセット
    → BIOS更新時にTPMが初期化されることがある。

  3. ドライバ署名やブートローダーの不整合
    → BitLockerが「システム改変」と判断しロックをかける。

  4. 企業環境でのポリシー適用
    → IntuneやActive DirectoryでBitLockerポリシーが再構成されるケース。


🧭 対処法まとめ

✅ 1. 回復キーを入手する

まずは回復キーを入手しましょう。Microsoftアカウントでログインしている場合は以下の手順で確認できます:

🔗 https://account.microsoft.com/devices/recoverykey

また、企業PCの場合は以下の場所にも保管されている可能性があります:

  • IT管理者(Active Directory / Intune)経由

  • USBメモリに保存したキー

  • 印刷して保管したキー


✅ 2. 回復キーを入力して起動

回復キー(48桁の数字)を入力するとWindowsが起動できます。
起動後、以下のコマンドでBitLockerの状態を確認します:

この結果で「保護が有効」となっている場合は、自動ロック解除設定が解除されている可能性があります。


✅ 3. 自動ロック解除を再設定する

BitLockerを再設定することで、次回から自動復号が有効になります:

または設定アプリから:

  1. 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「デバイス暗号化」

  2. 「BitLockerの管理」→「ドライブの自動ロック解除を有効にする」


✅ 4. BIOS/TPM設定を確認する

  • TPM(Trusted Platform Module)が有効になっているか

  • Secure Bootが有効なままか

  • BIOSの日付がリセットされていないか

これらが変更されていると再び回復キー要求が発生するため、設定の整合性を確認しましょう。


🧱 今後の対策

  • Windows Update直後は再起動前に「BitLockerを一時停止」しておく

  • BIOS更新前にも同様に一時停止

  • 回復キーはクラウド(Microsoftアカウント)とオフライン両方にバックアップ


🗣️ まとめ

項目内容
発生現象起動時にBitLocker回復キーが求められる
主な原因TPM再認証・BIOS更新・署名不整合など
一時対応回復キーを入力して起動
恒久対応BitLocker保護の再設定、TPM設定の確認
予防策Update前にBitLockerを一時停止しておく

管理者必見!PowerShellでシステム情報・ハードウェア情報を一括取得するスクリプト

システム管理者や情シス担当者にとって、複数台のPCやサーバーのハードウェア情報・OS情報を一括で把握することは欠かせません。
PowerShellを使えば、標準コマンドレットだけでCPU・メモリ・ディスク・ネットワーク・OSバージョンなどをまとめて取得できます。

この記事では、実用的な一括取得スクリプト例と出力方法を詳しく解説します。


🧠 PowerShellで取得できる主なシステム情報

PowerShellでは以下のような情報を簡単に取得できます。

項目コマンドレット内容
OS情報Get-CimInstance Win32_OperatingSystemバージョン、インストール日、ビルド番号
CPU情報Get-CimInstance Win32_ProcessorCPU名、コア数、スレッド数、クロック周波数
メモリ情報Get-CimInstance Win32_PhysicalMemoryメモリ容量、スロット数、メーカー
ディスク情報Get-CimInstance Win32_LogicalDiskドライブレター、空き容量、総容量
ネットワーク情報Get-CimInstance Win32_NetworkAdapterConfigurationIPアドレス、MACアドレス
BIOS情報Get-CimInstance Win32_BIOSBIOSバージョン、リリース日

💻 システム情報を一括取得するスクリプト例

以下のスクリプトをPowerShellに保存して実行すると、主要なハードウェア情報をまとめて取得できます。


🗂 結果をCSVで出力する場合

複数台の端末を管理する場合は、CSVファイルに出力しておくと便利です。


⚙️ リモートPCから取得する方法

Active Directory環境などで、他の端末の情報も取得したい場合は次のようにします。

PowerShellリモーティングを有効化すれば、ドメイン内の端末を横断的に管理できます。
(事前に Enable-PSRemoting -Force を実行しておく必要があります。)


🔒 実行時の注意点

  • 管理者権限でPowerShellを起動する必要があります。

  • 一部の情報(BIOS・ネットワーク)取得にはセキュリティ制限がかかる場合があります。

  • WinRM通信がブロックされている環境では、リモート取得が失敗する場合があります。


✅ まとめ

要点内容
スクリプト1本で主要なシステム情報を取得可能OS・CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク・BIOS
CSV出力で資産管理にも活用できる複数端末の一覧作成に最適
リモートPC情報も取得可能Get-CimInstance -ComputerNameを活用

PowerShellを使えば、GUI操作より数倍早く正確に情報を収集できます。
システム管理の自動化・標準化の第一歩として、ぜひこのスクリプトを活用してみてください。

サブクエリを使ったUPDATE文:別テーブルの値で更新する方法

■ 概要

SQLでデータを更新する際、別のテーブルの値を参照してUPDATEしたい場面は多くあります。
たとえば、マスタテーブルの最新情報でトランザクションテーブルを更新するケースなどです。

この記事では、Oracleデータベースを例に、サブクエリを使ったUPDATE文の書き方をわかりやすく解説します。


■ 基本構文

Oracleでサブクエリを用いたUPDATEを行う場合、基本的な構文は次の通りです。

ここで重要なのは、
SET句の中でサブクエリを使って値を取得し、
WHERE EXISTSで更新対象を限定する点です。


■ 実際の例:商品価格マスタをもとに在庫テーブルを更新

【例題】

  • PRODUCT_MASTER(商品マスタ)テーブル:

    • PRODUCT_ID

    • PRICE(最新の価格)

  • STOCK_INFO(在庫情報)テーブル:

    • PRODUCT_ID

    • PRICE(販売価格を更新したい)

【目的】

マスタの最新価格を在庫情報に反映する。

【SQL例】


■ ポイント解説

  1. サブクエリは1行1列を返す必要がある

    • サブクエリが複数行を返すと ORA-01427: single-row subquery returns more than one row エラーになります。

    • PRODUCT_IDなどの条件で一意に絞り込みましょう。

  2. WHERE EXISTSで更新対象を限定

    • EXISTSを使わない場合、サブクエリが該当しないレコードは NULL で更新される可能性があります。

    • 余計な更新を防ぐためにも、WHERE EXISTSを併用するのが安全です。

  3. パフォーマンス最適化のためにインデックスを確認

    • 結合条件に使う列(例:PRODUCT_ID)にはインデックスを付与すると高速化できます。


■ 別の書き方:MERGE文を使う方法

Oracleでは、サブクエリUPDATEの代わりにMERGE文を使っても同じことができます。

MERGE文は「更新または挿入」を同時に扱える構文で、
大量データ更新時にはこちらの方が効率的なこともあります。


■ まとめ

方法特徴
サブクエリを使ったUPDATEシンプルで分かりやすい。少量データ更新に最適。
MERGE文更新+挿入を同時に扱える。大量データ更新に向く。

■ この記事のポイント

  • Oracleでサブクエリを使ったUPDATEは「単一行サブクエリ+EXISTS」で安全に実装する

  • 一意性を保証できない場合は MERGE の利用を検討

  • インデックス設計で性能を最適化

WinMergeのテーマ変更・ダークモード設定方法

WinMergeはファイルやフォルダの差分比較ツールとして非常に優秀ですが、デフォルトテーマのままだと長時間作業で目が疲れることがあります。

2.16.40以降の新バージョンでは、ついに「ライト/ダークテーマ切り替え」が標準機能として搭載されました。
これにより、設定ファイルをいじらなくてもワンクリックでダークモードにできます。


1. テーマ設定画面の開き方

  1. WinMergeを起動

  2. メニューから
     「編集(E)」 → 「設定(O)」 を選択

  3. 左ペインから 「色 > 配色」 をクリック

すると、次のような画面が表示されます👇


2. 色モードの選択

画面上部にある「色モード」で、WinMergeの全体テーマを切り替えられます。

モード内容
ライト明るい背景の標準テーマ(従来のデフォルト)
ダーク暗い背景のダークテーマ(夜間作業におすすめ)
システム設定に合わせるWindowsのテーマ設定に連動(自動切替)

3. テーマ配色の選択

その下の「ライトモード用配色」と「ダークモード用配色」では、テーマごとに色のプリセットを選べます。

💡おすすめ設定:

  • ライトモード配色Default(標準)

  • ダークモード配色VS Dark(Visual Studio風の見やすい暗色テーマ)

必要に応じて、ユーザ独自の配色を保存することも可能です。


4. ユーザ定義配色を保存する

自分で微調整した配色を保存したい場合は、
画面下部の「現在の配色を保存(S)…」ボタンをクリックします。

保存したカスタムテーマは「ユーザ定義配色」に登録され、再利用可能になります。


5. 設定のエクスポート・インポート

画面左下のボタンから、テーマ設定を他のPCへ共有することもできます。

  • インポート:保存済みの設定ファイルを読み込む

  • エクスポート:現在の設定をファイルに書き出す

社内や複数PCで統一テーマを使いたいときに便利です。


6. 変更を適用

設定が完了したら「OK」を押すだけで即反映されます。
テーマ変更後に画面が反映されない場合は、一度WinMergeを再起動してください。


🎨 まとめ

項目操作内容
設定場所編集 → オプション → 色 → 配色
色モードライト/ダーク/システム連動
おすすめ配色VS Dark(暗色)
カスタム保存現在の配色を保存ボタンで可能
共有方法エクスポート/インポート対応